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無笑 ~正月から自称ヤクザが怒鳴り込んでくる程度にはどこにでもある日常編~  作者: 鴉野 兄貴


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オレオレ。俺だよ。今すぐ金くれ

 今だあるオレオレ詐欺。


 電話が普及しはじめた明治時代にも被害報告がある。

 その内容も年々巧妙化、進歩していて外国人マフィアもからみ被害は拡大する一方。


 鴉野は一時期床下系の会社に勤めていたことがあると述べた。

 その時の心理、彼ら的な正義について述べたい。


 結論としてあの手の人たちは犯罪するより曲がりなりにも会社(業務は犯罪でも会社なのです)で高額報酬をもらったほうが暮らしやすいのでいくらでも無茶をする。


 彼等の内幕。その実態は高卒中卒、暴走族、元ホームレス、ギャンブル狂いなどなど普通に働いたらワープアまっしぐらな人々。

 あと某国関係とか。あえて書かないが察してほしい。某宗教や某被差別系団体も狙ったり狙う側に立つ。


 弱い者たちは弱い者同士たたき合い、本当に強い奴には抵抗できないものらしい。どこぞのチェコスロバキアみたいに嫌な権力者を窓から放り出す伝統技があるわけではないのである。

 彼らをいつ回収できるかわからぬ借金縛りで無茶させるのも高額報酬で無茶させるのも使う側的には似たようなもので、それなら報酬ドンとして成果主義にして無茶させるほうがいい。


 意味が解らない人に軽く解説。


 借金をトイチだの10割だの何でもいいが無茶な利息をつけて奴隷奉公させてもいいが、どう考えても返済能力に乏しいヤツはどこまで青天井の利息をつけても払ってくれない。しかし、高額報酬を餌に基本給を限りなくゼロに近い状態で働かせれば死ぬ気で仕事してくれるのである。


 鴉野的にいえば、この辺は犯罪系企業のほうが福利厚生で賢い。


 高卒中卒はよっぽどの技能がなければ自分が一生ワーキングプアで結婚も出来ずに女と言えば底辺の風俗女と一時の情、歳をとっていけばそれすら嫌な顔をされるようになるとかそんなことは自分でもわかっていたりする。


 被差別系の人たちは自分たちが結婚などをする際、なんといわれるか知っている。

 犯罪者たちはわかっている。つかまった時の悲哀、出所してもまともな職につけず、まともな職についても最底辺で死ぬまでこき使われることを。


 こういった会社。


 大抵は成果主義で、基本給が無い、もしくは数万円から五万円ほどだったりする。下っ端は逆に国の定める最低賃金になることで最低限が保障される。ただし多大なボーナスがつく。


 下っ端は衣食住とは言わないが、最低住むところくらいは用意してもらえる。


 それなら昇進しないほうが良いと思われるだろうが、上に立つ奴は全責任を被る代償に『営業』が成功した場合多大な報酬を得る。鴉野が代理その他に聞いた限りでは会社が雇った(?)個人事業者扱いらしい。よくわからんがそういうものらしい。


 そして、自分たちの境遇が境遇だけに、よその訪問販売員が無茶をすると憤り、それなら俺たちの手にかかったほうが良いと本気で義憤をもって業務にあたるのである。意味不明だろうがそういうものだ。


 最後に軽くアドバイス。


 訪問販売の人が狙う家は『訪問販売お断り(交渉で退ける能力が無いと公言している』『公務員。年金その他政府支給のお金をもらう人。小金持ち(自分で泥水啜って金を手に入れないので財布のひもが緩いと判断される)。専業主婦、株などやっている人』『いまは亡き新興産業のサイゼリアや瓦、塗装などなど訪問販売のあとがある家』などがあります。


 逆に本当の金持ちはケチで固定の業者を持つので相手にしません。


 弱いものが弱いものを叩き搾取しあい、強い者たちは高みの見物でマネーゲームに励む。


 これが真理なら、そんな真理は要らない。


 放送大学の回し者じゃないが、こういった人々は自分の家族に対してはいい教育を施そうとする。これは人情らしい。


 教養は底辺脱出のきっかけになる。教育はステータスになる。


 どんなに遅くても学び続ける気持ちこそが、未来を切り開くのかもしれない。

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