表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無笑 ~正月から自称ヤクザが怒鳴り込んでくる程度にはどこにでもある日常編~  作者: 鴉野 兄貴


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

125/285

紙とインクと手間暇と

『書籍化したからなろう引退する。ざまぁ』


 概要するとこういう内容のコメントを頂いた。

 そしてそのまま退会された方がいた。ちなみに、ざまぁと言われてしまった側の連中は書籍化することにさほど価値を見出していないと思う。


 鴉野は知り合いがなんらかのトラブルに巻き込まれていたので仲裁に入ったのだが普通に『なんだてめえ。こいつの仲間か』と殴られて逃げられた形になる。

 仲裁というのはお互いの意見を聞くので『君はこう思うのか。俺もこう思う』と迎合する必要性もある。自然、両方からぶん殴られる可能性が高い。無視すれば良いのだが鴉野的に黙っているよりはかかわったほうが良いことが多い。

 実体験は何より重要な糧となる。


 本というのは紙とインクでできている。あと接着剤とか閉じの糸とか。

 それだけであるが、内容その他で単価や売り上げがまったく違うものになる。


 つまり、原材料のコストより人件費がかかるのが書籍だ。

 人件費がかかるということは多くの人の生活を担っている。



 朝日新聞の慰安婦報道が虚報であるというのは皆知っているけど朝日のお家芸的なアンチだろうと生暖かい目で見ていたら普通に先日虚報でしたと今更言説を翻した。吉田証言って小説だろう。なろう作家だってこんな悪趣味な話は書かないが。書いていてもポイントは入らないと思う。間違いなく。でも本人はとっても正義。

 理想の元に、素晴らしい芸術を書いたと思っているだろうから始末に悪い。


 文学を書く奴にはすごく多いのだが自作こそ芸術で至高と思っている。

 理解できないヤツは頭が悪いとか少なからず思っているのでまったく改善とかしない。おまけに精神が弱いのですぐへこむし周囲に当たり散らす。

 普通に迷惑極まりないのだがご同類がヒモをさせて食わせてくれるので余計増長する。


 欠点を指摘されると烈火のようにキレる。

 そして自分は大人で誰より高潔だとか信じている。


 まぁその紐の根元がキレることはまれにあるのが今回の事態だ。


 新聞を配っている会社の人から『慰安婦報道を理由に朝日新聞の購読を辞めると言えば三か月無料にする』とお話があった。

 まさか三か月の新聞代で日本国民が今後諸国に払う銭が賄えるはずがないので謝罪というより新聞を売る会社の都合らしい。朝日新聞の会社と新聞を売る会社は別の会社だし。

 原価は紙とインクなので、慰安婦報道の不備のせいで売り上げが落ちたと朝日に抗議すればなんらかの特になる仕組みが新聞を売る会社にはあるのだろう。

(※詳しいことは『押し紙』でググってください)


 思想より売り上げ。

 芸術より娯楽と一時の悦楽。

 実に健全ではないか。


 紙切れとインクに価値を出すものは何か。

 その合間で人々を養えるものは何か。


 文章を書くものは『俺の芸術や素敵な思想を理解しないヤツは愚民』とかなんとかいうよりとりあえず受ける話を先に書くべきだ。

 数十年間慰安婦ネタを受けるネタとした朝日新聞も今度は受けるどころか首を絞めると思うとさっと逃げた。いいタイミングだ。

 第三者委員会といって身内で固め、謝れそうなところは謝って尻尾をきり、外国との関係や韓国メディアに与えた影響はほとんどないと言わせる。

 そんなわけねーだろ! と思う人はたくさんいると思うが一時的に損しても最後に金が稼げればそれで社員は養える。

『てめえのいい加減な報道でこっちの売り上げは激減だ。責任取れ』

 こういうことで新聞売りの会社の皆さんも儲かっている。


 損したのは三十年間面白がった国民と読者だけだ。



 最初に戻る。

 鴉野にメッセージを送ってきたその方をおって数名もの方がなろうを退会された。きっと彼らは芸術性に富んだかの人の作品なしでは生きられない熱心なファンだったに違いない。


 そこ。

 自演垢がばれかけたんだろうとか根拠のない中傷を言うな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ