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大地の底からコンニチハ  作者: 近衛
王都編
6/9

初めての鍛冶屋さん




 さて、ガラゴロガラゴロ馬車に乗ってきたワタクシですよ。



 灰色の石で出来た立派なアーチをくぐると、そこは賑やかな街並みでした!



 わー明るーい!!

 色とりどりー!!

 人がたくさーん!!

 お店もたくさーん!!



 キョロキョロという勢いで周囲を見回していると、どうやらこの街に入ってきた荷馬車はワタクシを積んだ一台だけみたいでした。

 途中、なんだか長時間停車していた時に何かあったのかもしれませんね。

 まあワタクシ、なんだか貴重みたいなので、何処か違う場所へ運ばれたのかもしれませんけどね。


 さて周囲を見ていると、不思議なことに気づきました。



 ……いや、ワタクシ袋詰めされてるんですけど、なんで周りが見えるんでしょうね?

 というかワタクシ、鉱石なので目は無い筈なんですけどね?



 己の不思議に思いを馳せていると、ガタンと少々大きな音と共に荷馬車が止まりました。

 お?お?と思っている間にあれよあれよと運び出され、今現在、厳ついおじ様の前に鎮座しております。

 周りを見渡せば、何やら武器・武器・武器のオンパレード。

 ふむ、どうやら此処は『武器屋』か『鍛冶屋』という場所のようですね。


 ……今一瞬脳裏を過ぎった『銃刀法』ってなんなんでしょう。


 ワタクシを難しい顔で睨んでいた、いかにも「親方!!」といった様子のおじ様は、長い長い時間をかけてワタクシを見つめた後に、重々しい口調で言いました。



「……いいだろう。この『魔晶石』でなら、アンタの武器を作ってやる」



 おお、どうやらワタクシはおじ様に認められたようです!!



 でも、『魔晶石』って何なんでしょう?


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