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鉱石の一大事
やあやあ皆さんコンニチハ。
以前もこんな挨拶した気がするね、ワタクシです。
えーとこれ、ピンチ?って言うんでしょうかね??
さっきから、岩石ベッド一枚挟んだ向こう側から音がするんです。
そりゃーもうガンガンガリガリガンガンガリガリ時々ドカーンまたガリガリ。
このままではワタクシの快適な岩石ベッドが粉微塵ですよ。
下手したらワタクシ自身も粉微塵ですよ。
だがしかし、手も足もないワタクシには手も足も出ません。
……結構長い気もしますが、全体的に薄い鉱石生?でしたねぇ……
流されて溜まって、後はひたすらに眠って眠って眠って……
ああ、そんな思い出を呟いているうちに、砕けた岩石ベッドの隙間から眩い光が差し込んできました。
そろそろお別れの時間なんでしょうね。
それでは皆さん、さようなら。
……だと、思ってたんですけどねぇ?