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魔法使いシャオ  作者: 秋華(秋山 華道)
エルフ編
31/43

プロローグⅡ

此処から2章がスタートです。

この世の中は、絶妙なバランスの中に存在する。

1つが崩れると、それに伴って他も崩れる。

それは、1つの綻びから糸が解けてゆくように。

又逆に、1つの出来事から全てが好転する場合も存在する。

この地球も今、1つの出来事から全てが変わろうとしていた。

それは破壊の始まりなのか、それとも明るい未来への序章なのか。

この世界に住む全ての人にも、そして神にすら分からないまま、地球は変わりつつあった。


シャオが南の大陸に渡った後、魔獣退治とアルテミスの復興は、予定よりも早い内に終わった。

シャオはトキョウに一旦戻り、そしてアイと共に旅に出た。

皆それぞれ己にできる事に励み、平和な世界を維持する為に活動した。

しかしあの時の大きな出来事は、それ以降少しずつ世界を変えていた。

ローラシアとの戦いの最中、それは始まりを告げていた。

黒い霧。

黒海を覆っていたそれが無くなったのは、魔界への門を閉じた直後。

そしてその現象はゆっくりと他へも広がりを見せる。

赤道の帯は南北に広がり、僅か数年で黒い霧の存在する地は無くなろうとしていた。

それに伴って地球上の気温と気候は一変した。

今まで人々が暮らしていた赤道付近は、1年を通じて暑い日の続く場所へと変わった。

ある場所は砂漠化し、またある場所は海へと沈んだ。

だから人々は、北へ南へその住まいを、町を移動させていた。

早くに移動した人々は、そこで新たな国を造った。

1つになった人々が、再び別れ始めた。

そして、それは神の悪戯か。

リセットできなかった人々の世界に、新たな人々が生まれていた。

赤い目をした新しい人類。

神はアルマゲドンにより全ての人が死に絶えたと判断した。

そこに新たな人を作った。

人に魔法を与えた。

地下で生き残る人々がいるとも知らずに‥‥


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