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  作者: 青鷺 優
10/22

手記

手記を眺めた。

その文字は当たり前に苦しむようで、私には到底理解できなかった。


何を言っても独りよがりとされ


分かるはずない感情

伝えられない気持ち。


開かれた大脳は何も語らず

ただ孤独と優しさを迎え入れる。


狭くなる自分。

晒された路地。


全てが自分にとっては辛い思いとなっていった。


龍が群青へ姿を化すように

黒が白色へ染まっていくかのように。


自分はただ身を任せ、帆のように風を孕み

ただただ価値観を眺めていた。


二度は会うはずのない価値観を。

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