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小さな勇者リリィ

作者: 蟹地獄

村人A「最近ドラゴンが悪さしてるなぁ~」

村人B「んだんだ、んだな。」


ということで、ある小さな村に住む勇敢な女性、リリィは、ドラゴン討伐の依頼を受けることになった。


村人たちは彼女のことを「おっちょこちょいの勇者」と呼んでいたが、リリィはそれを気にせず、意気揚々と山へ向かう。


山の頂上にたどり着くと、巨大なドラゴンが悠然と横たわっていた。


リリィは思わず「おお、ドラゴン様!お昼寝中ですか?」と声をかける。


ドラゴンは目を覚まし、「何だ、ちっぽけな人間が!?」と驚く。


「私はリリィ!あなたを討伐しに来たの!」とリリィが叫ぶと、ドラゴンは大笑い。


「討伐?君が?おかしい、君の武器は何だ?その…フライパン?」


リリィは恥ずかしそうにフライパンを掲げ、「これであなたを叩きのめすの!」と宣言する。


ドラゴンは笑いをこらえながら、「それなら、まずは私に料理を作ってみろ」と挑発する。


するとリリィは木を集め、焚き火を作り、昼飯用の具材とフライパンを使って、ドラゴンのために特製オムレツを作り始めた。


まさかの展開にドラゴンはつい、そのオムレムを一口食べ、その美味しさに感動し、「もう戦う気はない!君は最高のシェフだ!」と叫ぶ。


結局、リリィはドラゴンを討伐するどころか、友達になり、村に戻って「ドラゴンシェフ」として名を馳せることに。


村人たちは彼女を「おっちょこちょいの勇者」から「料理の天才」に昇格させた。リリィは、戦わずして勝利を収めたのだった。

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