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瓶覗  作者:
3/3

魔が指す

なんで何時もあんな言葉言わせたんだろう

  パパ 好きか?

愛してるって言うてみ

私を満杯にしていく呪文

あの人はその言葉の意知っていたんかな?

  ただの枕言葉やったんかな

私は知らず知らずのうちにその言葉の意味

身体に刻んで刺青みたいに細く細い針でチクチク刺して刻んでいた

その言葉の意味

意味のままに‥

最初の時私の身体を見下ろして言った

そんな墨入ってたら 真っ当に生きて行かれへんぞ   って

私はそんな事 百も承知 承知の介

知ってるよ そう答えた

幾つや

     19

ホンマは幾つや

         知らん

お前は知らんとあかん事を知らん言うて

知らんでもえぇ事知ってるやな

面倒くさいおっさん

そう想いながら恥ずかしくて悔しくて…

泣きそうになった

ただ上を通り過ぎるだけの男の癖に

   うるさい 黙れ

泣きそうな自分が益々恥ずかしくて堪らなかった

もう一回する

そう伝えるとあの人は

飯食いに行こう 延長料金なんぼや

私は言った

私は接待の景品だよ

料金は頂けませんよ ‥伝えて笑った

やけに馬鹿でかい車 

後部座席に2人の男

初めに乗り込んだのは顔も知らない他のお店の少し歳上っぽい細く女だった

その女の人後に乗り込んだ時

手前に居た男が私に手を差し出した

奥の席影のデカい男に引っ張られた

手前の男が笑いながら

おやっさん ロリコンでっか 以外やな

私を男の方にお尻を撫でながら押しつけた

なんだか ホッとした

お尻触ってるこのおっさんやったら最悪やったわーって

  あの人との出会い

なんかの景品の私


 

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