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第五話:将軍様強い!!

今日もよろしくお願いします。

次の日から本格的な特訓が始まった。

俺は将軍と毎日のように模擬戦をしていった。

「よし、今日はこれで終わりにするぞ」

「はい!」

「しかし、本当に強くなったなぁ」

「ありがとうございます」

「もう、わしより強いんじゃないか?」

「そんなことないと思いますけど……」

「いやいや、絶対に強くなってるって」

「そうなんですかね」

「ああ、間違いないだろう」

こうして、俺は将軍と別れて部屋に戻った。

次の日の朝。

いつも通り将軍のところに向かった。

「おはようございます」

「おお、来たか。早速始めるぞ」

将軍との練習は、1時間ほど続いた。

「ふぅ~、疲れたなぁ」

「よく頑張ったのう」

「ありがとうございます」

「それじゃあ、飯食ったらまたここに来てくれ」

「はい、わかりました」

俺は部屋に戻り、食事を済ませてから再び将軍の部屋へ向かった。

「失礼します」

「おっ、やっときたな」

「すみませんでした」

「いやいや、気にしなくていいぞ」

それから1時間ほど練習をした。

「よし、そろそろ終わるとするかな」

「わかりました」

1週間ほど経つと俺の体はボロボロになっていた。

それでも、なんとか最後までやり遂げた。

3か月後。

「将軍様、少し質問があるのですがよろしいでしょうか?」

「なんだ?」

「将軍様は自分のことをどう思っているのですか?」

「急になんの話だ?」

「いえ、ただ気になっただけなのですが」

「そうだな……、一言で言うなら『天才』じゃろうか」

「そうなのですか?」

「ああ、自分で言うのもあれなのだが、この国で一番の強さを持っていると思うぞ」

「なるほど、そういうことだったんですね」

そんな話をしていると、ドアをノックする音が聞こえてきた。

コンッ、コツッコンコッコーーン。

「誰かが来たみたいですね」

「そうじゃな」

すると、部屋の扉が開いた。

そこには、見知らぬ男がいた。

「誰ですか?」

「私は、剣術大会会長をしている者です」

そういえば1週間小戸前、将軍様と俺は、剣術大会に参加していた。

「それで、何の用でしょうか」

「実はあなたに伝えなければならないことがありまして」

「伝えなければないこととは一体どういう内容でしょう?」

剣術大会会長は一呼吸おいてから話し始めた。

「先日行われた剣術大会の結果についてお知らせしたいと思いまして」

「それは、どのような結果だったんですか?」

「優勝は、あなたの師匠である将軍様となりました」

(やっぱり、あの人は強かったんだな)

俺は心の中でそう思った。

「そして準優勝は…………..」

「えっ?どうかしたんですか?」

「二位には、あなたの名前が書いてありましたよ」

「えぇ~!!」

まさか自分が選ばれるなんて思ってもいなかったため驚いた。

「それでは、詳しいことは後日連絡いたします」

そう言って、男は去っていった。

俺はその後、将軍と一緒に食事をとったりして過ごした。

数日後。俺のもとに手紙が届いた。中を見てみると大会のことについて書かれていた。

「うわぁ!俺が準優勝しちゃってるじゃん!」

俺は驚きながらも続きを読んでいった。

『今回、あなたが準優勝したので、賞金として金貨100枚をお渡し致します』

「マジか!やったぜー!!これで当分の間は生活できるぞ!」

俺は大喜びしながらベッドに飛び込んだ。

その日の夜。

「将軍様、俺今回の大会で金を手に入れたんですよ」

「ほぉー、よかったじゃないか」

「はい、とても嬉しいですよ」

「でも、どうしてそこまで嬉しそうな顔をしていないのだ?」

「いやー、それがまだ使い道を決めてなかったもので……」

「ふむ、確かに決めていないと大変かも知れぬな」

俺は考え事をしていた。

「う~ん、何か良い使い方はないもんかなぁ……。あっ!」

「どうしたんじゃ?」

「銃でも作ってみようかな?」俺は思いついたように言った。

「ジュウ?」

「はい、簡単に説明すると、火薬を使って鉛玉を撃ち出す武器のことです」

「ほう、そんなものがあるのか!」

「はい、やってみたいと思っているんですけど……」

将軍は難しい顔をしながら考えている。

「ダメでしょうか?」

「わしは別に構わんぞ」

「本当ですか!?ありがとうございます」

こうして俺は、新しい武器を作ることになった。


読んでくださりありがとうございました。今回も話が、短くてすいません。

また次回お会いしましょう。

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