第3話:江戸に帰りましょーよー...
今回は短いのですらすらと読めると思います。
旅は順調に進み、ついに目的地に着いた。
「ここが、わしの生まれ故郷なのだ」
「へぇ~そうなんですか」
「どうだ?なかなか綺麗なところであろう」
「そうですね。空気も澄んでいて、とてもいい場所だと思いますよ」
「そうだろ!ここは、わしにとって特別な場所なんだ」
「そうなんですね」
「あっ、そうだ。ここで少し休もうではないか」
「わかりました」
俺達はそこで休憩することにした。
「なぁ、一つだけ聞いても良いだろうか?」
「はい、もちろんですよ」
「君は本当にすごい人間だと思う。なぜ、そんなに強いのかね?」
将軍はとても真剣な顔で俺のことを見て言った。
「うーん、俺は強いというわけではないと思うのですが」
「いや、君の強さは本物だ。ぜひ教えてほしいものだ」
将軍はさらに強く俺のことを見つめた。
俺はその目を見ているうちに、教えるしかないと思った。
「はぁ、仕方がないですね。まぁ、簡単に言うと毎日のように戦っているからですよ」
「ほう、なるほど。それはどういうことだ?」
「俺は今まで、たくさんの敵と戦ってきました。その戦いで、俺は強くなりました。そして、さらに強くなるために戦い続けた。ただそれだけのことなんですよ」
俺は、正直に自分の気持ちを話した。
すると、将軍は笑いながら言った。
「はっはっは!なんだよそれ、普通じゃねえだろ」
「まあ、確かに普通の人はしないかもしれないですね」
「そうだろうな。でも、お前はそんなことができる奴なんだろうな」
「ええ、そうかもしれません」
「なら、もっと強くなれよ。この先どんな強者が現れるかわからんのだからな」
「ええ、わかっていますよ」
「まあ、とりあえずこれからもよろしく頼むぞ」
「こちらこそ、お願いします」
こうして、俺は将軍徳川慶喜と旅をすることになった。
それから、1年くらい経ち、俺達のところに手紙が届いた。その手紙には、江戸城に戻ってこいというものだった。
「これは、一体どうすればいいんだ?」
俺は困った顔をして将軍に聞いた。
「それは行ってみればわかるのではないか?」
「そうですけど・・・」
「行かないのか?」
「はい。俺は行きたくないと思っています」
「どうしてだ?お前はこの国が好きではないのか?」
「いえ、好きですし、この国は守っていきたいと思っています」
「じゃあ、なぜ行かないのだ?」
「俺が行くと、面倒なことになってしまう気がするんですよね」
「ふむ。そうなのか」
「ええ、そうなんです」
「だが、わしは行ってみたいと思っているぞ」
「どうしてですか?」
「久しぶりに江戸に帰りたいと思ってな!」
「はぁ、そうですか」
「それに...まあいいや。もどろっか」
「そういうことであれば、仕方がありませんね。では、一緒に行きましょうか」
「ああ、そうしよう」
こうして、俺達は江戸に戻ることにした。
そして、再び江戸城にやってきた。
「おお!一ノ瀬じゃないか」
そこには、幕府の役人として働いている一ノ瀬の姿があった。
「お前、緊急事態が起きたんだ!」
「な、なんだって!?」
「まぁ落ち着いて。話すからこっちへ来てくれ」
今回はものすごく短いですね。
ただ次回、事件が起きます。そのため長くなりそうです。よろしくお願いします。