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神格化した吸血鬼のほのぼの生活?  作者: トランジスタ
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書き方を少し変えてみました。

どうぞお楽しみください。

そこからしばらく家で2人で過ごした。

1ヶ月がすぎた頃さすがにこの調子では天国にいる両新と病院で寝たきりの綾子の両親に申し訳が立たないと思い学校に行くことにした。


「あや!そろそろ学校行こう!このままだと天国の母さん達に笑われちゃうしあやのお母さん達が治って退院した時怒られちゃうよ!」

「そう…ね、そうよね!行きましょう!!」


こうして私達は学校に行くために家を出た。

久しぶりに外に出た気がする。

ふと私はポストの中に封筒が何通も入ってるのが見えた。


(なんだろ?封筒?)


そう思いポストの中の封筒を取り出して開けた。

中身を読んでいくうちにいや汗が止まらなくなった。

中身にはこう書かれていた。


加藤様 齋藤様

初めに加藤様、齋藤様の事件について大変お悔やみ申し上げます。誠に申し訳ございませんが本題に入らせて頂きます。私共毛利金融株式会社のものです。つきましては貴方様方のご両親の借金の返済についてご連絡申し上げます。貴方様方の借金は今1000万円程ございます。2ヶ月後に頭金の200万円をお支払いいただくためにお伺い致します。しかし、貴方様方はまだ学生です。そんなに無いかもしれませんね。なかった場合はそれ相応のお仕事を綾子様にして頂くとしましょうか。酷な話ですが、それが社会というものでございます。社会は時として理不尽なのです。それではまた2ヶ月後にお伺いします。

毛利金融株式会社


「は·····?」

「なに?どうしたの?」

「い、いやなんでもないよ先に行ってて!忘れ物しちゃったよ。」

「分かったわよ。遅刻しないように来なさいよ!」

「う、うん!わかったよ!」


やばい。これはやばい。

ちょっと待て1000万ってなんだ?母さん達は500万程って言ってたよな?

母さん達がそんなくだらない嘘をつくとは到底思えない。

これは·····騙されてたな母さん達。

書類しっかり読まなかったな。

どうせ人のいい母さん達の事だ、友達に紹介してもらったから二つ返事でろくに書類も見ずにサインしたんだろう。

でも警察に行けばまだなんとかなりそうだな。


そう思ってとりあえずポストに入っていた封筒をかき集めて家に一旦絞まってこようとした。


「ん?なんだこれ?忠告?」


一つだけ明らかに色が違う封筒があった。

そこに書いてあった内容こそが地獄だった。


忠告

お前らの学校に毛利貴也という名前の男がいる。そいつは私の息子だ。同時にそこの学校の理事長でもある毛利仁美の息子だ。そしてその取り巻きはお前達の監視のために付けたもの達だ。あまり図にこったことをするんじゃないぞ。


そう書かれていた。全身から血の気が引いていくのがわかった。


(最悪だ·····)


この言葉しか出てこなかった。

そしてこのことを綾子に隠したまま学校に行く。

学校では貴也の奴に色々やられた。

綾子は顔もスタイルもよく、美人さんだ。

だからよく貴也が私に言ってきた。早く綾子が俺のモノにならないかなと。

正直この貴也や取り巻きは余裕で喧嘩をすれば勝てるだろう。

昔、加藤家と齋藤家で遊園地に行ったことがある。

その帰りに私と綾子ははぐれてしまった。

そしてその時、綾子が誘拐されそうになる事件が起きた。

私は必死でその犯人に食らいついた。

しかし相手は大人。ボコボコにやられた。

その時たまたま通り掛かったフードを被った男がその犯人を張り倒しなんとか誘拐されずにすんだ。

その男はその時不思議な技を使っていた。

まるでドラゴン⚪ールの様な技であった。

だって相手に触れることなくぶっ飛ばしたんだもん。

私はその時誓った。強くなると。

だからその男に必死で頼み込み弟子にしてもらった。

でも今思えば師匠は鬼畜だったと思う。

だって7歳児が雨の日も風の日も旗また台風の時も師匠の元を訪れ扉の前で朝から晩までずっと頭を下げてお願いしてたのに1ヶ月は相手にされなかった。

まあ私ももはや不審者みたいになってたが。

なんやかんやで1ヶ月。やっと弟子にしてもらって色々技を教えて貰った。

その技がまじでドラゴ⚪ボール。

だって【気】を貯めてから攻撃に移ることで普段よりも格段に力を弱く込めて売ったパンチが大木を殴り飛ばしたんだよ?

流石にそこから手加減の練習したよね。

まあそんなこともあって喧嘩は負けない。

でも綾子という人質がいると流石に動けない。

だから貴也から受けるいじめや暴力も全て耐えた。


⚫⚫⚫⚫⚫


そしてついに約束の日が来た。

流石に200万も用意できない。私達の家は一軒家ではなく賃貸だから売るものといえば家具しかない。売れる家具もそんなにない。

だから私はやってきた借金取りに言った。

臓器を売る、と。

そして私は次の日学校を休んだ。

もちろん臓器を売りに行くためにだ。どうやらそれも分かっていたらしく手配していたらしい。

とりあえず最低限無くても困らない程度の臓器は全部売ると言っておいた。

そしてびっくりしたことに手術場所がたまにしかあかりが着いてないからやってるかやってないか分からない、心霊スポットとして有名なラブホだった。

迎えに来た女性の人と中に入った。

どうやら臓器売買とバレないように表向きはただラブホに来たカップルにみせかけるためのようだ。

そして地下に行き、臓器を売った。

びっくりしたよ。臓器うっただけで借金返せたんだから。

元々これが狙いだったっぽいね。あーあやられたよ。

まあこれで綾子を守れたならいいか。

そう思って取り敢えず2日ほど安静にしたあと何事もなかったかのように学校に出かけた。それが人生最後の登校とも知らずに。


⚫⚫⚫⚫⚫⚫


私は綾子と学校に来た。2日間留守にしていた言い訳はなかなか厳しかっど何とかなったよ。でもその日は朝からずっと黙って怖い顔をしていた。何を訪ねてもなんでもないと言うばかりだった。


滞りなく授業が終わり、帰ろうとした時貴也とその取り巻きに呼び止められた。


「おい、まてよ真昼。」

「なに?」

「お前2日前ラブホに女と入ったな?ww」

「えっ·····?」

「ほれ見ろこの写真!!動かぬ証拠ってやつ?ww」

「ハッハッー!!綾子が頑張ってバイトしてんのにお前は呑気におせっせかい?ww」

「なっ、違う!!俺は···「うるさい!!」···えっ?綾子?」

「私がバイトしてる間に何やってたの!!ふざけるな!!---「ちょっと待ってくれよ!」---うるさい、!言い訳は聞きたくない!!」

「綾子!!聞けよ!!」

「おいおいちょっと待てお前はこっちーww」


ドゴォっ!!!!


鈍い音がした。そして俺の体が吹っ飛んでいた。


「お前気に入らなかったんだよな。綾子と幼馴染ってだけでいっつも一緒に嫌がって!!」

「そーだ!そーだ!オラァ!オラァ!」


ドゴォ!!ドゴォ!!ドゴォン!!!


私はそこから自分の身体がだんだん言う事がきかなくなっていくのが分かった。


(あぁ·····。ここで俺は死ぬのか·····。

臓器取られすぎたかな?あーあ、理不尽な世界だよなー。)


「次の人生くらいは幸せに自重なしで好きかっていきたいなぁ·····。」


その言葉を最後に、彼 齋藤真昼はこの世を去った。去ったはずだったのである。

なのに·····


-------------


「あっるぇぇー??なんで私生きてるの?」

どうでしたか?他の方の作品を少し参考にしてみました。今後はこの書き方で行くと思います。


次回綾子視点です。真昼が死ぬ日の前日の学校から始まります。

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