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崩壊  作者: かたち
目玉焼き
9/22

宇宙とわたし

 わたしはいま宇宙にいます。宇宙船のなかです。ぷよぷよしています。楽しいです。でも目玉焼きが食べられません。退屈です。 

 どうしてこうなったかというと

 お返事がきたのです。にわとりさんから。郵便さんはなかなか優秀で。世界中注目の大仕事だったそうで。それでわたしも注目で。手紙は開示。世界中。新聞一面。ニュースは一日中。これは大変わたしです。いろいろからインタビュー。わたしは対応大忙し。

「いやだ。おまえをくうぞ」

 内容も内容で。わたしは保護され宇宙いき。いきなり切符手渡され。よくもわからず3、2、1。


 にわとりさんもさすがに宇宙まではこれないようで。わたしはくわれず過ごしてます。

「いつになったらかえれるのですか?」

「にわとりがいなくなるまでは」

 それはなんてこと。わたしはもう目玉焼きくえないってことではないか。

「それは嫌です。わたしはあこへ戻ります」

「そんなことするとあなたはにわとりにくわれますよ」

「目玉焼きが食いたいので」

「目玉焼き!? そんなもののためにいのちを投げだす気かコノヤロー」

「朝ごはんくわなきゃ始まりませんから」

 地球へ帰りましょう。にわとり。たまご。目玉焼き。わたしたちしかしらない許された絶品。わたしはくいたい。ただそれだけ。だからくう。



 



 

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