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戦闘文官は平和惚け9

ついに抜け出ました。

はあ、体力落ちてるな。

とりあえず、王宮分館いこうかな。


「カザフさん、お姉さんの調子はいかがですか?」

アーデギースさんの狸親父にいきなりであった。

弟と勘違いしてるようだ。

「....さあ。」

しらばっくれよう、

アーデギースさんには当分会いたくない。

「またまた、冷たいんだから~、所で、魚市場の売り子が足りなくて~。」

アーデギースさんが言った。

あんた、弟にまでそんな事させてるんかい。

「私には関係ありません。」

弟ならそう言うよね。

「....もう、冷たいんだから~戦闘文官様ならすぐにしてくれて便利...いえ、まあこっちでなんとかします。」

アーデギースさんは去っていった。

便利で悪かったな。


「...姉上様....なんで居るんですか?」

カエアウスに言われた。

「カエアウス、来ちゃった。」

私は分館の入り口で捕まえた弟に言った。

「ダウリウス様も居るんですか?」

弟が言った。

「いないよ、リュケさんは?」

私は言った。

「入国管理センターですよ。」

これから私もいくところですと

カエアウスは言った。

「私もいく。」

私は言った。

「...良いですけどね。」

カエアウスはため息をついた。


「リュケさん。」

リュケさんが入国審査のところにいた。

ああ、あの茶色のミツアミが懐かしい。

ダウリウス様はチョコレート色だしな。

「カザフさん...ラズ。」

リュケさんが気がついた。

「来ちゃった。」

私は言った。

「来ちゃったじゃないですよ、姉上様...ダウリウス様はどうするんですか?仮にも婚約者でしょう?」

カエアウスが言った。

「婚約したの?」

リュケさんが言った。

「したおぼえないけどね。」

まわりかためられてるけど。

リュケさんがうれしそうに微笑んだ。

「じゃあ、僕にもチャンスはあるよね。」

リュケさんが言った。

「えーと、私でよければだけど。」

私は言った。

「それって求愛受けてくれるってこと?」

リュケさんが微笑んだ。

「...え、と...私でよければお願いします。」

私、リュケさんの事好きだったんだ。

なんかすっきりした。

「わー、ダウリウス様はどうするのさ。」

カエアウスが慌てた。

「まあ、しょうがないかな?」

人の気持ちはどうこうできないしね。


「じゃあ、抱き上げていいよね。」

リュケさんが言った。

「いいけど、仕事が終わってらね。」

私は微笑んだ。


待ち合いベンチで待ってることにした。

リュケさんがよく見えるから。


...あれ?なんでニフィロ君が

入国センターから入国してるんだろう?

変装してるけどニフィロ君だよね。


ファテアさんがちかずいていく。

ニフィロ君いるグループ?

リュケさんとカエアウスもいくみたいだ。


「お話聞かせてもらえますか?」

ファテアさんが言った。


あー、麻薬?


「炎よ、焼き尽くせ!」

なんか聞こえた。


一般人狙いですかー?


つまり私に迫って来る。


「ちび!剣だ!」

剣が私の手元につく前に炎の方が

早いかな...。


私、死ぬのかな...。


襲いかかる炎がスローモーション

で見える。


あれ?なんで熱く無いんだろう?



「リュケさん?」


私はリュケシウスさんに抱き込まれていた。

まさか、リュケさん...。


「リュケさん死んじゃ嫌だ~。」

だって直撃だし。


「生きてる!剣が吸収した!リュケシウス!ちびを離して応戦しろ!」

ダウリウス様が言った。

なんでいるんだろう?


「はなしたくない。」

リュケさんが言った。

ごめん、離して。

「ラズ~、なんで抜け出ようとするんですか~?」

緊急事態です。


「ねぇ、逃げてどうするの?」

私はまだ、少し熱い剣を拾って

火炎符を発動した、男に言った。

「この女!何を!」

動揺している。

「暴力は何も生まないけど...私、怒ってるからね。」

そう、冷静じゃない。

私は剣をかまえた。



「戦闘文官怒らせるべからずですね。」

ニフィロ君が言った。

ニフィロ君は麻薬組織に潜入中で

今、私にかんぷなきまでに叩き潰された。

男がボスなんだそうだ。


よく、グーレラーシャまで引っ張り出したな。


オブディア警護官がパイナ草原国に残っていて

こいつをおさえられたら残党がりする予定だったらしい。


「ラズ強いね。」

リュケさんが私を抱き締めた。

「強い女は嫌いですか?」

私はリュケさんを見上げた。

「ラズの事は大好きだ。」

リュケさんはそういって私に

キスをした。


「センパーイ。」

ワンコいや、ニフィロ君が言った。


「ちび、説明したもらおうか。」

ダウリウス様、目がすわってて

完全悪役ですよ。

...そうだよね。


「ちょっと待ってください。」

私は言った。


まだ、リュケさんに聞きたいことが

あるんです。

平和的解決法ないよね?

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