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赤い手紙
これは、姉妹の冒険ストーリー
とある夕方・・・「お姉ちゃん、お姉ちゃん」
妹のユキが私を泣きそうな目で見ている。
「どうしたの?なにかあったの?」
と聞いた私がいつもと違うユキの様子に気が付いた。
ユキの手には、なにか赤いものが握られていた。
どうやら手紙のようだ。
「なになに・・アナタヲマホウノセカイニアンナイイタシマス。
8ガツ25ニチ・○○コウエンノフンスイマエデ
オマチシテイマス。
クロイニャンコ 」
「あのねお姉ちゃんこれ、なんか怖いの・・・」
なにかを感じているのかずっと涙目で私をみている。
とにかくユキを泣きやませたあとに自分の部屋に戻って考えることにしてみた。
「大丈夫、お姉ちゃんがいっしょだから。」
という言葉を聞いたユキはうなずいたあと、走ってリビングへと向かっていった。
「やっぱり何だろうか?いたずらなのか?気になるなぁ・・」
とにかく手紙のことは、忘れることにした。