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神とともに歩む者  作者: mikibo
長すぎるプロローグ
6/98

少女と少年は出会う

2,3話前に使えよっていう感じの題名ですがw

まぁ、意識のあるときの出会いということで大目に見てください



   <SIDE 翔>




その狼を前に途方にくれていると、少女がやってきた。

「狼がいるぞ。逃げろ!」

と、俺は少女に向かって叫ぶ。

だが、少女は意に介さず近づいていく。

俺はこの少女が食べられて、死ぬのを想像し目を閉じる。

だが、いつになっても悲鳴らしきものは聞こえない。

ゆっくりと目を開けていく。

目の前で少女が狼の頭をなでていた。

「恩人に向かってひどいじゃない。まぁ、天月は人じゃないけどさ。恩狼っていうのかな?」

と、少女は言う。

俺は、あっけにとられた顔をしていると少女は笑い出した。


事情を悟った俺は洞窟を出るときに、天月に

「ごめん。それとありがとう。」

といった。

天月がいなければ、ほかの獣に襲われていただろう。

その謝罪を受け入れたのか、天月は俺の頬をやさしくなめていった。

そして、少女と向き合って聞く。

「君、誰?」

「相手の名前を聞くときは、自分から名乗るのが礼儀でしょ。」

「ふ~んそうなんだ。」

「記憶がないから、しょうがないか。」

「………!!」

俺は絶句する。

「治療したの私だし、それくらいはわかるわ。で、あんた名前は?」

「翔だ。君の言うとおり記憶がない。」

「私は美咲よ。よろしく。記憶がないなら、ギルドへいく?働けるし、生活が保障されるわよ。」

「そうさせてもらおうか。」

と、めまいがして、その場にへたり込む。

「無理は、しないほうがいいわ。ちょうどいい薬があるわよ。」

と言って、丸薬を取り出す。

「う~ん。なんかあったような気がする。」

と、過去の記憶をたどる。思い出せそうで、思い出せない。

「こういうこと前にもなかったか?」

美咲に聞く。

美咲は、たっぷり2秒間硬直してから答えた。

「気のせいよ。気のせい。だって今、会ったばかりでしょ。」

怪しいと思い、揺さぶりをかけていく。

「じゃあ、ここまで運んでくれたのは誰なんだろう?」

「さぁ、知らないわ。」

「俺の服についていた毛はなんだろう。」

「銀色の毛をした動物なんてほかにもいるでしょ。」

美咲は、わなに引っかかった。

「俺、銀色なんていってないんだけどな。」

「だましたわね。」

「いや今の自爆だろ。」

と、無理やり、薬を飲み込ませようとする

それをよけようとした俺の最大の誤算は、美咲は美少女だったことだ。

美咲が、倒れている俺の上にのしかかってきて、動揺して薬を飲んでしまった。

確かに、めまいはおさまっていく。


だが・・・。

「まずっ!」

と、目に涙が浮かんでいることを自覚しながら文句を言う。


そして、美咲が何か言う前に、俺は美咲を突き飛ばした。



次回から戦闘に入ります。予定

相変わらず短いですので、暇つぶしにでもどうぞ。


2012/01/28 加筆

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