お出かけには波乱が付き物
キャラがまた増えます。
本とは、不良が絡んできてやっつけるというのを書きたかったはずなのにどこで間違えたのかぜんぜん違うことになっています。
それと、後半の文章が破綻気味ですが
あしからず
私は、冬樹さんと買い物に出ています。
「ここは治安がいいほうだけど、スリには気をつけてね。」
冬樹さんは忠告をしてくれます。
さっそく、アクセサリー屋さんを見つけました。
きれいなものがたくさんがあります。
私はアクセサリーなんて身につけたことがないので、どれを選んでいいのかわかりませんが、どれもきれいです。
というわけで冬樹さんに聞いてみました。
冬樹さんは少し驚いたような顔をして、アクセサリーを見て意外と真剣に悩んでいます。
「意外とは、失敬な。」
「人の心を読まないでください。」
「いや、言葉に出てるから。」
「えっ。はぅ~。」
自爆するなんて……うぅ、恥ずかしいです。
5分位して、冬樹さんが選んでくれたのは、青いイルカをかたちどったペンダントです。
ちなみにこれは、銅貨60枚でした。
鉄貨が100枚で銅貨1枚
銅貨が100枚で銀貨1枚
銀貨10枚でで金貨1枚
金貨10枚で聖貨1枚
聖貨100枚が聖王貨1枚
となっている。
一般的な家庭では、月に銀貨3~4枚が大体の収入である。
ギルドは自分の仕事しだいで、もらえる報酬が変わったくるため、収入は安定はしていない。
閑話休題
「イルカを見てみたいです。」
「ここには海がないし無理だよ。」
地理には疎くはないのでわかってはいるんですが、この髪飾りのイルカは可愛いのです。
もし、ギルドで、依頼を受けるなら海のあるところにしましょう。
「それから、こういうものは、翔君とかに頼みなさい。」
「ほぇ?……。い、いえ。そんな関係ではありませんし。」
冬樹さんが何をさしているのかを知り、少し動揺してしまいました。
冬樹さんはさしてその様子を気にすることなく聞いてきます。
「千花ちゃん、服そういうのしかないの?」
私の巫女服をさして聞きます。
「そうですね不便じゃないですし。」
結局、私は必要最低限のものがあればいいのです。
「だめだめ。女の子はちゃんとおしゃれしなければ、人生損だよ。」
と、私を引っ張って、違う店に入ります。
「麻奈花、いるか?」
「いるよ、私の店だし。」
現れたのは、冬樹さんと同じ年大体20歳くらいの女の人。
「この子の服見繕ってほしいんだが。」
「彼女か?」
その言葉に若干の不機嫌さがあるので、もしかしたらと、少し邪推をします。
「いや、新人になるんだろうが。服がこの手のものしかないって許せるか?」
「それは、本当かい?」
「はい。」
少し気おされました。
すごい威圧感です。
「人生損だろ。」
「そうだな。」
と、二人はにやりと笑ってこちらを見ます。
私は身の危険を感じ逃げ出そうとしたのですが、麻奈花さんにつかまりました。
あの細腕のどこにあんな力があるのか不思議です。
それから私は、着せ替え人形にされました。
黒いフリルの付いたドレスに黒いリボン、熊の可愛い人形まで渡されました。
なんか、麻奈花さんが悶絶しています。
ちなみに、冬樹さんは外に買い物に行っています。
つまり、逃げ場のない万事休すです。
今逃げれてもこの服だと恥ずかしくて、この店から出られないこと請け合いです。
そして、私の服は冬樹さんが持ってるという絶体絶命です。
今度は白いワンピースに、麦藁帽子。
イルカさんのことを考えて耐えます。
そして、時間は経ち。
買い物に出たのは朝のはずなのに、気が付いたら日が暮れかかっています。
店での記憶は、ほとんど残っていません。
何も考えられず、冬樹さんに連れて行ってもらって出たような記憶が片隅に残っています。
それに、夢ではないということを冬樹さんが持ってる袋が雄弁に語っています。
その数、20袋。
開けたら恥ずかしい記憶しかよみがえらないことは明白です。
近くのお菓子屋さんで、砂糖菓子を疲れている翔さんのために買いました。
その店の人が、何か言いたそうにしていますが、あえて聞かず帰ります。
宿でもなぜか注目を浴びています。
気にせず、二階に上がり翔さんの部屋を訪ねます。
ノックをすると翔さんが出てきました。
朝より元気になったみたいです。
翔さんがこっちを見て、不思議そうに聞いてきました。
「千花?」
「そうですよ。お土産が……。どうしたんですか?」
「いや。その服装、似合っているんだけど、恥ずかしくないの?」
私は、自分の服を見ました。
はい、正直恥ずかしいです。
知らぬが仏とはこのことですか。
私の服装は一番初めに着せられたゴスロリと呼ばれる服装でした。
それで街中を歩いたわけです。
お菓子屋までですが。
あの視線はこの服装のせいでした。
うぅ。気づかなかった自分が情けないです。
気づいてたであろう冬樹さんを仕返しをしようと振り向いたらそこにはいませんでした。
逃げたんですね。
ちょっと涙が出てきました。立っていられなくなって、座り込みます。
そしたら、翔さんが頭をなでてくれました。
父上のように温かい手でした。
その懐かしさに身をゆだね、意識は落ちていきました。
~side 翔~
なんだかわからないが千花は、泣き疲れたのか寝た。
ここで問題がひとつ。
俺は、正座状態だけど膝の上には千花がいるので、動けない。
これは、もしや……。
また徹夜決定か?
こうして夜は更けていく。
読んでくださりありがとうございます
最後のほうがぐだぐだですが、気にしないでいただけたら幸いです。
服に興味がほとんどないので、服の描写が難しい。
鉄貨が一枚1円です
銅貨は100円
銀貨は10000円
以下省略
アクセサリーに6000円って太っ腹。
2012/05/13 アクセサリーの矛盾を修正