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護衛官

フィーナを抱いていると、泣きつかれて眠ってしまった。ユティシアはそっと寝台に移動させる。

すやすやと寝息を立てるその寝顔はあどけなく、つい笑みを浮かべてしまう。そっと、髪を撫でてやる。茶色い髪はディリアス譲りだろう…マウラの髪はたしか金色だったから。

緑の瞳はマウラのもの。顔立ちもマウラに似ていて整った顔立ちをしている。


―――フィーナ、新しいおかあさまはユティシアがいい―――


先ほどのフィーナの言葉を思い返す。そういわれた時、本当に嬉しかった。まだ会ったばかりだが、フィーナが本当に自分のことを好いてくれていると分かる。ユティシアもフィーナのことが大好きだ。



こんこん、とドアをノックする音が聞こえ、ユティシアは寝室を出て廊下につながるドアを開けた。

そこに立っていたのは、見たことのない男性だった。茶髪茶眼の、優しげな印象の男だった。ユティシアが首を傾げていると、その男は自ら名乗った。

「私は、王女様の護衛官をしております、ジェードと申します。…失礼ですがこちらにフィーナ様は…」

「今は寝室で休んでいます。…待っていてください。連れてきますから」


ユティシアは寝台の上で眠っているフィーナを抱き上げ、ジェードのもとへ連れて行った。


「心配しました。侍女から報告はありませんし…」

そう言いながらジェードは心底安心したような表情を浮かべながらフィーナをユティシアの手から抱き取った。

ジェードの、フィーナを見つめる目はまるで我が子を見つめているような目だった。そのことをユティシアは不思議に思った。侍女とはフィーナを見つめる目が明らかに違う。彼女たちもフィーナを愛しているが、それとは違う気がした。本当に娘を見つめる父親のようで、思わず錯覚してしまう。特殊なつながりでもあるように思われる。


護衛官だと言っていたが…後でディリアスに聞いてみようと思った。


何日も放置していてすみません。

待っていてくださった方にお詫び申し上げます。

最近模試とか多くて忙しくて。受験生なばにえです。

これからも応援よろしくお願いします。


…ちなみに作者は小説を書いている分際で現代文の成績がかなり悪いです。

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