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伝説級の精霊ですが、今日もただ遊んでいます  作者: トイレットペーパーの芯
4章 : 正体バレたら即終了!?偽りの転校生は最強でした☆
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第58話 : え?私、監視対象になっちゃったの!?☆

ねえねえ、先生に呼び出されたときって、

どう返事するのが正解かな?「はい!」って元気よく? それとも……逃げる?☆


ま、私くらいになると、呼び出しもイベントの一部ってことで♪

でも今回は……ちょ〜っと、雰囲気が違うかも??



「ルネア=シュテラ。および、フレイア=ロゼット。放課後、第三演習室まで来てください」


放課後のチャイムと同時に、そんなアナウンスが鳴り響いた。

うーん、これは……あれかな? “ちょっとお話があります”ってやつ。


「先生たちに呼ばれるなんて、ちょっとした有名人だね☆」

「ちょっと!? これは絶対怒られるやつだよ!!」


フレイアが肩をガクブル震わせてる。いや、でもね?

あの訓練、こっちはまったく本気じゃなかったんだけどなあ……?


私たちが演習室に入ると、そこには数人の教官と、

ちょっと見たことない制服の人までいた。


(あれ……? 王都軍の人……?)


「ルネア=シュテラさんですね」

「はいっ、精霊でーす☆」

「……」


教官たちが顔を見合わせる。

うん、なんかめっちゃ警戒されてる感じ。もしかして私、やらかした……?


--


「先日の演習で、あなたの行動は予測を超えていました」

「え、でもあれ、ちゃんとルール内だったでしょ?」


「ユニットの破壊、それ自体は問題ではありません」

「じゃあ、なにが問題なのさ?」


「――“目を合わせた瞬間に機体が停止”したこと。です」

「……あ、そこ?」


ちょっと困ったように笑ってみせると、フレイアが私の袖を引っ張った。

「ルネア、これ、マジでまずいやつだよ……!」


「でも、私、悪いことしてないよ? 魔力も使ってないし☆」


「逆にそれが問題なんですよ!」

教官の一人が声を荒げた。


「魔力反応なしで、対象を機能停止させるなんて、常識ではありえません!」


(ふむ……やっぱり、“目の圧”って、この世界じゃかなり異常なんだなぁ)


「……ご協力、感謝します。こちらでも記録をまとめ、今後の演習は見直します」


「あ、でも、私ほんとにただ遊びたいだけなんで!

こっちに迷惑かけないようにしますから、ハイッ☆」


言葉は軽く。態度は明るく。

でも、その場にいた全員の目が、まるで猛獣でも見てるみたいにこわばってた。


--


演習室を出た後、フレイアがため息をついた。


「なんか、ルネアって……やっぱりただの精霊じゃないよね」

「えー、私はただの、ちょっと強めの精霊さんだよ?」


「その“ちょっと”の基準がおかしいんだってば!」


私は笑ってごまかしながら、心の奥でほんの少しだけ、チクッとしたものを感じた。


(……見られてる。今まで以上に)


それは教官たちだけじゃない。

校舎の廊下、教室の窓、通りすがりの学生たち――

みんなの目が、どこか警戒するようになってきた。


「さて……次は何が待ってるのかな?」


その頃、学園の最上階にある見張り塔で。

王都直属の諜報員が、記録された映像を見ながら呟いた。


「……特異精霊、カテゴリー外。これ以上は、上に報告だな」



呼び出されたけど、まあセーフ!たぶん☆

でも、これからはちょっとだけ……本当にちょっとだけ、気をつけないとね。


それにしても……あの目線。

まるで、私が“何かになる”のを待ってるみたいで……ちょっと不気味かも?

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ここまで読んでくれてありがと〜! 今日もふわふわルネア、元気に生きてます☆ 「面白いかも!」って思ったら、 評価ボタン(★)とブクマしてくれたら嬉しいよ〜! 感想も気軽にどうぞっ♪ 全部、ちゃ〜んと読んでるからねっ! 次回もお楽しみにっ☆ るねあより♪
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