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伝説級の精霊ですが、今日もただ遊んでいます  作者: トイレットペーパーの芯
4章 : 正体バレたら即終了!?偽りの転校生は最強でした☆
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第55話:ちょっとドキドキ?学園生活に異変の予感☆

ティアラと仲良くなるって、思ったよりも自然だった。

でも、そういう時に限って“イベント”って起こるんだよね〜。

楽しい学園生活に、ちょっとした影がチラリ。


翌朝の教室は、昨日よりも少しだけざわついていた。

廊下を歩くと、あちこちから「昨日の結界、見た?」「あれヤバすぎだよ!」なんて声が聞こえてくる。


「ねぇ、ルネア……今日、なんか注目されてない?」

「うん、昨日の私、ちょっと派手だったかも☆」


クラスメイトの視線がいつもよりもピリッと熱く、でもどこか好奇心に満ちていた。

ティアラと並んで座ると、後ろの席の子たちがヒソヒソと盛り上がっているのがわかる。


「でも、悪い意味じゃなさそうよ。むしろ、期待してるっぽい?」

「期待って……私、ただ教科書読んでなかっただけなんだけど?」


そのとき──


「失礼しまーす!」


明るい声が教室に響き、ドアが勢いよく開かれた。

入ってきたのは、赤いポニーテールを揺らす少女。制服を片方だけ肩から外し、見るからに自由奔放な雰囲気を漂わせている。

でも、その目だけは、鋭く獣のように光っていた。


「お、あんたが“噂の転入生”ね?」


私の机の前にずかずかと歩いてくると、腰に手を当ててこちらを見下ろしてきた。


「アタシ、フレイア。武技科の代表やってる者よ」

「……え? はじめまして?」

「ルネアでしょ? 昨日の結界、ちょっと面白かったから、見に来たの」


(“見に来た”って……この人、絶対バトル脳だー!)


フレイアは一瞬、私の顔をじっと見つめた。

なんか、服のシルエットから体格まで……ぜんぶ観察されてる気がする!? や、やだ、恥ずかしいっ!


「ねぇ、今度の合同実習で組んでみない? どんな奴か試してみたくてさ」

「試すって……私、そういうガチの人、ちょっと苦手なんですけど……」


「ふふ、怖がってるの?」

フレイアは唇の端を吊り上げ、戦士特有の挑発的な笑みを浮かべる。

その姿に、教室の男子たちが「うわ、やっぱフレイア先輩だ……」とざわついた。


「先生にはアタシから言っとく。じゃ、またね〜!」


そう言って、フレイアは軽くウィンクして、教室から去っていった。


(……なんだったの、あの人。こわいけど、なんか……ちょっとカッコよかったかも?)


「……ティアラ、今の何?」

「ルネア、人気出るの早すぎってば……」


でも。

ちょっとだけ、ワクワクしたのも事実だった。

誰かと組んで、ちゃんと戦うのって、たぶん初めてかもしれない。

また新キャラ登場!?ってくらい強そうな人が来たけど……

まさか合同実習で“ペア組む”なんて、聞いてないし〜!?


でもまあ、フレイアって人、ちょっと楽しそうだったし?

次も……軽〜く、遊んでみようかな☆


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ここまで読んでくれてありがと〜! 今日もふわふわルネア、元気に生きてます☆ 「面白いかも!」って思ったら、 評価ボタン(★)とブクマしてくれたら嬉しいよ〜! 感想も気軽にどうぞっ♪ 全部、ちゃ〜んと読んでるからねっ! 次回もお楽しみにっ☆ るねあより♪
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