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伝説級の精霊ですが、今日もただ遊んでいます  作者: トイレットペーパーの芯
4章 : 正体バレたら即終了!?偽りの転校生は最強でした☆
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第51話:まさかのペア!?ツンデレ騎士と課題地獄☆

新学期ってさ、なんでこう、イベントとか多いの〜!?

しかもよりによって“彼女”とペアって……

あはは……うん、嫌いじゃないけど、怖いよ!?☆

その日は特別授業の日だった。

教室の前に立った先生が、パリッと声を張る。


「本日から数日間、課題実習を行う。テーマは“魔力の循環と制御”。

 君たちはランダムでペアを組み、共同で実験し、レポートを提出してもらう」


(実習って、そんな突然!?)


先生が読み上げるペア表を、私は半分ぼーっと聞いていた。

でも、次の瞬間。


「ルネア・フェルディナ——セリス・アイゼン」


(……え?)


ちらりと横を見ると、セリスも目を見開いてこちらを見ていた。


「……ペア、らしいよ?」


「信じられない。なぜあなたと……」


「えへへ、運命ってやつかも☆」


「最低の運命ね……」


* * *


放課後、実習室の一角に設けられた二人用の机。

私とセリスは向かい合って、沈黙。


「……で、まずどうする?」


「基礎理論からまとめて。魔力制御の公式、どれまで覚えてる?」


「……そもそも、その公式ってなんだったっけ?」


「はぁ……」


(え、今、ちょっと呆れられた?)


セリスは溜息をつきながら、教科書を開いてノートにびっしりメモを取り始めた。


私はというと、ペンをくるくる回しながら、彼女の横顔を観察していた。


(めっちゃ真面目……集中力すご……)


「あなた、何もしてないわね」


「観察っていう立派な作業をしてます☆」


「……まったく。いいわ、私が書くから、あなたは器具を準備して」


「任せて〜!」


私は笑顔で立ち上がり、魔力測定器やらグラス管やらをごそごそと準備。


……のはずが。


「きゃっ!」


測定石を落として、カーン!と派手な音。


「……不安しかないわ」


「で、でも見て! 完璧に組み立てたよ!☆」


「そこ、配線が逆よ」


「……」


(ルネア、ピンチ。)


* * *


何度かやり直した末、やっと装置が動き始めた。


セリスの魔力が流れるたび、装置の結晶が柔らかく光る。


「ふむ……あなたの魔力特性、かなり希少ね」


「え、ほんと? わーい、褒められた〜☆」


「……褒めてはいない」


(うんうん、ツンデレってこういうことだよね☆)


私は結晶に自分の魔力も流してみると、光が一瞬ビリッと弾けた。


「えっ……!?」


セリスが思わず手を伸ばして、私の手を掴む。


「あなた、今の魔力……ただの精霊じゃないわね?」


「……あはは〜☆ それ、秘密にしといて〜?」


「……やっぱり、あなた、面白いわ」


(あれ……? 今の、ちょっと距離縮まったかも☆)



まさかのツンツンさんとペア作業!

最初はどうなることかと思ったけど……なんだかんだ、悪くないかも?

さて、明日はちゃんとレポート出せるのかな〜☆



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ここまで読んでくれてありがと〜! 今日もふわふわルネア、元気に生きてます☆ 「面白いかも!」って思ったら、 評価ボタン(★)とブクマしてくれたら嬉しいよ〜! 感想も気軽にどうぞっ♪ 全部、ちゃ〜んと読んでるからねっ! 次回もお楽しみにっ☆ るねあより♪
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