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伝説級の精霊ですが、今日もただ遊んでいます  作者: トイレットペーパーの芯
4章 : 正体バレたら即終了!?偽りの転校生は最強でした☆
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第45話:思わずヒヤリ!?危うく正体バレそうになった件☆

今日は穏やか〜に、お昼寝でもして過ごそうって思ってたんだよ?

でもね、そんな日に限ってトラブルって起こるんだよね〜。


まさかあんなところで、自分の正体がバレかけるなんて、聞いてないよぉ〜!?

放課後の学園。私は人気の少ない温室裏の通路を歩いていた。

ちょっと静かなところでおやつタイムでもしようかと思ってたら——


「……って、え!? なになに、この焦げ跡……?」


そこには、焦げた草とひび割れた石畳。そして微かに残る魔力の痕跡。

(うわ、まさか……この反応、私の“圧”が漏れた時にそっくり!?)


「ルネア〜! こっち来てーっ!」


呼び止めたのはティアラ。彼女の後ろには、生徒会のメンバーや魔術科の生徒が集まっていた。


「ここ、誰かの魔力が暴走したみたいなんだけど、原因がまだわからないの」


「ふーん……へぇぇ〜……(ごまかしごまかし)」


私はできる限り無表情で、現場をぐるっと確認。

でも、見るたびに背筋がひやりと冷たくなる。まるで、私の残留魔力が誤って残ったかのような反応だったから。


そのとき、魔術科の男子が私に近づいてきた。


「ルネアさんって、魔力量の変動がたまに不自然なんだよね。観測結界でも記録に残ってるよ?」


「えっ!? ちょ、そんなのあるの? それってプライバシー侵害じゃない〜?」


「いや、校内安全のためのもので……でも、普段のルネアさんと一致しない瞬間があって」


(あ、あかんやつ!? このままじゃ、絶対に疑われる!!)


ティアラが割って入って、話を切ってくれたけど、私はすでに脇汗MAXだった。


「ルネア、あなた……最近ちょっとおかしいよね?」


「えっ、な、なにが? 私はいつもどおりだよ〜☆ おやつとお昼寝、最高って感じで!」


ごまかすしかなかった。いや、これ以上聞かれたら、正体がバレる!


* * *


その日の夜、寮のベッドで私は仰向けになって天井を見つめていた。


(……これ、マジで気をつけないとヤバいよね?)


日常を楽しみながらも、私は“普通”を演じ続けなければならない。

でも、ちょっと気を緩めたらバレるかもしれないなんて、難易度高すぎじゃない!?


「はぁ〜〜、今日は疲れた……。明日は、絶対に何事もなく過ごすぞっ!」


私は自分にそう言い聞かせて、毛布に包まった。

ほんの少しの油断で、全部バレるかもしれない。

だからこそ、私は明日も、“ただの生徒”を演じるのだ☆


ばれたら即終了、それが今の私のリアルライフ☆



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ここまで読んでくれてありがと〜! 今日もふわふわルネア、元気に生きてます☆ 「面白いかも!」って思ったら、 評価ボタン(★)とブクマしてくれたら嬉しいよ〜! 感想も気軽にどうぞっ♪ 全部、ちゃ〜んと読んでるからねっ! 次回もお楽しみにっ☆ るねあより♪
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