第三十八話:予想以上の敵、ついに本体登場!?☆
「さあ、行こう。」
私はリシャとナリを前に、転送門の先に足を踏み入れた。前回の戦闘で見つけた異次元の扉、その先には新たな敵が待ち受けていると確信していた。
転送門を通り抜けた後、目の前に広がった景色は、予想よりも遥かに異常なものでした。周囲の空気がひんやりと冷たく、どこか人工的で不気味な気配が漂っている。
「リシャ、ナリ、何か感じる?」
私は周囲を警戒しながら、二人に尋ねた。
「はい、ルネア様。この場所、何か不自然です。」
リシャの冷静な言葉に、私は少し身構えた。
森の中、自然のエネルギーが薄く、代わりに 不規則なマナの波動 が空気を震わせているのが感じられる。
「これが、敵の仕業か…?」
私は足元の魔法の跡を見つつ、慎重に前進した。その時、突然、前方から 巨大な影 が現れた。
「来たか…。」
目の前に現れたのは、私が予想していた通りの 巨大なマドウ兵器 だった。その形状は、機械的で無機質だが、どこか 魔法的な力 を帯びているように感じた。
「ルネア様、これは…手強い相手です。」
リシャの警告が私に届く。
「こんなものが“本体”だっていうのか?」
その兵器はゆっくりと私に向かって歩み寄り、 その腕を振りかぶり て私に攻撃を仕掛けてきた。
「来るぞ!」
私は一瞬で 瞬間移動 して、兵器の一撃を回避し、その背後に回り込んだ。
だが、兵器は 反応が異常に速い。
すぐに体をひねり、 私の攻撃を予測したかのように 再び攻撃を繰り出してきた。
「しぶとい!」
私は再度 瞬間移動 でその攻撃を回避し、視線を鋭くして距離を取った。
「リシャ、ナリ! 今度こそ、本気で行く!」
私は 目の圧力 を発動し、敵の制御装置に集中した。その時、 兵器が一瞬だけ動きを止めた。
「ふん、やっぱりそう簡単にはいかないか。」
私は兵器の弱点を見極めようとしたその時、 その兵器が内部から 青白い 魔法エネルギーを放出 し、再度 防御バリア を張り直した。
「…またか。」
私は 一気に視線を強め、再度 攻撃を仕掛ける。だが、兵器はその攻撃を 冷静に防ぎきった。
その反応の早さに私は驚き、敵の 魔力の強さ に再度警戒を強めた。
「これが本当に“本体”か…!?」
その時、兵器は 全身を震わせ、急速に次の攻撃準備を整え 始めた。
その時、私の目にあるものが映った。
敵の内部で、何か別の力が動き出している。
「次の一手が来る!」
私は 瞬間移動 で敵から距離を取ろうとしたが、すぐに その前方に新たなエネルギー体 が現れ、私を追い詰めた。
「…やっぱり、完全には倒せていなかったか。」
私は息を整え、さらに 相手の動きを封じるための戦略 を考え始めた。
「リシャ、ナリ! 今度は一気に決めるから、準備して!」
私たちは再び 最終決戦 に向けて体勢を整えた。
「リシャ、ナリ、まだ油断しないで。」
私は周囲を警戒しながら言った。
「うまくいったと思っても、次に何が待っているかわからない。」
次の一歩を踏み出すために、私は再びその足を踏み出した。




