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脳ある鷹は劣等生  作者: ぴろ
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1話 新しい春の訪れ

今日、俺は高校の入学式に来ている。

正直なことを言うとこんな式に出るのは時間の無駄だと思う。よく知らない人の話を聞いたり知らない人から入学おめでとう!なんて言われても嬉しいなんて1ミリも思わないからだ。


そんなことを考え、時間が過ぎるのを待っているとこんな声が聞こえてきた。

「春の息吹が感じられる今日…。」

 そう、新入生代表スピーチだ。

 そしてスピーチをしてるのは俺の幼馴染の佐伯陽葵。

 俺の幼馴染で唯一仲良く話せる兄弟のようで友達みたいな存在だ。

 陽葵とは母親同士が元々仲が良いことも合って、昔から家族ぐるみの付き合いとなっている。

 だがしかし、最近思うことがあるのだ。

 陽葵は容姿端麗、頭脳明晰で運動神経もよく、おまけに周りからの評価も高く本当に非の打ち所がない奴だ。対照に俺はと言うと元々そんなにスペックは低くないとは思っているがなんと言ってもやる気がない。なんでこうなったのかは心当たりがあるが今はあまり考えたくない。

 ただ、そんな俺でもいつも構ってくれる陽葵には多少なりとも感謝はしてる。

 だが、逆に疑問に思うことがある。

 彼女はなぜ俺みたいな無気力陰キャに優しくしてくれるのか全く分からない。

 (あ、ここで言う彼女は三人称の彼女だからな?

 ちなみに言うと俺は年齢=彼女いない歴だからなっ!)

 そんな悲しいことを考えていると陽葵のスピーチは終わり大きな拍手が起こった。

 そうしてその後はボーッと過ごし、入学式を終えるのであった。

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