表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

27/75

不穏な空気

ーーー家に侵入するのは難しいことではなかった。


すでに下見はしていたし、前回来た時に軽い細工もしてあった。


何よりここは、元勇者が住まうにしては平凡すぎる家だ。どこかの富豪の家に侵入するよりも数倍は楽だろう。


家の主は今、女とのデートをしている。しばらくは時間があるはずだが、かと言って時間は有限。モタモタしている理由は無いし、そもそも私の性分じゃなかった。


・・・迷うことなく家の中を進み、目的のものがある場所まで移動する。


そして、小さな箱を手に取ると、思わず笑みが零れた。


「バカよねぇ。勇者なんてただのバカなお人よしなんだから」


その箱には、元勇者が父からもらったという指輪が入っているはずだ。


希少な石を使っているとも言っていたし、何より勇者の持ち物、その価値はさらに上がるだろう。


ニヤついた顔のまま箱を開ける。するとそこには。


光輝く、勇者の両親の形見の指輪がーーー


「ーーーは?」


存在しなかった。


「探し物は見つかったかしら?」


背後から声を掛けられる。


慌てて振り返った私の視線の先には。


「ミリィ・・・いいえ。ミリエラ・ガーターさん?」


元勇者が先日買ったという、奴隷の女がいた。

少しでも面白い、続きが気になると思った方は、『評価』と『ブクマ』をどうかお願いしますっ!
















下部の星マークでの評価を・・・
















☆☆☆☆☆→★★★★★
















こうして頂くと泣いて喜びます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ