個人的に気になって仕方がない表現について
初めまして、海百合まこと申します。
近頃、様々な文章にて散見される、個人的に気になって仕方がない表現について記述していこうと思います。
異論もございましょうが、あくまでも私個人が気になることなので、何卒ご容赦くださいませ。
また、どなたかを誹謗中傷する意図はないことをご理解賜りますようお願い申し上げます。
それでは、始めて参ります。
1)違和感を「感じる」
これ、最近とてもよく目にします。
違和感は「あるorない」「抱く」「覚える」などが相応しいと思うんですよ。
だって「土曜日の日」とか「頭痛が痛い」って重複していて変でしょう?
(後者はネタとして使うことはありますけどね!)
私は気になって仕方がないんですが、出版物でも使われるようになってきていますよね。
これが普通になっていくのかしら……。
2)セリフ内の「くすっ」
これは恐らく漫画などの効果音文字をセリフに組み込んだ形なのでしょうが、実際に「くすっ」と笑う人を見たことがないので、気になって気になって肝心要のセリフが入ってこない。
「フンッ、仕方のないヤツだ」とか、「くっ、貴様裏切ったな!」とか、「フフ、可愛らしい子ね」とかは気にならないんですよね。
声に出して読んでいただくと共感していただけるかもしれません。
3)文末の「〜いて。」
何故そこで止めるんでしょう? 結局のところ何が言いたいんですか? と思ってしまいます。
『私を真っ直ぐに見つめるユニコーンの瞳は満天の星空のようにきらめいていて。』なら、それに「見とれてしまうほど美しかった。」とか、「後ろめたいこともないのに思わず目を逸らしてしまいたくなった。」とか、具体的なことを書いてほしい。
自分なりに想像して読み進めたら解釈違いで、あるぇ? となることがあるんです。
私の思考回路がひねくれていてバカタレなだけかもしれませんが……。
3´)文末の「〜で。」
上記のものと似た感じですね。
『彼女とあたし、どっちが彼に相応しいかなんて誰から見ても明らかで。』だとすると、この「で。」が気になるんです。
「明らかだった。」とか、いっそ「誰から見ても明白。」の方がスッキリしませんか?
そもそも、「て」も「で」も接続助詞なんですよ!
何故、そこで、切るのか! ムズムズするー!!
4)三点リーダー(…)の使い方
先ほどから私も使っております、この三点リーダー。出版物などにおいては、一般的に二つでワンセット(……)で使われています。これを二倍三点リーダーといいます。
二点リーダー(‥)や中黒( ・)やピリオド(.)が用いられているのを見ると気になってしまいます。
いや、沈黙が長引いたり、無口キャラのセリフだったりして、「………認めるよ」とか「………?」という表現ならニコイチじゃなくても気にならないんですけどね!
他にも、セリフ末の「〜。」の「。」要らなくない? とか、()。の。要らなくない? とか、地の文でもセリフ内でも「!」や「?」の後は一文字空けで続きを書いてほしいとか、漢字の閉じ開きについてとか色々ありますが、そろそろ黙りますね。
さて、何故こうして列挙したかというと、これらは作者さんに報告ができないからです。
単純な誤字脱字や誤用ならば、誤字脱字報告でお伝えすることができます。
しかし、私の気になっていることは編集や校正の域であり、求められていることではありませんし、お伝えするべきことではないと思っています。
分かっています。分かってはいるんです。
それでも、どうしても、このモヤモヤを吐き出したかった。
勢いのままに書き散らしてしまいましたので、お見苦しい点も多々あったかと存じます。
ご不快に思われましたら大変申し訳ございません。
最後になりましたが、私は文章が好きです。大好きです。
だからこそ、気になってしまうのであって、文句を言いたい訳ではないということをご理解いただけますと幸いです。
5/22 ご指摘いただいた箇所を訂正いたしました。
ありがとうございました。