ガチャ6 黒魔猫と白魔猫召喚
俺は朝起きた。
異世界での朝で4日目だ。
この世界でも売っていた歯ブラシで歯磨きをして顔を洗う。
なお歯磨き粉は売ってなかった。
まあそうだよなそんなものはないよな。
ユキはもう起きている。
そしてお利口に座って待っている。
ハクはまだ爆睡中だ。
俺はハクを起こすと、ハクが寝ぼけ眼で朝の挨拶をする。
『おはようなのだ、主。今日のご飯はまだなのか?』
「朝飯前にモンスターユニットの召喚をするぞ」
『そうでしたね、忘れてました』
ユキがそう言って忘れていたような顔をしていた。
お前ら昨日のことなのに忘れたのか。
まあいいけど、さあモンスターユニットの召喚だ。
俺は昨日ガチャで出した黒魔猫と白魔猫をタップする。
そして召喚するの項目を押す。
そして二体同時に召喚されたモンスターたち。
そこにはまんまちょっとだけ大きいが見た目は普通の黒猫と白猫がいた。
違うのは体に黒魔猫のほうは六芒星のマークがあるのと白魔猫のほうは☆の形のマークが体にあるぐらいだった。
『お兄様、おはようにゃ』
『お兄ちゃん、おはようにゃぁ』
「お兄様、お兄ちゃん……だと!?」
いきなりお兄様とかお兄ちゃんと言われてしまった。
俺はまず二人に名前を付けることに。
黒魔猫のほうはもう決まりだな白魔猫のほうも決まりだな。
「黒魔猫お前の名前はクロだ。そして白魔猫お前はシロだ」
『お兄様、なんとも良いお名前を頂いてクロ物凄くうれしいです』
『お兄ちゃん☆、シロはお兄ちゃんと会えてとってもうれしいな☆ お兄ちゃんにだけ触らしてあげるからね』
とシロが尻を俺の方に向ける。
どうやら尻尾を触って欲しいようだ。
俺はシロの尻尾を触ってやる。
するとクロは少しだけ悪戯っぽく笑う。
『お兄様……私のこことかこんなとことかも触るか? なんなら大事な所でもいいぞ、ふふっ』
『クロっ抜け駆けは許さないんだから!!』
「お前ら喧嘩すんな!!」
『それより人化になってもいいかこっちの姿も確認したいだろ?』
クロがいきなり言い出した。
ヒューマンモード? まさか!? そんなことが!!
クロがヒューマンモードと言うと姿が一瞬の間に変わる。
するとそこには全裸の少女がいた。
「おわわわわわ、おいクロ! 服は!服は!!着てないのかよ!?」
『そりゃそうだ、我々魔物は本来全裸だろ何をいまさら』
『じゃあ私も~☆』
シロが全裸でそこに女の子座りで佇んでいた。
『お兄ちゃん~☆』
シロが全裸で抱き着いてきた。
おいおいおい流石に俺でもこれはくる。
シロの姿はさらさらの長い白髪でまるでシルクのようだ。
顔はかなり幼く10歳ぐらいにしか見えない。
身長はそれなりにあるがまあ低いほうだ。
胸はしかしながら意外とあるCかCはあるぞ。
クロのほうはと言うとさらさらの黒髪の長髪でまるで黒漆のように漆黒の黒だ。
顔は幼くこちらは少しシロより顔つきが鋭いがそれでも10歳くらいにしか見えない。
身長も低くロリだ。
胸はシロのほうが大きいようでこっちはあまりない。
ちっぱいは正義なのか。
「とりあえずなな、服を着ろ」
俺はクロとシロに何か着せられるものが無いか探す。
そう言えばガチャで出た装備なら着せられるのではと思い探す。
するとクロには暗黒の衣をシロには聖星魔導師衣を装備させた。
すると一瞬のうちにクロとシロに服が装備される。
「なんだか落ち着かないですね」
「もう~お兄ちゃん☆ 服なんていらないよ~☆ もっと抱きしめて欲しいな」
「そう言えばお前ら普通に喋れるんだな」
「ヒューマンモードだとね、普通に喋れるんだよ」
シロが補足説明をする。
こういうのはクロの役目じゃないのか。
「でもこれ肌着の上に着ているからスースーします」
「私も下着が欲しいよ~☆ お兄ちゃん買ってきて☆」
「わかったよ、待ってろ」
俺は女児用の下着を買いにこの世界にある服屋に行った。
買うとき店員さんになんか人を怪しむような眼で見られたが気にしている場合ではない。
俺は宿屋に帰ってきてクロとシロに下着を着せてやる。
お兄様穿かせて下さいとかお兄ちゃん穿かせてとか言われたので仕方ない。
ついでにメールの欄に色々と特典メールが来ていた。
その中で初UUR獲得ボーナスというものでアイテムが送られてきた。
●進化の石
モンスターユニットを一段階進化させられる。レア度が一段階上がる。
これは良いものをゲットした。
でもユキもハクも現在SRだレア度が。
SSRになったらどうなるんだろ?
試にユキとハクどっちに使うか迷ったがハクに使うことになった。
ユキとハクに聞いたらユキが遠慮した。
そしハクに使ってみたすると、スマフォにある文面が表示された。
【ハクSRがハクSSRに進化した。人化を獲得】
おっ? なるほどそういうことか。
するとハクも理解したのか、ヒューマンモードが使えることがわかったようだ。
『さっそく使うのだ。人化!! 』
すると可愛い全裸の女の子がそこにいた。
ハクの場合ふんわりとしたボブカットの白髪。
背は小さいがそれほどではない。
見た目は12歳くらいに見える。
胸はそれなりにあるC……いやDか!?
「だからハク!!! 服を着ろ!!」
俺は念のために買ってきた女児用の下着と服をすぐさま着せる。
そう言えばハクには何か装備の服は無いのかと思いスマフォのストレージを見るが……
どうも無いようだ。
なお今までガチャで獲得したアイテムは全てスマフォのストレージに入っている。
容量は無限に近いようだ。
いくらでも入るようだ。
「へへへっ……なんだが主と一緒になれたようだな。うれしいのだ」
『む~私もみんなみたいに人化したいです』
まあそうだなユキもそのうちになれるだろうな。