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ガチャ4 希少種との戦い

 ユキとハクと過ごして異世界で3日目の朝が来た。

 普通のことができないのは仕方ないが、それでも色々な未体験のことが出来るかもしれないということで、それは楽しみだ。

 今日も今日とていつものゴブリンしか出ない森に行く。

 道中、話せるようになったユキが念話で話しかけてくる。

 なぜ話せるかというと、進化してレア度が上がったからだ。


『主殿、ゴブリンばかりでは飽きぬでしょうか?』


 

「いや、まあ確かに効率は悪いけど狩りやすいからな」


『でもでもそれではいかんと思うのです』


『まあそう言うなユキ』

 こんどはハクが話しかけてきた。


『主はまだ弱いのだから、私達でフォローしないといけないのだ』


「弱いって……結構やるようにはなってきてるぞ」


 でもこの前はゴブリン3体に取り囲まれて右腕を斬られたから結構やばかったな。

 ハクの言うこともあってるかも。


 いつものようにユキとハクと一緒にゴブリンを狩っていると。

 いつもより体が大きいゴブリンが出てきた。

 しかも体が黒い。

 なんだろうなと思い戦おうとした。

 だが、俺は今回の敵は普通ではないと直感で分かった。


 ユキが叫ぶ。

『主殿!! 敵が来ます! 気を付けて!!』


 俺はユキとハクに指示を出す。

 ユキにはスノースローを使用するように指示する。

 ハクには噛みつき攻撃をするように指示する。

 俺は取りあえず待機だ。


 黒いゴブリンが手に持った大きな棍棒を握りしめ、ハクに棍棒を振り上げる。

 だが、ハクはそれをなんなく回避する。

 そのままゴブリンに向かって噛みつきを行い、攻撃を加える。

 さらにハクは右前脚を振り上げて爪による攻撃を加える。

 黒いゴブリンはかなりまいっている。

 続いてユキが体当たりを仕掛ける。

 さらに噛みつきも行い畳み掛ける。


 だが黒いゴブリンはさらに力を増す。

 咆哮をあげたと思うと、体が一際大きくなる。

 そしてユキに向かって棍棒を振り下ろした。

 ユキに当たる。


「ユキ!!」


『これしきの事……大丈夫です』


 どうやら少しダメージを受けたが、意外と大丈夫だったようだ。

 だがその前に俺の体が動いていた。

 黒いゴブリンに向かって俺は剣を構えて走り出した。

 そのままゴブリンに向かって斬りかかった。

 ゴブリンは思わぬ反撃だったのか、俺の攻撃をもろに受けた。

 そして二撃目、上から切り下した剣の攻撃を続いて横から振り切った。

 するとあっさりと黒いゴブリンの首を斬り下ろした。


 さらに頭の中に謎の音声が響いた。


【希少種ブラックホブゴブリンを撃破。初撃破報酬としてエクストラスキル《鑑定》を獲得。さらにエクストラスキル《剣聖》を獲得。称号ゴブリンスレイヤーを獲得】


 なんだこれ?

『主殿、今の声はなんだったんですか?』


『主本当に今の声はなんだのだ』


 どうやらユキとハクにも聞こえたようだ。

 俺はスマフォで自身のステータスを見た。

 そこにはエクストラスキルの鑑定と剣聖の項目があった。

 それぞれの説明はこうだ。


 鑑定……あらゆる物の情報を正確に見抜くことが出来る。

 剣聖……剣の扱いに長けた物が得るスキル。剣の扱いに大幅な補正が入る。


 なお称号のゴブリンスレイヤーのほうはと言うとこうだ。


 ゴブリンスレイヤー……ゴブリンを狩りまくったものに与えられる称号。ゴブリン系に対しての攻撃に大幅な威力上昇効果。


 試にその辺に生えている草に対して鑑定を行使する。


 するとこう出た。


 ナオル草……煎じて飲めば怪我などの出血が治る草。集めて溶かして凝縮すると回復ポーションが出来る。


 すごい! これは使えるぞ。


 剣聖も凄まじい効果っぽいし、これはいいぞ。

 しかもブラックホブゴブリンの魔石も獲得した。

 なんとこれ一つでゴブリンの魔石30個分の価値があるようだ。

 ブラックホブゴブリンの魔石をガチャに使用しようとしたらガチャが三回回せると出たからだ。


 その後も、ブラックホブゴブリンを探して狩りまくった。

 エクストラスキル剣聖と称号ゴブリンスレイヤーで楽々狩れた。

 ユキとシロが強いというのもあるが。

 俺たちは一日で30連ガチャ分の魔石を手に入れた。


 さて久々に大量に廻せるぞ。

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