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ガチャ44 ヘルグラウンドゼロ

 辺境の町イルガンテスにて宿を取っている俺たちは、今日もにゃんとか頑張っている。


 辺境の町にて立派な建物がある。


 ヘルグラウンドゼロタワーだ。


 ここは頂上にヘルグラウンドゼロという化け物がいるとか。


 このダンジョンはたまに挑戦者がいるが死んでしまうケースが多いとか。


 なのでギルドではヘルグラウンドゼロを討伐依頼が出ている。


 討伐依頼料は100万Gだ。これは旨そうな依頼だ。


 討伐しないのは損だろう。


 さっそく上ることにする。


 途中でユニコーンが出やがる。まさかのCランクモンスターが出まくるのかこのダンジョンは。


 ユニコーンは突撃攻撃をしてくる。ハクが爪を巨大化して殴るように抉り取る。


「ユニコーンなど私の敵じゃないですよ~ご主人には指一本近づけさせないからな」


「お兄ちゃんどいててそいつ殺す」


「お兄様どいてそいつら抹殺する」


「おおっ……」


 なんかシロとクロが物騒なセリフを言っている。そんなこと言うように育てた覚えないんですけど……


「うーさー!! こいつらぶっ殺すぞーーー!!」


 もしかしてレイミーの影響か? ならば注意しないといけないな……


「レイミー言葉遣いは丁重にしろ……あんまし暴力的な言葉を使うな」


「うっさ!? ごめんさないカイ……これからは気を付ける」


「シロとクロもだぞ!」


「お兄ちゃんごめんね」


「お兄様すみません……」


 しゅんとなるレイミーとクロとシロ。


 いやもうわかればいいんだぞそこまで落ち込むなよ。こっちが気にするわ。


 そうして昇に昇るがなかなか頂上に着かない。


 まあそうだよなそう簡単につかないよな。


 ヘルグラウンドゼロとかいう魔物はどんなやつなんだろかな?


 とか考えているとやばそうな奴らが上から来た。


 蜂のような変な虫みたいな存在が……鑑定するとヘルグラウンドゼロの僕と出た。


 こいつらが僕だと!? なんかヤバそうだ。


 ユキが盾を構えて剣で撃ち落とす。


 レイミーが蹴りで吹き飛ばした。


 メルコが大金槌で粉砕した。


 なんとかなるようだ。


 俺も火炎魔法で応戦しといた。


 そんな感じで何度も僕が来るがみんなが撃破している。


 そうして頂上にたどり着く。


「なんだなんだよ……せっかく人間どもに対してイタズラしてやったのに……なんじゃお主は私はヘルグラウンドゼロだ……何やら面白そうなことをしているの」


「白髪の褐色ロリだと!? お前魔族だな……」


「誰がロリだ!! そうだヘルグラウンドゼロとみんなには呼ばれている魔族じゃな……どうじゃ戦うのか? 久々に腕が鳴るの~」


「下がっておいてくださいカイ……こいつは危険です」


 ユキが剣を携えて敵に向ける。魔族だとは言え敵とは限らないが……


 ヘルグラウンドゼロが地面に手をかざして魔法を放つ。


 地面がグラグラと揺れる。地震魔法か!? 俺たちはあまりにも地面が揺れたので動けないでいた。


「ほれっ……どうじゃ? これで死にたくないと願うか? 本望かそれは?」


「なっ!?」


 俺の首元にはヘルグラウンドゼロの爪が当てられていた。


「カイ!?」ユキがモンスターモードになってヘルグラウンドゼロに突進する。


「なんじゃ従魔なのかいっほれっ」


 爪を当てるのをやめてユキに魔法を放った。ユキが吹き飛ばされる。


 ヘルグラウンドゼロは相当な化け物らしい勝てない……こんな奴勝てるわけがない。


「まあそうそう逃げないのも好ポイントじゃな……」


「へっなんだよ急に……」


「ワシはもう魔族って言ってももう魔王軍とは関係ないのじゃよだからお前らと敵対するつもりはない」


「本当か? 信じていいのか?」


「ならばお前らを元居た場所に返そう……なーにすまんな狼っ娘よ急に攻撃してしまい……」


「いえ……敵対するつもりがないのですね……ならば勝負はなしですね」


 そういって俺たちは少しだけ茶を貰い冒険旅を話した。


 帰るときゼロがなんか儚げだったが……またいつでもこれるからと俺たちはその場を後にした。


「あいつたぶんずっとダンジョンの番人やらされていて嫌になったんだろたぶん」


「そうなんですかわかるのですかカイ?」


「たぶんな……」


 俺はなんか儚げなゼロを放っておけなかった。

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