ガチャ43 ミルスの性能確認とミノタウロスキングとの一戦
ミルスを連れてミノタウロスが出るダンジョンに来ている。
レイミーとかみんなも連れてきてますよ。
ミルスは結論を言うと面白いモンスターだということがわかった。
まずはスライム特有の擬態能力だ。
敵の姿を写し取るように化けるのだ。
しかも捕食といスキルも持っていて敵を弱らせて最終的には喰ってしまうのだ。
そして敵のスキル的な能力すらも奪い取る。
思った以上に強いモンスターだということがわかった。
成長を見ていけば最終的に強くなるのはミルスかもしれないということだということがわかっただけでもいいことだ。
そうしてミルスの感情表現が少しだけ伝わってきた。
まだ一日しか経ってないのに凄い変化だ。
「ミルス……モンスターと戦うのは怖いか?」
「キュー~~~!!」
これは怖くないよと勇気づけているのだ俺を。
「ミルスは頑張ってるな」
「キュー~~~~☆」
これは喜んでいるんだな普通に。
「ミルスお腹空いてないか?」
「キュー~~~~……キュキュ……!!」
どうやらちょっとだけお腹が空いてるようだ。干し肉をあげる。
美味しそうに溶かして食べている。ミルスはなんだか可愛いな。
ユキはいつも通りヒューマンモードで聖騎士のような格好で俺を守ってくれている。
ハクはヒューマンモードでジャッジメントクロウを装備しているので爪による攻撃で敵を翻弄する。
手を巨大化して爪を鋭利なものにできるからかなり便利だとかハクは。
さらにハクはレベルが上がる過程で白虎王の威圧というスキルを取得した。
下位のモンスターならこれで委縮して敵は動けなくなるから強いスキルだ。
レイミーは相変わらず鬼のような強さだ。
オーガですらレイミーの前では子犬以下になる。殴るだけで吹っ飛んでいくオーガは見ただけで哀れに思える。
現在ミノタウロスが2体も出現しているが、クロとシロがリンクマジックを行っている。
二人の魔術師が連携して魔法の行使を行うものだ。
闇と光が集いてかなり最高の魔法が完成する。
光と闇の交差する閃光闇の魔法槍撃がぶつかる。
ミノタウロスは一発で粉砕される。最奥に進む。
広場のようなところに出る。
そこに鎮座していた巨大なミノタウロスがいた。
体躯は4メートルはあろうであろう。
そのような巨大なミノタウロスだ。
ミノタウロスキングが勝負を仕掛けてきた。
レイミーが先手で飛び掛かる。高速で打ち出された蹴りの嵐がミノタウロスキングに襲い掛かる。
レイミーの存在があるだけでミノタウロスキングは翻弄されている。
メルコが大金槌で押し潰した。何度も押し潰す。何度もだ。
だがミノタウロスキングがまだ満身創痍だ。
だがここでミルスが動いた。
スライムの基本攻撃酸弾だ。
酸の弾丸を砲撃する。ぶしゃあとミノタウロスキングに降りかかる酸の嵐が。
何発も当たる。ミノタウロスキングが絶叫をあげる。苦しそうだ。体が溶かされるのは苦しいだろうな。
ユキが剣に氷属性の魔法を転化する。魔法剣だ。ユキはこのようにかなり器用だ。
斬りかかるユキ。ユキの魔法剣による一撃がミノタウロスキングに襲い掛かる。
ハクがモンスターモードになり噛みつく。爪による攻撃も行う。
クロとシロが魔法で攻撃する。
「頑張るにゃん! 頑張るにゃん!!」
「頑張りますよ~~~!!!」
シロとクロが頑張っている俺も頑張らないと。
俺は雷魔法を放った。
ええとライトニングサンダーかな? 俺はそう念じると雷の一撃を放った。
なかなか効いている。
そうしてミノタウロスキングはついに倒れたようだ。
そうしてドロップした素材は牛魔王の角と牙と皮と睾丸に肉だった。
そしてドロップ品は牛魔王の兜だ。
なかなかの兜で頭を守る効果が高い。
俺が装備することでかなりの戦力強化になるだろう。
ダンジョンから外に出た。攻略すると外に出れる仕組みらしい。
そうして宿に帰還した。明日はどこに行こうかな。
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