ガチャ11 女騎士さんとチンピラ
なんかどうでもいいようなといいたいけど。
トラブルっぽい騒動に巻き込まれそうな俺がいる。
なんだろう凄くトラブルだな……
でもなんだろう……
いやこれはダメでしょう巻き込まれ体質じゃないんだから。
とまあそんなこんやで、無視しようと通り過ぎると……
普通に男が吹っ飛んできた。
いやあそんなことあると思っていた。
俺はハクにまっかせてでない。
クロとシロの影に隠れる。
若干へ垂れている。
「お兄様あの女騎士さん助けたら~☆」
「お兄ちゃん~~ダメだよ無視しちゃ~~~☆☆」
クロとシロが俺にプレッシャーをかけてくる。
でもな俺だって怖いものはある。
トラブルは回避しないといけない。
へたれているわけじゃない。
そうじゃなくてチンピラに目を付けられるわけにはいかないのだ。
そんなことより腹が減った。
俺は近くの屋台で串焼きを買う。
レッドボアの串焼きとか、暴れ鶏の串焼きを買う。
クロとシロが小さな口でほおばる。
ハクはがっつく。
「ご主人。ほれうまいな……でもなぁ……かぷりっ…あいつ助けないといけないよね?」
「ぐっ……痛いところを突いてくる……なハクは。まあいいだろう行くか」
「おっご主人殿カイは助ける気になったんだな、良かったぜ!」
ハクは親指を上に向けて、俺にグーをつきつける。
俺はハクに対してグーをこぶしを合わせた。
なら行こうじゃないか。
俺は女騎士さんの前に躍り出る。
「待ちな!! 俺の女に手を出すんじゃねえ!!」
「はっ?」
「なんだてめえ……俺はそこの騎士さんと腕比べしたいんだけどな……へへっ」
「うえっせえ……手下ども周りに侍らせて、よってたかって弱い物いじめだなんて……許さねえぞ!」
「ならば、どうする? お前が俺の代わりの相手を務めてくれるのか? あぁ~?」
チンピラがなんか言ってる。
俺はとりあえず、普通にこっちから手を出すとヤバいので挑発してみた。
「なんだいなんだい、てめえみたいなどこぞの……よくわかんねい、腐った考えの野郎なんてこの騎士様には不釣り合いだねえ……」
「なんだと!? てめえもう一回言ってみろ? おらぁ……俺を怒らしたいのか!!」
「へへへっ怒るんなら怒れよこの糞野郎どもめ……」
「てめえら! やっちまえ!!」
そしてチンピラ共が俺に対してふっかけてくる。