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爆縮と体温の機知(5)

合い駒

月明かりの木の陰に

小さな人影を見る

それは座っているからか

幹の近くで動かない

知らずに通り過ぎるのも

一つの選択肢だけれど

見るくらいは良いんじゃないか

ただの他人だから

深入りはしない形の心配


そんなことまでも

無駄にし始めたら

誰にも見つけられない影は

今よりも増えて行くでしょう

それは自己満足の優しさで

誰かに話す必要すらない

ただの遠回りで

なぁーんだ、で終わる

夜の散歩道

月明かりが綺麗だったから

少し遅くなった帰り道


夕陽が沈む海辺の灯台に

釣り人では無い陰を見る

それは見入っているからか

防波堤で動かない

気にせず通り過ぎるのも

一つのタイミングだけれど

ずれるくらいは良いんじゃないか

ただの他人だから

見間違いながら取り繕える


そんなことまでも

邪魔にし始めたら

誰かに見つけて欲しい影は

今よりも増えて行くでしょう

それは自己満足の優しさで

誰かに話す必要すらない

ただの勘違いで

なぁーんだ、で終わる

夕暮れの挨拶

水面の波が綺麗だったから

少し長くなった会話の形

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