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今日と明日

作者: 金芳 奏

 今日も一日お疲れ様。


 今日は特別大変だった?

 いつもと変わらなかった?何もしなかった?


 なんて、そんなことはどうだっていいの。


 今日も一日を送ったんでしょう?


 それで充分じゃない。

 どんな一日だったかなんて私が気にするのは無粋ね。


 だから、今日も一日お疲れ様。


 これからどうするの?


 適当に時間を使うの?残ってることの片付け?

 好きなことでもする?


 好きにしていいのよ。貴方の時間なんだから。


 何に使ったって無駄にはならないわ。


 あとで無駄だったって思うかもしれないけど、それはそれで経験よ。そうとしか言えないわ。


 そんなこと気にしてるほうが、よっぽど無駄かもしれないじゃない?


 これからどうするかも、どうなるかも知らないもの。


 どうしたっていつか無駄だったって思うかもしれないわ。

 無駄だったって思っても、いつか無駄じゃなかったって思い直すかもしれないのよ。


 こんなこともどうだっていいの。


 今日を送って、明日を迎える。それで充分よ。


 もしそれで充分じゃないって思うなら、明日から少しずつでも変わっていけばいいのよ。


 難しく考えなくていいのよ。

 作業の前に深呼吸をすることからでも、靴を綺麗に並べることからでもいいんだから。


 難しく考えちゃう?


 なら口角を上げて、嘘でも笑顔を作ればいいのよ。

 嘘が嫌なら本当に笑えばいいわ。


 そうやってごまかすことくらいしか、私には伝えられないの。


 でもね、それもこれもどうだっていいのよ。


 明日を迎えられれば、それで充分なのよ。


 ありがとう、今日も一日お疲れ様。

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