表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
391/685

387 漢祭りと目覚めかけ

何かアレな題名になってしまった。

「行くぞ、行くぞ、行くぞ、行くぞおおおおおお」


 コンナ神輿を担いだ僧兵連中を先頭に、他の僧兵や冒険者達がそれぞれの武器を手にして一斉に走り出すけど陣形も何もあったもんじゃないな。整然と密集横列を組んで、槍と盾を連ねているゴブリン連中とはえらい違いだよ。


 でもこんな状態で、あんな風に待ち構えてる所へ突っ込んだら逆にこっちが押し返されるんじゃないかな。


 あっちには遠隔スキルが有るんだし、あれだけ密集してれば一斉斉射の密度も相当な物だろうから、今までの戦闘を考えれば交代交代で途切れなく撃ち続けられそうだしさ。


 ん、突撃する敵を迎え撃つ、交代制の連続斉射って長篠の戦いみたいじゃないか。歩兵集団と騎馬隊の違いはあるけど、状況的には似てるよね、これって不味くね。


 いや、それを力尽くで強引に突破するために揃えた面子なんだろうし、何か作戦も有るんだよな、それならたぶん……


「い、行ってきます、リョ、リョー様」


 白熊姿のミーシアが、獣鎧を纏ったまま俺にペコリと一礼してから敵陣に向かって走り出す。


「それじゃ、アラも行ってくるねリャー」


 普段着に弓矢と『アイテムボックス』を持っただけのアラが、俺に大きく手を振って近くに停められた馬車の方に走って行く。


 アラの向かって行く方には多頭曳きの大型馬車が二十数台停まっていて、そのうちの何台かは荷台に床子弩や小型の投石機が乗せられ、更にほとんど防具を付けてない弓職がこれでもかって乗ってるけどさ、何割かは上半身裸で弓を持ってるだけなんだけど、あんなところにアラを乗せるのか。


 いや、出来るだけ多くの兵員と矢を乗せるために、『アイテムボックス』以外で持ち歩く装備や私物は最小限にするように言われてるらしいから、あんな恰好をしてるんだろうけどさ。


 上半身裸で、弓矢だけを掲げて荷台に乗ってる様子を見るとさ、ホントに紛争地帯の民兵とか武装集団みたいでね。


「『虫下し』殿、心配召されるな、アラ殿の事はこのカン・キテシュが一命に代えても、貴殿の元へお返しいたすゆえ」


 うん、『四弦万矢』がここまで言うのなら、ゴブリンの方は大丈夫なんだろうけど、なんかね不安感がちょっと。


「よし、自分達も向かうとしよう、今回は突出し過ぎぬように注意し、四人での隊形を崩さず囲まれても死角を作らぬようにいくぞ。まずは無事に乗り切る事を優先しよう」


 完全武装で徒歩のままのミムズに、今日は『人態』のままの三人が頷き、四人でひし形の隊形を作って駆けだしていく。


「何時もみたいに『獣態』で突っ込まないんだな」


 駆け去って行く後ろ姿に違和感を覚えて思わず呟いちゃったけど、考えてみれば当然か、昨日の戦闘があれだったもんな。『獣態』は攻撃力も突破力も高いし、ディフィーさん以外は機動力も十分にある、更にみんな堅いから多少の攻撃でも物ともせずそのまま突っ込めちゃうんだよな。


 ただ逆にそのせいで敵中に深入りし過ぎちゃう恐れがあるし、何より身体がデカいから包囲されて纏わり付かれ、足を止められると対応しきれなくなるって欠点が見えちゃったからね。


 ミーシアは『成長補正』のステータスのせいか、それとも巨大すぎるせいか囲まれても強引に突っ切れたけど、ミムズ達は単独でそれが出来なかったからな。


 それを考えれば、個々の戦闘能力では劣るけど連携がとりやすく、汎用性が利いて色んな事態に対応しやすい『人態』でチームを組んだ方が良いのかも。


 と、感心してる場合じゃないな、もう先頭集団がゴブリン達の射程に入りそうだ。ていうのに速度を緩めることなく突っ込んで行ってるけど、まさか気合で一斉斉射を耐え抜くつもりなんじゃないだろうな、そんな戦闘にうちのミーシアも参加してるんだけど、大丈夫なのか。


「はああ、見よ拙僧のこの肉体を、この鋼の筋肉を、これこそ弛まぬ修練の証ぞ、フウンンヌウウウ」


「「「シュワチャアアアアアアンンンン」」」


 な、なんだコンナが神輿の上でボディビルダーみたいなポーズを取った瞬間、隊列を組んでたゴブリンの何割かが、叫び出して隊列を飛び出し、コンナ達の方に向かって行ったけどどうなってるんだ。


 あのまま待ち構えて一斉射撃をした方がどう考えても有利だったろうし、何より上位種の命令には絶対服従っぽいゴブリン・ソルジャーがあんな行動するってのがかなり意外なんだけど。

 

 しかし何だよ、跳び出してきたゴブリンのあの熱狂ぶりは、いや確かにアメリカとかじゃボディビルの大会であんな感じになるらしいけど、ん『誘惑』『興奮』『発情』とかの異常状態が付いてるんだけど、まさかあれがコンナの『誘惑の舞』じゃないよな。


(事前の『武威口上』と『戦の舞』の威圧効果で、相手の精神力を削って居ったとはいえ、なかなかの結果じゃのう。やはりああいった魔物相手には、音や言葉よりも直接目に見えるスキルの方が効果が高いのじゃろうな)


(なあ、やっぱりあれは『誘惑の舞』なのか)


 流れるようにポーズを切り替えて、筋肉の厚みを強調するコンナを見てみるけど、どう考えても威圧というか相手を委縮させて萎えさせる行動にしか見えないんだけど。


(『誘惑』に関しては、掛ける相手によってやり方が違うがのう。ゴブリンなどの鬼や、コボルトなどの獣頭人身の魔物等、比較的人に近しい魔物相手にはの、体を大きく力強く見せることが重要なのじゃ)


 それで、ボディビルポーズって事かよ、なんであれに魅了されるのか俺にはいまいちわからないな。ま、まあ性癖や美醜ってのは、文化や時代で結構代わるからな、人の趣味をあれこれ言うのは、でもな……


(体が大きく強く、健康そうな異性ならば、より強い子孫を残せると考えるものじゃろうて。体、特に下半身が大きければ、難産の可能性が減り、強く健康ならば何度も繰り返し子をなす事が出来よう。つまりはより確実に強い子孫を残せる相手として、コンナは最適だとゴブリンどもには見えるのじゃ。筋肉量や体格というのは目に見える強さの目安じゃからの、鬼系統の魔物では雄雌を問わず、あのような恰好を取る事で、自らがより優れた子孫を残せる個体であると示す求愛行動を取る種が多いの)


 う、うーん、ま、まあそう言われてみると、納得できるのかな。


 ま、まあ生物的に考えれば、間違ってはいないのか、うん、ゴブリンが人間と同じ美醜感覚を持ってるとは限らないもんね。人間的に魅力的なヒロインが、必ずしもゴブリンやオーガにとって魅力的とは限らないからね。


 しかしあれが求愛行動か、いや動物や鳥なんかでも体の大きさとかを見せつけて求愛したりするもんな。


 いやいや、考えるのはそこじゃないな、とりあえず戦局的には相手が陣形を乱してくれたし、この状況なら隊列に残ってる連中が遠距離スキルを使っても飛び出した連中が遮蔽物代わりになるし、敵味方入り混じった乱戦なら、ゴブリン軍団も指揮系統が乱れて連携がとりにくくなるだろうから、個の力量で強引に相手を叩き潰す僧兵連中には丁度いい状況だな。


「バルククアアアアア」


 槍を掲げたゴブリン・ソルジャーがコンナの神輿を支える僧兵達の剥き出しの腹に向かって切っ先を突き付ける。ヤバい幾らなんでも、生身で槍を受ければ、ってアレ……


「フンム、まだまだ、修練が足りぬの、この程度の突きで血を流すとは」


 いや、おかしいでしょ、槍が殆ど突き刺さらずに薄皮一枚剥けたかどうか程度で弾き返されるって。というか当たった時の音どう考えても、生身に当たった物じゃないよね。


(僧兵達に伝わる『超剛筋』や『金剛身』のスキルを使ったようじゃの。『闘気術』の使い手が一定以上の身体ステータスに達する事で使えるようになるスキルでの、どちらもほんの僅かな時間じゃが、筋力やその堅さを大幅に高め、生身でありながら重装したかのような防御力と、素手でありながら殴打武器を振るったかのような攻撃力を出せるのじゃ)


「我も未熟、だがそれ以上に貴様は未熟なり」


「グギャ、グギャ」


 パニくったように何度も何度も堅い腹筋に槍を突き付けるゴブリンに対して、担ぎ棒を肩に乗せたまま僧兵が片手を伸ばして、その頭を掴む。


「ギャ、ギャ」


「自らの修練の足らなさを恨め、滅」


 うわあ、リンゴみたいに頭を握り潰しやがった、他の担ぎ手連中も拳や蹴りでゴブリンを軽々と撲殺してるけどさ、担ぎ続けてる神輿の上で血しぶきを浴びながら、ボディビルを通り越してビジュアル系バンドのボーカルみたいなポーズまで取り出してるコンナの姿はもうさ……


「とくと見よ、その脳裏に焼き付けよ、我が肉体びいいいい」


 どこぞの世紀末覇者の最期みたいなポーズで天を仰いでるけど、もうさ俺の精神がもう、そ、そうだこういう時は癒される情景を見てSAN値を回復させなきゃ、さっきみたいにミーシアを見て癒しを……


「えい、えい、えい」


「アゲギャ」


「ヒギャ」


「ヒゲ、ヒゲ、ヒゲ」


 うん、あれは癒しの光景じゃなかったわ、考えればすぐわかる事だよね、単独で敵陣に突っ込んでって両前足を交互に振るうミーシアの周囲がどんな感じかなんてさ。


 端的に言えば、飛び散る脳漿、吹き飛ぶ肉片、辺り一面血の海、って感じの修羅場でさ、無数の死骸の山の上に立つミーシアに向かって、数体のゴブリンが一固まりになり槍を向けて牽制し、その背後でメディックを中心とした数体が何往復もして、まだ息の有るゴブリン達を引きずって後送してるけどさ、いつも思うが、なんかもうどっちが凶悪な魔物なんだか。


 ま、まあいい、みんなが頑張ってるんだし、俺達もやるべき事をやらないとな。


「よし、ハル、俺達も動き出そうか」


「ええ、それでリョー貴方は本当に大丈夫ですの」


 珍しくハルが俺を心配しているけど、まあこれじゃあ仕方ないか。実際あんまり体を動かしたくなかったからあの踊りにも参加しなかったし。


「ああ、気にするな『超再生』が有るからな問題ない、行くぞ」


「ええ、解りましたわ」


 俺が両手を開いてハルに向けると、ハルも大人しく俺の胸元へと進んで来るので、両手でしっかりと横抱きの御姫様だっこにする。


「へ、変な所に触ろうものなら、許しませんわよ」


「解ってる、ぐ、行くぞ」


 一瞬走った鋭い痛みを気取られないように気をつけて、『軽速』を使って一気に目的の地点へと駆け出す。『軽速』を最大限に使えば俺自身の装備や体の重さはほぼゼロに出来るから、後はハルの体重だけだし、そのハルにしても小柄な上に種族的に体重が軽い上に、今は土系統の魔法を補助するアイテム以外は全部外した軽装の薄着だから、こうして抱えてても信じられない位軽い。


 まあ多少重心がアレだけど、この程度の重量なら『闘気術』を最大限に使えば、それなりの速度で移動できるからね。


「よし、着いたぞ、それじゃあいいか」


「え、ええ、覚悟は出来てますわ、きゃ」


 ハルを抱きかかえている両手に力を籠め、その小柄な体が俺にしっかり密着するように抱きしめると、可愛らしい悲鳴が耳元で。


 あんまり、そんな声出さないでほしいんだけどな。なにせ俺も最低限の『魔道具』を付けただけの軽装に半袖の恰好だから、ところどころでハルと素肌が触れあっててさ……


「リョーじっとしてなさいね、さあ、行きますわよ『岩壁結界』」


 少し顔を赤くしたハルが俺の首に両手を回してさらに密着し、頬を寄せてから呪文を唱え魔法を発動するのに合わせてその小さな体に流れる魔力を感じそれに干渉していく。ハルの流した魔力が巨大な岩へと変わる場所とその岩の形状を、俺の魔力操作で決めていく。


 前にハルに教えられて実験した事だけど、魔法の手順っていうのは魔力を『魔力回路』に流す事で、火や雷などの必要な性質に変換し、更に玉だとか壁みたいな必要な形に成形して、目的の方向に放つ、これらを全部『魔力回路』の中で書き込み発動させるものだけどさ。


 成形や放った後のコントロールに関しては、『魔力操作』の能力が高ければ『魔力回路』を使わなくても出来るし、場合によっては本来その魔法では設定されていなかった形状や動きをさせる事も出来る。本来チート魔法職になるはずだった俺の『魔力操作』なら、こうして触れ合っていれば他人の魔法に干渉してコントロールする事も出来る。


 今回はそれを利用してハルには、『魔力回路』の容量を岩を作る事だけに限定してやって貰い、防御壁の形にして並べて立てる部分は俺がやれば、一度の魔法で作れる壁の量も増えるし、その分ハルの消費するMPも少なくて済む。


 まあ、そのためにはこうしてハルに密着、それも出来るだけ触れ合う面積を増やして、しかもできるだけ肌が触れあったり、そうでない部分も薄い布地程度にした方が良いからこうしたんだけど、やっぱりちょっと密着し過ぎな様な、ハルは内心嫌がってそうだな。とは言え状況が状況だから、ハルには悪いけど我慢して貰わないとダメか。


 前に防御壁を作った時は、他の連中が来るまでの数日で作ればいいって状況だったから、ハルの熟練度上げって意味も有って、壁を創ったら俺の魔力をあげるの繰り返しで良かったけど、今回の場合は周りの目が有るから剣や靴のヒールで俺を攻撃させる訳にもいかないし、何かの手違いでゴブリンがこっちに来る可能性もある以上は多少無理やりでも短時間で仕上げた方が良いからね。まあ目的にたえられるだけの強度があることが前提だけどさ。それにしても……


「あうん、が『岩壁結界』ふぁん」


 俺がハルの魔法に干渉するたびに、高く色っぽい声が出るのは何とかならないのかな、いや聞いた話だと俺に魔力を操作されると、くすぐったい感じがするらしいけど、この声を間近で聴かされて、しかもお互いに薄着で抱きしめてるとさ、なんかねちょっと。小柄な体にしてはかなりボリュームのある膨らみが思いっきり押し付けられちゃってるし、いやいや俺がそんな不埒なこと考えてどうする。我慢して抱き付いてくれてるハルの為にも平常心だ、平常心。


 まあいい、これでとりあえずこの部分の『稜堡』を囲む壁は出来たな。『盛土』で壁沿いに最低限の足場は出来たし、これならいいか。


 俺が、後方の陣地に合図をすると防御壁の一部が崩されて兵士達が『稜堡』の中へとどんどん入って来る。


「弓隊は、頂点付近の壁沿いに展開、敵の接近に備えろ、ミラム家郎党は右側面の警戒、シラグ傭兵団は左側面に着け、他の者は投石機の設置及び陣地全体の盛土に当たれ」


 瞬く間に壁沿いに兵士が展開してゴブリンを警戒し、更に荷車などで土砂や廃材が運び込まれて壁の内側にどんどん盛土がされて高さを増した足場が広がって行く。


「よし、次に行くか、ハルは魔力の吸収を忘れるなよ」


 俺らの役目は『稜堡』の内部工事が安全に出来る為の壁の設置だからね、ある程度の壁と足場が有れば完全に役割は果たせないけど、コンナ達が敵を押し上げてるおかげで、内側が出来上がるまで守り続けるくらいは出来るって事だし。


 とは言えこの作戦はコンナ達の負担が大きそうだから、出来るだけ短期間で作業が終わる様に、俺達は俺達でどんどん壁を作って行かないと、その為にもハルには次の予定地点へ移動する間に魔力を回復して貰わないと。


「わ、解ってますわ、ですけれど、本当に大丈夫ですの」


「何を今さら言ってるんだ、行くぞ」


 俺がハルを抱え直すと、ハルが俺の首に回していた手を片方外し、ズボンの裾から差し込んできて、そこにある棒を握りしめる、それと同時に俺の身体に強烈な刺激が……


「くう、う」


「リョー本当に大丈夫ですの」


「大丈夫だこの程度なら問題ない、だからしっかりと握っていろよ」


 痛みと多少の気持ち悪さに耐えて、片手で捕まっているハルをもう一度抱え直し『軽速』と『闘気術』を使って次の目的地へと駆けだすけど、やっぱり痛えよこれ。


 周りに気付かれないように俺の魔力をハルに吸収させるには『吸生の長靴』や『流血の細剣』じゃ目立っちゃうから、今回はサミューの『捕殺鞭』を服の下から俺の体に巻き付けて置いて、ハルが鞭の持ち手を掴めば吸収できるようにって考えたんだけどさ。


 この武器の『MPドレイン』は効果が低めだし、吸収の為には俺にダメージを与える必要がある上に動き回るから多少の動きでも解けたり緩んだりしない、なおかつこうして御姫様だっこをしてても、ハルにダメージが行かないよう下半身を中心に上手く巻き付ける結び方を考えてたらサミューが縛るって立候補してくれたんだけどさ。


 あのエロメイド、SMで使いそうな緊縛法を一体どこで習ったんだよ、亀甲縛りとかさ、これ万が一にも服が脱げちゃったりしたら、俺は完全に変態扱いされるぞ。


 腹部から腰や太腿までが主で、ハルに当たりそうな胸の縛りなんかは最低限にしてさらに俺の体に直接当たってない面には当て布をして、ハルを傷付けないように工夫するとか変なとこで器用なのが何とも手慣れてるように感じられるんだよな。


 これ予定通りにかなりの締め付けなんだけど、そのせいで金属製の棘が肌に刺さってもうさ、ハルが取っ手を引く度に体に喰い込んでくるし……


 これで変な趣味に目覚めたらどうしよ、いやいや俺はエムッ気もエスッ気も無いからな。


 あれ、でもなんだろ、上着や腕で感じるハルの温もりとか、顔をくすぐる髪の匂いとか、間近に見えるハルの横顔とか見てたら変な気分に、いや、何考えてるんだよ俺、こんな時にこんな状況でさ。


効率よい、魔力吸収方法を考えてたら、なぜかこんな変態チックな方法に……


ちなみに前半のコンナに関しましては、感想でボディビルポーズというご意見が有ったので思いつきました。


H30年10月01日 誤字修正しました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ