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144 王女の誘い

若干下ネタありです。

 何とか冒険者連中を撒いて、リューン王国の陣地に着いたけど、なんか問題を先延ばしにしただけのような気がして来たな。


 いやいや、どうせ数日後にはこの領地から立ち去るんだから、多少の悪評なんて気にしちゃダメだよね。


「お待ちしておりました、リョー様」


 入り口で待機していたディフィーさんに案内されて中に入ったら、ドレス姿のパルスが待ってたよ。


「すまない遅くなった」


 うーん、やっぱり待たせすぎちゃったかな。パルスが気にしてる様子はなさそうだけど、クソあそこで絡まれなきゃもう少し早く来れたのに。


 中にいるのはプテックとディフィーさん、サーレンさんか。ミムズとアクラスが居ないのは静かでいいかな。


「どうかお気になさらずに、『迷宮攻略』を成功させて戻られたばかりですから、色々と大変でしょうし、更に少々問題も起こっておりますから」


 パルスの言う問題ってあれの事かな、領軍の連中の態度が変だった件だよね。うん新しい呼び名の話じゃないはずだ。


「済まないが、俺達が居ない間に何が有ったのか教えては貰えないか」


 今更だけど、お姫様にこの口調って不味いかな。でも今までさんざんタメ口をきいてたのに、ここで急に敬語に直すってのも変だし。とりあえず出されたお茶でも飲みながら話を聞くか。


「ええ構いません、実はラマイ子爵の件で揉めたようでして」


 揉めたって、満場一致でマイラスは有罪だって判断したはずだろ。


「子爵程度とは言え、他国の貴族を追放処分にした事が外交問題になるのではないかと、王宮で騒ぎになったようです」


 そう言えば、普通は宣戦布告の直前くらいしか追放なんてしないってラクナが言ってたっけ。


「ラマイ子爵ご自身も、人脈や私財を使って名誉回復に努めているようですし。あの方個人のお人柄はともかく、商人としては幅広く取引をされているようで、各地に知己も多く、財力もかなりあるそうでして。その影響力も推して知るべきかと」


 うわあ、それはまた面倒そうな情報が……


「クレ侯爵の対立派閥の方々だけでなく、周辺国からも追放撤回の申し入れがあったそうですが。それに直ぐ従っては侯爵の体面に係わります、かと言って完全に無視するわけにも行かないようでして」


「なるほどな、そんな状況で俺の存在は危険だって事か」


 最終的に追放の判断をしたのはクレ侯爵だろうし、パルス達やラッドなんかも賛同したんだろうけど。もとはと言えば俺が証拠を持ち込んでマイラスを告発したのが原因だからね。


 マイラス達の追放処分を撤回しないで、俺を雇い入れたりしようものなら。こっちは対立する気満々ですって周りにアピールしてるようなものだろうから。


「御明察の通り、クレ候としてはリョー様が一日も早く、自主的に領外へ退去する事を希望しています」


 これは出てかないなら無理やり追い出されそうな雰囲気だな。


 まあ、こっちとしては目的が果たせたし、換金も終わったから、報酬さえ貰えれば何時でも出ていくけどさ。


「また、クレ侯爵の名義で『武勲証書』を発行する事も、後々問題となる可能性があるらしいので、私とアクラスの名前で書かせて頂きました」


 証明書を書くって事は、俺の事を認めたって意味になりかねないんだろうから書けないって事か。


 でも考えてみれば、一貴族のクレ侯爵が書くよりも王女達が書いた証明書の方が有難みが有るんじゃないかな。これって俺としてはラッキーな話なんじゃ。


「その為にミムズ達に急いで『拠点』へ戻ってもらい、何とか全て書き上げる事が出来ましたし、リョー様がこちらに来られるまでの間でラッド僧正に加筆して頂くことも出来ました」


 うん、やっぱり俺にとって都合がいい話だわ。


 侯爵軍が把握してそうな俺の功績って、今までに提出してたノルマとしての採集部位以外だと、何回かのアンデッド撃退と『アイテムボックス』での死骸の回収、後は『迷宮攻略』の時に戦果確認の名目で付いて来た騎士達と一緒にした戦闘ぐらいだもんね。


 それに比べて、僧兵連中やミムズ達は俺がこの『迷宮』に入ってから今日まで、入れ代わり立ち代わりしながら、殆どの間、誰かが一緒に行動してたからね。


 俺が倒してきた鬼やアンデッドの数、三体のフロアボスやトンボとの戦闘内容までを知ってるはずだから、書かれる内容も充実するだろうし、パルス達に加えてライフェル教のラッドのサインも入ってるなら証書の信用度も上がるだろうね。


 なるほどこの為に、ミムズ達が途中から急いで帰ったんだ、ありがたい話だわ。あれ、でもどうやって連絡取ったんだろう、ミムズ達はずっと俺等と一緒にいたよね、連絡員なんかが来たわけじゃないし。


(ラクナ、遠方と連絡を取る魔法か何かあるのか)


 うちのパーティーにもそう言うのが有れば便利だよね。


(『魔道具』では確かにあるが、希少品じゃのう。おそらくは獣人の特性を利用したのじゃろう)


 なにそれ、獣人の特性って言うと変身か。


(人と比べて獣人の感覚は鋭いからのう。梯子技や狼煙なども遠くから見えるうえ、聴覚も優れておるからの。おそらくは狼人のサーレンに『獣態』で遠吠えをさせ、音の組み合わせで暗号を作っておるのじゃろう。プテックならば聞き分けられるじゃろうし)


 うーん、なるほどね、うちのパーティーでもミーシアならできるかな。アラの耳なら聞き取れるだろうし。


 とと、パルスとの話の途中で考え込んじゃったよ。あんまり黙り込んじゃうと不味いよね。


「急な事態でしたので、リョー様に確認しないままで話を進めさせていただきましたが、ご不快でしたでしょうか」


「いやありがたいと思っている、少し考え事をしてしまった。すまない」


「では、話を続けさせていただきます。こう言った事情もありまして、レイドの街に預けて有ったリョー様の私物や馬、制作を依頼されていた百足の装備品、あの町の商人たちが連名で作成した『冒険者紹介状』やリョー様宛の手紙などが纏めて『迷宮』内に持ち込まれており、こちらで預かっております」


 ええ、そこまでもうお膳立てされてるの、これだけでも早く出て行ってほしいってのがよく解るね。街に戻って来るなって意味だろうからさ。


「それはまた、至れり尽くせりだな」


 一度奥に引っ込んだディフィーさん達が、パルスの言った品々を運んできて机の上に並べていくけど、これって。


「馬は、陣地の中に繋いであります」


「いや、この金は一体」


 見覚えの無い金貨袋が、どんどん目の前に積み上がっていくんですけど。とりあえず内心の動揺がばれない様に、お茶を飲む振りをして顔を隠しておこう。


「まずは私達からの謝礼金として、金貨五百枚を用意いたしました。リョー様のおかげでプテック達は様々な経験を積み、この短期間で信じられないほど強く成る事が出来ました。以前は一体以上を同時に相手にすれば手こずっていたはずのオーガを、群れ単位で倒せるようになったらしいですし。特にディフィーの成長には目を見張るものが有ります」


 そりゃまあ、あれだけたくさんの鬼を倒して食べてればさ、レベルアップしない方がおかしいよね。あ、でももしかしたら『成長補正』の影響も有るのかな。


 うん、ディフィーさんほどじゃないけどミムズも確かに強く成ってるよね、リサたちの村を襲ったオーガの群れにはだいぶ苦労したのに、ボス攻略の帰りとかあの位の数だと正面から突っ込んで蹴散らしてたから。


 まあレベルアップだけじゃなくて、オーガとの戦い方に慣れたってのも有るんだろうけど、じゃないとそんなに強く成らないはずの俺まで後半は戦いやすくなってた説明が付かないし。背骨切りなんかのコツが掴めてからは楽だったもんね。


「これでミムズ達も、少数で『迷宮』を攻略するコツが掴めたことでしょう」


 そう言えば、この『大規模討伐』が終わったらミムズは停職扱いになるんだっけ。『迷宮踏破』と『魔道具』の収集が帰参の条件だったから、今のうちに俺から『迷宮攻略』の仕方を勉強したいって話で、付き纏ってたんだもんね。


「次に譲っていただいた『魔道具』等の頭金として五百枚。リョー様に用意して頂いたのは簡易魔道具や付与装備が十四個と『魔道具』が六個、これらの評価額が簡易魔道具と付与装備で千六百枚、『魔道具』が七千九百枚合わせて九千五百枚になります」


「ぶぐっう」


 や、ヤバい思わず咽ちゃった。金貨九千五百枚って日本円にすれば約九億五千万円だよ、いや高級品だとは思ったけど、まさかここまでとは。


「どうかなさいましたか」


「い、いやなんでも無い」


 これは、金銭感覚がおかしくなりそうだな、今現在でも現金が三千六百枚以上、宝石類も八百枚くらいにはなるはずだし……


 さりげなくディフィーさんが寄って来て、お茶を交換しながらハンカチを差し出してくれる。


 何とか受け取り口元を拭くけど、少し指が震えてるのばれてないよね。


「では、話を続けさせていただきますが。こちらは分割払いで定期時にリョー様あるいはライワ伯爵の下へ送らせて頂きます。最後にリョー様が決闘で獲得されたレイド卿の全財産の最終的な評価額が四千六百枚になりましたが、その全額を卿の主君であるキムナス伯が肩代わりしてくださいまして」


「ぶぶっつ」


 また咽ちゃった、つまりここに積んである金は、ミムズの教育代と頭金を合わせた千枚と、今言った額を合わせた五千六百枚。はは、俺の生涯賃金を軽く跳び越えちゃったよ、この金で坂木良君が新卒から定年まで退職金込みで二人雇えマース。


「リョー殿、リョー殿どうなさいましたか」


 ん、なんだディフィーさんが目の前で手を振ってるけど、あまりの額でちょっと意識が飛びかけてたよ。


「すまない、少し疲れが出たようだ」


「そうでしたか、まあ仕方ないでしょうね、それだけの働きをされたのですから」


「しかし、これだけの額を良く即金で払えたな」


 いくら貴族でも大金は大金だよね。王族のパルス達だってこの倍の額を払うのに分割払いって話なのに。


「かなり無理はされたでしょうが、その必要があったのでしょう」


 あれ、気のせいかなパルスの笑顔が変わったような気がする。


「必要って、何が」


「出来るだけ早くこの事態を解決したいからでしょう。家臣が勝手に知行を賭けの対象にしたのはもちろん、その理由が主君に唆されて、しかも他家のご令嬢をかどわかすのが目的だったなどと、他家や周辺諸国に邪推されては大変でしょうね」


 おいおいおいおい。


「と、そのような感じの内容を、手紙にほんの少し匂わせただけで、すぐさま現金を用意して下さりました」


 それって、半分脅迫なんじゃ。このお嬢さん笑顔でなんて黒い事を言ってるんですか。


「まあ、支払いの終わったこれからも、個人的に良いお付き合いをさせて頂くことになりましたが」


 いや、それ、お付き合いって言わないんじゃないかな。


「ところでリョー様、侯爵はリョー様を雇い入れる事が出来ませんが。リョー様ご自身には仕官の希望はおありですか」


 ん、いきなり話が変わったな、これはあれか俺をスカウトしたいって事か。


「もし、リョー様にその気がおありでしたら、王宮付き騎士の地位と百二十戸の知行でお迎えいたしますが」


(ふむ、冒険者の仕官としては破格じゃろうな)


 そう言えばバカ騎士は四十五戸だったっけ。


「もちろん、リョー様の働き次第では加増や叙爵もあり得るでしょう」


 そうは言われても『勇者』は仕官できない決まりだったよね。


「折角の話で悪いが……」


「今でしたら、ミムズもお付けしますよ」


 おいいい、いきなり何をって、本人の承諾も得ずにいいのかよ。


「『迷宮踏破者』のリョー様でしたら、ミムズの伴侶として申し分ないでしょうから。もちろん彼女が帰参してからの話になりますが」


「そう言った、話には興味は無い」


 うん、ミムズがついて来るとか冗談じゃない、これ以上振り回されてたまるか。


「もう少し考えては頂けませんか」


 いやいや、何と言われても無理な物は無理だから。


「ほら、貴方達からもおねがいを」


 ん、ディフィーさん達の方を振り向いてどうしたんだろ、あれプテックが前に出てきたけど。


「仲間に、なって、にゃん」


 ぐはあ、にゃ、にゃんだと。猫科の獣人が語尾ににゃんだと、こ、この不意打ちはなかなか……


 いやいや、この手のセリフは、かわいい子ネコちゃんだからこそいいんだ。猛獣のプテックがやっても威力は半減、この程度で惑わされなどしない。


「これは、ダメ、か、なら」


 ん、両手を軽く握って頭の横まで上げてどうするつもりなんだ。


「がーおー、おねがい、がーおー」


 く、これは、無口系ヒロインが棒読みでがーおーだと、これはこれでなかなか、いやいや。


 必死に頭を振って煩悩から逃れた俺の目の前にいつの間にかサーレンさんが。


「くーん、くーん」


 な、なんですかその、捨てられた子犬みたいな目は。そ、そんな一昔前の消費者金融のCMに出てきそうな、潤んだ瞳で見上げてきても、ぐ、ぐらついたりなんて。


「くぅ〜」


 どうする、アイ……、じゃなくて。まだまだ、よく考えて見ろ坂木良、この人の本性は天然系ドジッコワンコメイドだぞ、ん、属性的にはなかなかツボのような……


 いやいや、そうじゃなくて。こう言うのは、かわいい小型犬だからこそ通用するんだ。サーレンさんの獣姿は、どっちかって言うと某国民的アニメ映画に出てくる喋る山犬みたいじゃないか。


 よし、落ち着いたぞ、この程度で俺を陥落させようなんて甘い。


「最後は、わたくしですか」


 く、ディフィーさんか一体何をしてくるんだ、動揺するな、ディフィーさんの正体はB級モンスター映画だ、たとえ何が有ってもそれさえ忘れなければ、大丈夫なはず。


「では……」


 ん、ディフィーさんが、口元に片手を当てて、白いしなやかな指先が濡れた赤い唇を撫でて、少し空いた隙間からピンク色の舌がヌラヌラと、ちょっと艶めかしい、って、馬鹿か俺はディフィーさんに欲情しかけてどうするんだよ。俺には禁欲が有るって言うのに。


「ふふふ、まいりますよ」


 でも、ディフィーさんから目が離せない、妖艶に微笑みながら中指を上唇に、薬指を下唇に当てて、一体これから何が……


「くぱぁ」


 指で口を開いて来たよ。


「悪いが、仕官をするつもりはまったく無い」


 うん、一気に目が覚めたわ。


「なぜここで即答なのでしょうか、お答えいただきたいですね」


 ディフィーさん顔が怖くなってるよ。いやだってさ、やる場所が違うとか、俺には禁欲が有るとか以前に……


 一口で噛み千切られる未来しか想像できなかったんです。


 そんなエロゲのデッドエンドみたいな真似は絶対に嫌だから。


 いろいろ興奮してたのも、一気に萎えて縮み込んだわ。


「そうですか、残念ですね。これ以上お誘いしてもリョー様の心証を悪くするだけでしょうから、この話はもうやめにしましょう。そうでした『武勲証書』の内容を確認されてはどうですか、今なら訂正も可能ですし。そちらの手紙も早めに確認した方が良い内容が有るかもしれませんし」


「そうだな、悪いが、ここで開けさせてもらってもいいか」


 招待されたのに相手の前で書類を読むとか失礼じゃないかな。


「構いません、こちらの事はお気になさらずに」


「では」


 まずは『武勲証書』かな、うん、やっぱりしっかり書いてある、宝物庫を開けた前後や変異種狩りでの戦闘、ディフィーさん達との地下でのヤクシャ戦、アンデッドの迎撃戦や決闘騒ぎ、ボス攻略までの諸戦闘なんかの内容だけじゃなくて、その前にミムズとやったオーガ退治なんかまで、ほぼ正確に書いてあるよ。


 次は街の連中が書いてくれた「紹介状」だけど、こっちは『青毒百足』の事とテトビに渡した変異種の事も書いてあるか。これだけ有れば履歴書として十分じゃね。


 後は手紙か、こっちはカミヤさんと、もう一つは宛名だけで差出人が書いてないな、まあ多分サミュー達なんだろうけど。


 まずはカミヤさんの方から読んでみるか、えーとなになに、機会が有れば一度カミヤさんのとこに来てほしいってか。どうしたんだろ、でもまあラッテル領の事も相談したいし、無事に薬の件が終わった事もまだ報告してなかったから、皆と合流したら一度戻るか。


「そう言えばリョー様は、ライワ伯爵とお知り合いでしたね」


 ライワ伯爵、ああカミヤさんの事か。


「冒険者と依頼主といった関係だがな」


「ですが、あれほどの薬を譲っていただけるほどの御関係なのでしょう」


 う、『馬のふん』のことか、確かにあれだけ効果の高い薬は冒険者なんかには普通上げないよね。不味いかもカミヤさんと親しいってだけで、俺が『勇者』だって疑われたりしないよね。


「ちょっと特殊な依頼を達成して貰ったんだ。俺がアンタ達に持って行く薬を探してるのを知っていたから、宣伝も兼ねているらしいが」


「あの薬には大変助けられました。確か販売する予定でしたね、機会が有ればいくつか買いたいものです」


 それはまた、カミヤさんが聞けば喜ぶだろうな。王室御用達となれば箔が付くだろうから。


「それなら、伯爵領に注文を出せば良いはずだ、時価だからいくらかかるかは解らないが」


 薬の値段が上がれば俺の配当も増えるしね。


 さてと、サミュー達からの手紙の内容は何かな、しかし、差出人を書かないってのはどうしたんだろ。よっぽど慌てて書き忘れたのか、いやサミューに限ってそんなことは無いだろうな。


 後ありそうなのは誰が出したか知られると不味い理由でもあったか。この世界の手紙ってのは冒険者や行商人なんかに依頼して運んでもらうから、封筒に書かれてる部分は誰が目にするか解んないもんね。


 まさかハルが金を使いすぎて、予算が足りなくなったとかかな。それで借金取りに追われ……


 いや、奴隷は借金が出来ないはずだよね。


 じゃあ、どうしたんだろ、後考えられそうなのは酒場なんかでサミュー達が絡まれて、なんかかな。


 まあ考えててもしょうがないか、手紙を読めばわかる話だもんね。


 さて、どんな内容かな、これで大した事の無い日常の報告だったりしたら、笑っちゃうけど。


 えっと、え、これは、嘘だろ……いや、なら。


「パルス、悪いが、もしも馬が余っているのなら何頭か譲ってもらえないか。もちろん代金は払う」


 カミヤさんから預かってる馬が何頭か手元に居るけど、ここに来る時と違って、トーウが居るんだから代え馬は多い方が良いよな。


「軍馬には余裕が有るので構いませんよ、代金はリョー様にお支払いする予定の魔道具代から引いておきますが、一体どうなされたのですか」


「急用ができた。明日の朝一番でこの『拠点』を発つ」


 急いで行かないと。


ふう、ネタ回は書いてて楽しいですね。


ディフィーさんのネタですが、思いついた後に前回のアンケートをやり下ネタはセーフとのことだったので……

やっちゃいました……


H28年1月13日 誤字修正しました。


H27年3月10日 敬称を訂正

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