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136 迷宮の捕食者

「ふう、これでやっと半分か、まだまだ時間が掛かりそうだな」


 いい加減ちょっと疲れて来たな、『ゴブリンズソード』を使って一匹ずつ止めを刺してるけど、俺の攻撃力じゃ一撃って訳には行かないからさ。でも無抵抗の相手に何回も同じように剣を振り降ろす作業を繰り返すってのは、精神的にも肉体的にもちょっとね。


「リャー、アラの方は、もうちょっとだよ」


 離れた所では、アラが俺よりも手際よくオーガに止めを刺して回ってるけど、ふわふわの金髪の所々に返り血が飛んでるよ、これって小さな子の情操教育的に問題あるかもしれないな。


 いやでもこの世界じゃこれも仕方ないのかな、俺みたいに敵を倒すのにいちいち躊躇してると危険だろうし、それよりも出来るだけ早く終わらせないとね。


 とりあえず麻痺したオーガが回復して暴れたりするリスクは、トーウが『麻痺毒』『眠毒』『酒精』を爪にかけて引っ掻いて回ったから、問題は無いんだけどさ。


 まあ、そのおかげでトーウの熟練度やレベルが上がってるな。今まで結構な数の戦闘をしてたし、ここに来て大量の変異種や高レベルのオーガに纏めて『異常状態』をかけたからさ。アラの方もだいぶレベルアップしたし。


 まあ、それ以上に成長してるのが……


「ふう、こうして食べ比べてみると、変異の種類や体格で味わいが違う物ですね。まあ麻痺しているせいで活きが良くない気がしますが」


「ガ、ガガア、アアアアア」


 恐怖に顔を歪め悲鳴を上げるオーガを食べ続けながら、ディフィーさんがとっても猟奇的な事を言ってるけどさ、ここ十何日かでかなりレベルアップしてるんだよな。前はサーレンさんより少し強いくらいだったのに、今だと結構な差が……


 まあ普通は倒した魔物の採集部位だけを取ったら、後の死骸は放置して『迷宮』探索を進めちゃうところなのに、今回はアンデッド対策って事で、俺達が倒した鬼のほとんど全部をディフィーさんが食べてるからな。『拠点』に居た時も食べまくってたし。


 ディフィーさんの横で止めを刺してるミムズ達もそうだけど、俺と一緒に行動してるんだから最近のレベルアップは『成長補正』の影響を受けてそうだし……


 う、うんとりあえず今は怖い事を考えるのはやめとこう、今は仲間なんだし、アクラス以外とはそこそこ良好な関係を保ててると思うし。


 今はとりあえずこの作業を終わらせないと、オーガの呻き声が響いてると他の鬼やアンデッドが寄って来るかもしれないからさ。出来るだけ早く倒して『アイテムボックス』に収納しないと、ジェネラル戦の疲れやダメージが残ってる今の状況じゃ危険だからね。






「ふう、ここまで食べたのは初めてです」


 ディフィーさんが幸せそうにお腹をさすってるけど、ほほえましい光景に思えないのは少し前までの状況を間近で見てたからだろうな。


 まあ満足なのは、こっちもだけどさ、オーガとその前にぶつけたオークの採集物で金貨140枚にはなるから、シルマ家と折半しても70枚だし、ジェネラルの鎧は、俺の機転で奴を倒せたってことで丸々貰えたからね。


 皆のスキル攻撃でかなり壊れてるけど、『付加効果』は無くなってないから修復すれば使えるらしいし、他の装備の材料にも使えそうだからさ。


 結構重そうだから装備できるメンバーは限られるだろうけど、このサイズならミーシアの『人態』と『獣態』のそれぞれの鎧を作れそうだし、俺も『軽速』を使えば動けないってことは無いだろうからさ。


「それにしても、勿体ないですね」


 ディフィーさん、あれだけ喰ってもまだ食べたりないんですか。少しは自重しませんか。


 彼女が見ている先には、トーウのスキルで無力化された上、更にロープで簀巻きにされて猿轡まではめられたオーガが数十体転がされている。でもな、奴らがディフィーさんを見る目が怯えてるように見えるのは気のせいかな。


「食べるなよ、金になるかもしれないんだからな」


 偶々とは言えせっかく変異種を生け捕りにしたんだからさ、テトビの他にも変異種オーガを狙ってた魔物商は居たはずだから、これだけ居ればエル・シルマと折半しても結構な額になるだろうなあ、いやあ、楽しみだ。


「折角の生け捕りですが、仕方ありませんね」


 いや、せっかくの生け捕りだから換金をするんだからね。食べちゃダメだよ。


「残念です……」


「それでリョー殿、これからどうなさるのだ、この先はもうボス部屋との事だが」


 名残惜しそうにオーガを見てるディフィーさんの横で、ミムズが訊いて来るけど、まあ決まってるよね。


「まだ体力が回復してないからな、交代で軽食と仮眠をしてからボス部屋に突入する」


 疲れたままで無理してもいい仕事は出来ないからね。徹夜で作った企画書なんかだと大抵誤字脱字が有ったりするからさ。


「それはよろしいのですが、いくらかの兵力をここに置いて行くべきではないでしょうか」


 ん、ディフィーさんどうしたんだろ、ボスと戦うって言うのに戦力を分散とか無茶じゃないですか。


「どういうことだ」


「今現在の『大規模討伐』の方針は、わたくし達がこの『迷宮』を『鎮静化』させられる事が前提となっていますが、万が一にも、わたくし達がこの先で全滅いたしますと、『拠点』でわたくし達を待っている本隊はその失敗を知る事が出来ず、次の対策が遅れる事になるでしょう」


 なるほどね、いざという時に備えて保険を用意するってのは俺も賛成だけど、ディフィーさんの懸念事項は俺らがこの先で全滅するってのが前提なんだよね。


「つまり、ここに何人か残して、ボス部屋に入った連中が戻ってこなかった場合は『拠点』に報告に戻るということか」


 でも全体の事を考えるならそれも必要なのかな。いざとなったらアラとトーウだけでもボス部屋から逃がせば、ここに残した連中が護衛代わりになって比較的安全に『拠点』まで戻れるかもしれないし。


「ディフィー、それは消極的過ぎではあるまいか、自分達に与えられた目的がボス討伐と『鎮静化』である以上、この場で持ちうる全力をもって戦いに挑むべきではないか」


 うーん、ミムズの言う事も間違ってないんだよな、ここに何人か残したせいで、本来なら勝てるはずの相手だったのに負けた、なんて可能性もあるし。


「お言葉を返すようですがミムズ様、わたくし達の報告を待っている『拠点』には両殿下が居られます。これだけの人数が一度に倒れれば、今までのアンデッド戦での損害もある事ですし『活性化』の恐れも出てまいります。そうなれば御二方には早急に安全な場へ避難して頂く必要が有るかと」


 なるほどね、ディフィーさんはそれが心配なんだ、使用人の鑑と言うべきかなんというべきか。


 確かに今ここで『活性化』なんてしたら、さっき倒したジェネラルとかあのヤクシャなんかが何十体も出てくるんだろうし、多分『魔道具』も大量に出てくるんだろうから、『鬼族の祝福』の付いた装備とか、宝物庫に有った装備のコピーとかを鬼が装備してたら文字通り『鬼に金棒』になっちゃうだろうし。


 そんなのが、アンデッドと普通の鬼に対しての対策しかしてない『拠点』になだれ込んできたら悲惨だろうな。


 それで火葬する余裕がなくなって、人と鬼の死体が大量に出たりしたら、一気にアンデッド化してそれこそ手に負えなくなっちゃうだろうな。


「む、むう、確かにそれはそうだな」


 まあ、ミムズからしたらパルス達の安全が第一だろうから、ああ言われたら反論は無いだろうな。


「拙僧等も、そちらのお嬢さんの意見に賛成ですな」


 ラッド達もか、まあこいつらとしても『活性化』なんてなったら、出来るだけ早くライフェル神殿に追加の対処をしてほしいだろうからな。


「現在、この『迷宮』は魔物の分布が不自然ですからな。ほとんどの魔物がこの付近の『迷宮中央部』に集まっている以上、ボス部屋で戦っている時に他の魔物が乱入して来るやもしれませぬ。ですのでここに陣地を構築し敵を防ぐ後衛を置くべきかと」


 そう言う心配もあるのね、確かにボスと戦ってる時にいきなり別な敵が増えたら面倒かもしれないし。


「解った、それならシルマ家に残ってもらおう。ここの広場なら見晴らしが良いから遠隔攻撃や広域攻撃に対応できる魔法の方が有利だろうし、アンデッドにも有効だからな」


 それに、『迷宮』を偵察してたシルマ家の連中なら、退却もしやすいだろうから。いざって時にアラ達が無事に逃げられる可能性が高くなりそうだし。


「承知しました、この場はこのエル・シルマにお任せあれ。皆さんはボス戦だけに専念なさってください」


 よし、方針も決まった事だし少し休むか。


「方針が決まったな。悪いが少し休ませてもらう、流石にあれだけの数に止めを刺すのは一苦労だったからな」


 ついでに夢の中でラクナとボス戦のシミュレーションでもしてみるかな。








「リャー、リャー、おきなきゃめーなんだよ」


 ん、なんだ、小っちゃな手が顔をぺしぺし叩いて来るけど、これはアラかな。


「ああ、起きた起きた、ありがとうなアラ」


 目を開けるとアラのふわふわの金髪が目の前に広がって、子供独特の優しい匂いが鼻に広がる。うん、今日もアラはかわいいな。


「おはようございます旦那様」


 アラを抱き上げながら体を起こしたら、横から絞ったタオルが差し出されてくる。


「ああ、トーウもお早う」


 冷たいタオルで顔を拭くと、これだけでしゃきっとする感じがするな。


「旦那様がお休みになられている間に、僧兵団の皆様方が陣地構築を終えられています」


 はやっ、いや考えてみればラッド達は本職の兵隊さんなんだからこういうのは得意なのかな。


「悪いなラッド、面倒な作業をやらせてしまって」


 周りを見回したら、瓦礫や岩、丸太なんかを組み合わせてバリケードが出来てるし、所々で地面が掘られて空堀みたいになってるし、よくこの時間でこれだけ出来たな。


「お気になさるな、こう言った労働も僧兵達の強靭な体を維持するための貴重な修練ですからな」


 やっぱり脳筋だよな、まあこっちとしては、とってもありがたいんだけどさ。


「それならもう少し休憩するか、これだけの作業をしたら疲れてるだろ」


 軽そうに言ってるけどさ結構な労働量だよねこれ、重機とか機材とかまったく無しでやれたのが不思議なくらいなんだけど。


「御心配には及びませぬ、全て修行故。この程度の作業で疲労するような柔な鍛え方をしている者は一人もおりませんし。ここに来るまでの間もリョー殿の機転のおかげで、まともに戦闘と呼べそうな戦いは両手の指で数えられる程度しか行っておりませんし、負傷もすぐに回復して頂いております。これほど負担も被害も無いボス攻略は初めてでしてな、これで更に休憩を取るようでは逆に兵達の体が鈍ってしまいますゆえ、各々方の準備が良ければ今すぐにでも先へ進みたい程でして」


「自分達は、僧正のおかげで十分休息する事が出来ている。コウデ卿達もそれは同じであろう」


 ミムズの問いかけに、ディフィーさん達だけでなく騎士団の三人も頷いたって事は、もう行くしかないって事か。


「解った、それじゃあ行くか」


「リャー、アラも頑張るからね」


「旦那様の為に全力を尽くす所存です」


 ああ、うちの子達もやる気満々か。


 シルマ家の連中だけをその場に残して、広場から闘技場に続く一本道を散開しながら進んでるけど、あれディフィーさんがプテックの袖を引いてミムズから離れたけどどうしたんだ。うわ、こっちにくる。


「万が一の際は、わたくしが殿になって食い止めますのでプテックはミムズ様の事をお願いします」


 なるほどね、さっき後衛を提案して来た時に、王女二人の事しか気にしてなくてディフィーさんにしては変だと思ってたら、こう言う事か。俺がアラ達に考えてたのと、ほとんど同じ事をミムズに対して考えてたのね。


「ディフィー、ダメ」


「プテックお願い、こんな所でミムズ様を死なせる訳には行かないでしょう」


「でも」


「プテック」


「……分かった、でも、ディフィー、すぐ逃げる」


「解っています」


 ああ、なんかやだな、こういう重たい雰囲気って。うん、そんな事にならないように全力で頑張ろう。


(さてさて、この先に居るボスは実際の所どんな鬼かのう)


(さあな)


 ラクナと夢で想定したのは、ジェネラルとかパワーみたいなオーガの強化型、もしくはヤクシャやハンニャみたいな素早さと技術で畳み掛けてくるような敵の二パターンで、どっちでも対処できるように練習したけど、もしかしたら全く違うのかもな。


 鬼のイメージだと、アシュラなんて感じで手がいっぱいの敵とか、もしかしたら虎のパンツに金棒の赤鬼って感じの姿かもしれないし、でもそれだとデカそうだな。それとも鬼婆とかナマハゲみたいに、髪を振り乱して出刃包丁とかもやだな。


「もう直ぐですな」


 ラッドの言うとおり、気が付いたら闘技場の入り口に着いてたよ。ディフィーさん達の話を盗み聞きしてたり考え事してたせいで気付かなかったわ。


「この入口から入って通路を抜ければもうボス部屋だ、相手が何か解らない以上、絶対に油断するな。魔法や遠隔スキル攻撃が有るかもしれない、その場合は入り口近くで固まらずに数人ずつで散開するように」


 密集しているところを集中砲火なんてされたらたまらないもんね。


「敵が多数だったり、直接攻撃型の場合なら、陣形を組んで前衛と後衛で役割を分担する」


 そう言う相手で下手に分散したら、各個撃破されそうだから。


「どちらにするかはボスを確認してからになるが、どちらの場合でも俺が突っ込んで攪乱や囮役をする。いいな」


『軽速』と『切り裂き』それに『超再生』が有れば、敵中で孤立しても何とかなるから。切り込み役としてはバッチリだよね。痛いのはやだけどさ。


 俺の言葉に全員が頷いたのを確認してから、通路を進む。


 さて、どんなボスかな、出来れば弱い相手だとうれしいんだけど。


「抜ける様だな」


 通路での襲撃が無かったせいか、少し拍子抜けしたようにミムズが呟く。


「旦那様、ここでお待ちいただけませんか、通路の出口ですぐ密集するのか、それとも立ち止まらずに散開するのかを旦那様に御決断頂けますように、先行して様子を覗ってまいりたいと思うのですが」


 トーウがそう言うけど危なくないのかな、でもこの子『暗殺者』だし斥候系のスキルも持ってるからちょうどいいのかな。


「解った、トーウ任せた」


「お任せください、この一命に替えましても」


「いや、そこまでしなくてもいい、入り口で様子を見るだけですぐに戻ってこい」


 なんでこの子はすぐにこう言う事を言うかな。


 深く頭を下げたトーウが俺達より先に進んで、出口の壁に背中を付けて闘技場の中を覗う。


「あら、これは」


 ん、どうしたんだろ、意外そうな声がしたけど、まあトーウがすぐに戻って来るから直接聞けばいいか。


「どうだったトーウ」


「見える範囲内で闘技場に敵の姿は有りません、おそらくはどこかに潜伏しているのではないかと思われます」


 どこかに隠れてるって事か、対策の立てようがないな、まあ見える範囲に居ないって事は遠隔攻撃以外でいきなりやられるってことは無いか。


「それなら、一気に闘技場の中心部分まで進んでそこで軽く散開、全方位を警戒する。敵を発見してからラッドが対応を指示してくれ」


 闘技場なら隠れられそうなのは客席とか壁とかだろうから、中央部分ならどこから敵が出てきても接近される前にある程度心構えが出来そうだし、散開気味にしていれば物陰から撃たれても当たるリスクが多少減るからね。


「行くぞ」


 俺の言葉を合図に、全員が一気に出口を駆け抜けて中央部分に向かう。


 俺も走りながら周囲を見回すけど、よく有る闘技場のイメージとほとんど一緒だな、平らに均された土の地面を円形の客席が囲んでる。多少違うのは所々に柱が立ってる事か、中央部分に一本、中央と壁の間で東西南北に一本ずつ、更に壁沿いに六本か。


「中央の柱を囲むように円形に散開しろ、全周囲警戒だ、四本の柱の陰に敵が隠れてないか注意しろ」


 そうだよな、あの柱の太さと高さなら、隠れながら俺達に近付くってのも出来そうだもんな。


「どこだ、どこからくる」


「ミムズ様、プテック油断なさらないように」


「解った」


 イライラしたように槍を構えてるミムズに、ディフィーさんが注意してるけど、敵が居るはずの場所なのに何も居ないってのはちょっと緊張するよね。


「居ないよー」


「アラ様、陣の内側にお入りください、そこでは何かあった時に危のうございます」


 敵を探しに北側の柱に走ろうとしたアラをトーウが抱き上げて中央の柱の根元まで戻ってくる。うん、何かあってもアラなら避けられるだろうけど、万が一当たったりしちゃったら一撃でも危ないからね。


「いませんな、こう言った緊張感はいったん切れると危険なので、早めに出てきてほしい物ですが」


 うーん、確かに緊張感ってあんまり長続きしない物だし、ダレルとなかなか戻るのが難しいだろうしね。


 いっそのこと柱の上にあがってみるか、上から見れば隠れてる敵も見つけやすいし、ってあれは……


「大きい、なんなのだあれは」


「敵発見、北側上方、柱の上にいるぞ」


 騎士のうめき声と、柱を指さす僧兵の声で全員がそれに気付く。


 大きな緑色の眼、黄色と黒の縞模様、硬そうで大きな顎、細くても強そうな六本の脚、そして薄い四枚の羽。


「こいつは」


「旦那様、御馳走でございます」


「おっきーね」


巨鬼蜻蜓 LV49 捕食者 LV21


戦闘スキル 噛付 咥上 噛裂 瞬動 火弾 

身体スキル 飛行 滑空 空中停止 視力上昇 速度上昇 快速 金剛力 火耐性 風耐性 食肉回復 鬼喰らい 硬化 再生 生命力強化 魔法防御上昇

特殊スキル 鬼殺し 鬼属無力化


 オニヤンマってか、てか巨って言ってもデカすぎだろうこれ。ちょっとした飛行機くらいのサイズがあるよあれ。


 てかオニヤンマの鬼って確か大きい生き物を段階的に表す言葉の一つだったはずだから、それに巨が付いたら二重の強調だし、鬼族は関係ないだろう。


(ふむ、どうやら、この『迷宮』に居った蜻蛉の『型』が、他の『型』と不味い具合に混ざったようじゃのう、しかも、鬼を食べ続けたのか『捕食者』の称号と、おかしなスキルがいくつかついておるの『ゴブリンズソード』では無効化されそうじゃ)


 うわ、今まで想定してたのが全部無駄になったんだけど。


「来るぞ」


 複眼で俺達を見ていたトンボが羽を動かしだして、俺達に向かって飛びたつ、やるしかないのか。


次の投稿はもしかすると遅れるかもしれません。


H27年12月23日 誤字修正しました。

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