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背中

作者: 鷲井真樹


「ありがとう」


父の背中を見て思う


示してくれた正しさに


正してくれた間違いに


気付いてくれた、悲しさに


「ありがとう」


父の背中を見て思う


すべてを教えてくれた、あなたに今は


私がものを教えてる


嬉しいけれど、ほんのすこしだけ悲しいな


育ててくれて


「ありがとう」


父の背中を見て思い


小さくなってくその背中、私は小さく呟いた






 ◇ ◇ ◇


翌日


「お前、体悪いのか?」


「へ、何で?」


「だってよ、お前が突然感謝するなんて、何かあったとしか考えら──」


「うわぁぁぁぁあああ!!」



私は駆けた、父に二度と見つからない場所を求めて


さすがに、今すぐにとは行かないけれど、いつかその背中に、こんな言葉を投げかけたくて

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― 新着の感想 ―
[一言]  温かい感じの詩ですね~。こういうの結構好きです。短い詩だけど、色んな想いが籠められてて……。あれ?何変な事言ってるんだろ、私。  まぁ、それは置いといて。お父さん、天然だね!何それ超お…
2012/11/01 19:37 退会済み
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[一言]  両親、特に父親にはこれ迄育ててもらったお礼は、照れくさいというか、何というか、中々言えませんよね。私の場合は、父は母と違って微妙に距離があるというか、なんというか……母の日のプレゼントは気…
2012/10/29 17:34 退会済み
管理
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