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Sランクパーティー役立たずと追放された僕。でも俺のスキルは、ガラクタを伝説級に変える最強鑑定士でした  作者: 黒崎隼人


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番外編2:セレスティア『贖罪と、新しい居場所』

 私は、自分のことを天才だと思っていた。魔法の才能に恵まれ、若くしてSランクパーティー「太陽の槍」の魔導士になった。私の選択は、常に正しいと信じて疑わなかった。

 あの日、アルトが追放される時までは。

 私は気づいていた。彼の【物語鑑定】が、ただのポエムではないことを。彼の忠告が、何度も私たちを救ってくれたことを。けれど、私はリーダーであるガイウスの威光に逆らうことができなかった。自分の立場を守るために、友人の不当な追放を黙認した。

 それが、私の犯した最大の過ちだった。

 アルトを失ったパーティーは、坂道を転がり落ちるように凋落した。私は日に日に強まる罪悪感に苛まれ、眠れない夜を過ごした。

 そんな時、辺境の街の噂を耳にした。伝説の鑑定士。まさか、と思った。でも、心のどこかで確信していた。それは、アルトに違いないと。

 私は全てを捨てて、ルーンの街へ向かった。彼に会って、謝らなければならない。許してもらえなくてもいい。ただ、私の後悔を伝えたかった。

 再会したアルトは、以前よりずっと強く、逞しい顔をしていた。彼は私の謝罪を受け入れ、「もういいんだ」と笑ってくれた。その優しさが、私の心を打ちのめした。

 私は、この人の隣で、今度こそ彼を守ろうと決めた。私の魔法は、彼のような人を守るためにこそあるのだと、ようやく気づいたから。

『物語の揺りかご』。そこは、私の過ちを洗い流し、新しい役割を与えてくれた、大切な私の居場所だ。

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