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日々、つづる(短歌集)  作者: 江藤ぴりか


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風の記憶 — 扇風機に寄せる夏の詩 —(お題:扇風機)

2025年8月10日


首を振る 暑さを拒む 扇風機 火照った体の 熱を奪う


やめなさい 扇風機の前 占領し 子どもが「あああ」 いつも遊ぶ


そよ風じゃ 物足りなくて 手を伸ばす 強風注意 やっと冷えた


びふう、かな? そよ風だよと 扇風機 教えてくれた 不思議な読み方


風浴びて 働き者の 扇風機 今年の夏も お世話になります


うちの子が 部屋の隅で しゃくりあげ 扇風機だけ 君をなぐさめ


扇風機 風がぬるくて クーラーに バトンタッチし 少し気まずい


「乾杯!」と 扇風機にも 祝杯を ひとりの晩酌 チューハイ片手に


スイッチを 押したら煙 上がってる 寿命迎えた 機械の先輩


羽のない 新参者の 扇風機 古参も洗って 見送り撫でる

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