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日々、つづる(短歌集)  作者: 江藤ぴりか


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傘の花、虹の向こう(お題:夕立)

2025年8月6日


夕立が 止んでも傘を 差したまま 雨雲の先が 終着駅


傘たたむ 人々のあいだ 縫っていく 差したままの傘 泣き顔隠す


半袖に 雨粒あたり 走ってく 軒先借りる 雨の夕暮れ


降ってきた おろしたての傘 折り皺を ピンと張ったら 雨だれの音


雷鳴が 近づき顔が 引きつって 耳を塞いで 雨を駆ける


雷に 子どものように 泣いちゃった 君の弱点 抱き寄せる肩


夕立か 帰りたくない つぶやいて 洗濯物の 洗い直し


傘の中 帰りたくない 君が言う 洗濯物の 心配するのか


虹が出て 雨の終わりを 見上げれば 良いものだと スマホを向ける


傘の花 日差しで枯れて 虹が出る 同じ方向 指差し笑う

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