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朔月に消ゆ  〜ひとりごとの十首〜(お題:ひとりごと)

2025年7月19日


「つかれたよ」 耳に入った ひとりごと

止める間もなく 線路に人影


動けたら 助けられた 「ごめんなさい」

無関心が 自殺幇助に


ビルの上 ひとり佇む 影ありて

一歩踏み出し 「楽になれる」


傍観者 「こんなとこで 死ぬなよ」と

投げた言葉の ナイフと肉片


自殺者が 他人の言葉で 二度も死ぬ

「かわいそうだね」 これで三度目


花添える 涙のひと言 「ごめんなさい」

ひとりごとにも 切りとるカメラ


哀れみの 言葉はいらない 「おつかれさま」

死んだわたしに 最高の手向け


「不謹慎」 浴びせる言葉 「そうじゃない」

死者より生者の 慰み、大事か


死んでなお わたしの意向 ないがしろ

コンテンツ化で 冒涜するのか


「見ないでよ」 「若いのに不憫」 「かわいそう」

「死者の冒涜」 「違う違う」

センセーショナル短歌☆

結局、自分が可愛いんですよね。

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