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ゆらり、車窓のむこうがわ(お題:電車の中)

2025年7月12日


ふと思う 豪華列車の 刺殺体

遠き地、架空の アガサミステリ


ガタゴトと 揺れる電車に 船を漕ぐ

あたたかな空気 ゆりかごの中


乗客を 押し込み窓が 曇るさま

見送り次の ひと仕事かな


急停車 ざわめき広がる 車窓から

飛び散る肉片 悲鳴あがる


指を置く 平たい板に ため息す

遅延の連絡 慣れたりかな


密室の 空気が重く 周り見る

ひとりの時間 楽しむ人々


扉あき 数多の人が 降車する

シートに腰掛け 痺れがとれる


夢がさめ 気づくと見知らぬ 無人駅

降りて上司に 午後から出社


さてもさて 電車の中は 異界の戸

最寄りの駅の 帰り方探す


つかの間の 緑の空気 名残惜し

空間移動の 電車に揺れる

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― 新着の感想 ―
「今考えると」乗りすごしはやってみたかった気もするけど(ぉぃ)、行きだとせいぜい千里中央(地下鉄5駅、当時)なので、中途半端な遅刻にしかならず^^;;; JRで遠くまで行くのだと帰りつくのが翌日とかあ…
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