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人類と神は兄弟です  作者: まるまる虫
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侵入そして発見

古代の遺跡に侵入した一行が見たものは驚愕の景色

監督たちが入った扉の中には、銀色に光る巨大な真っ暗闇で中に何があるのか全くわからなかった。監督が手に持った投光器で中を照らした。すると100メートルほど先に壁と思われる銀色の障害物が薄っすらと見えた。監督の隣りにいた南班長がたずねた「なにもない部屋を開けさせるなんてその鍵は何でしょうね」「なにもない訳では無い。何かあるはずだ。」そう言いながら手に持った投光器を左右に振った。すると壁と思われるいた物が僅かに湾曲しているのに気がついた。投光器の光が届く範囲でくまなく周りを照らして確認したするとその形は直径100メートルほどの球体であることが分かった。球体は赤道部の周囲にある八本の支柱に支えられて床の上に立っている。「監督。これはなんでしょうかね。」と南班長が訪ねた。「ガスタンクか燃料タンクか、それにしてもデカい。」そして監督が球体に近づいていくと球体の底に光る縦横10メートルほどの四角い開口部が開きそこから床に向けて斜路がせり出してきて床と接触して止まった。「中に入れと言うことか。」と監督が言った。「罠かも知れませんよ。」と今度は西班長と言う男が監督に向かって注意を促した。「こちらはこの鍵を持っているんだ。これさえあれば必ず宝物に導かれると宮内庁の担当から説明を受けているんだ。罠のはずが無い。この中に必ずお宝があるはずだ。私と南班長で中を調べてくるので、他の者はこの入り口の外で待機していろ。何か周囲に動きがあったら無線機で知らせろ。」と耳に付けたインカムを指してから斜路を開口部に向かって登りだした。監督の後ろには、火炎放射器と麻酔銃を背負った南班長が続いた。他の者は周囲を警戒しつつ周りを照らし始めた。監督と南班長が開口部の中に消えてから暫くして、西班長が他の2人に話しかけた。「この球体はなんだと思う。」すると1人が投光器で照らしながら双眼鏡で球体を見上げて答えた「球体の赤道部に等間隔に小さな穴が見える。何かを吹き出す為の物だと思える。ロケットかジェットエンジンの噴射口みたいなもの。」するともう一人が同じように双眼鏡で球体を眺めていたが、「プラズマロケットじゃないのか。」と答えた。「穴の周囲が、他の部分の金属と違ってすすけたように光沢を失っている。金属を浸食するような高温のガスが流れ出した跡だ。」「北班長。するとこれは、航空機の一種か宇宙船か。ええと強いて言うなら搭載艇か内火艇というところだな。しかし、どうやってこの中から外にだすんだ。我々が入って来た通路や出入り口では、到底無理だろう。」「もっと奥に、これ用のハッチが有るのじゃないか、東班長。」と北班長が答えたとき一行が耳に付けているインカムから声が聞こえた。『私だ聞こえるか。』「北です。監督、聞こえます。どうかしましたか。」『操縦室を見つけた。これは搭載艇だと思われる。急いでお前たちも全員中に入ってこい。』「了解しました。二人ともなかにはいるぞ。」三人は斜路を登ってハッチをくぐってなかにはいった。ハッチをくぐってすぐ目の前にこれも10メートル四方のドアがあった。北班長がインカムに向けて話した。「監督、中のドアにつきあたりました。」するとインカムから返事が来た。『右上にある凹みを押せ。それはリフトだ。中に入ったら、右側の壁の上に有る凹みを押せ。そうすれば操縦室に来れる。』「了解。」北班長が言われたとおりにすると、三人が乗り込んだリフトのドアが一旦閉まった後にかるい衝撃が部屋にはしったあとドアが開くとそこは明るい大きな部屋にがあった。三人がリフトを降りると監督が後を振り返って言った。「全員そろったか。ここが操縦室だ。音声入力へ斜路を引き上げて外部扉を閉鎖しろ。」すると金属的な声が何処からか聞こえてきた。『了解しました。権限1の操作員。』北班長が監督に向かって質問した。「誰が答えているんです。」「いわゆる人工知能だ。以外と優秀でこちらの言語を数分で理解するようになった。ただし現在も学習中だから音質に対してはいまいちだが。」「それで権限1の何とかとは何ですか。」と西班長が質問をした。それに対して監督が手の中の玉を見せながら答えた。「この鍵を持っている者をこの船の人口知能は権限1の操作員と判断してこの船の全ての設備を操作する権限を与えるという意味だ。そして先ほど移動する発熱体が、この戦艦の格納庫内の奥の方で多数出現した。と人口知能が知らせてくれた。警備用の小型機械のような物でわれわれをこの船のから追い払う為に、こちらに向かわしたものだということだ。」「どうやってそれらがこちらに迫っていると分かったのですか。」と西班長が続けて質問した。「周りの壁を見てみろ、照明が無いはずの格納庫内が隅々まで見渡せるだろ。」と監督が自分の背後にある壁面を指し示した。其処には白黒画面ながら他の搭載艇を含む格納庫内が鮮明に映し出されていた。そして周囲にある他の搭載艇のしたの床の上に白く光る光点が多数移動していた。「赤外線画像ですか。」と西班長が答えると監督が言った。「そのとおり、移動速度は余り速くない。人が走る程度だ。大きさは、像並だ。以外と大きいな。」「どうやってここから脱出するんですか。」と今度は東班長が監督に向かっていった。「搭載艇を動かしてもここは地下500メートルの地面の中なのでこの戦艦の格納庫のハッチを開けたとしても外には出られない。よって搭載艇を出て敵を迎撃しつつ脱出する。なあに、ちゃんと装備を持ってきているじゃないか。脱出は可能だ。」と笑顔で答えた。すると金属的な声が又聞こえた。『守護者がこの搭載艇に接触するまで後、10分ほどです。』「囲まれる前に全員脱出だ。」と監督が答えると続けて監督が声を上げた。「下部ハッチを開いて斜路を出せ。コントローラ。」『了解しました。権限1の操作員。』すると床下からわずかな振動が伝わってきた。「行くぞやろう共。狩りの時間だ。」と監督が言うと「麻酔銃が効くと良いんですがね。機械相手では役に立たないでしょう。」と西班長が両手を広げて答えると監督が「問題ない。そんなこともあるかと思いこれを用意しておいた。」と肩から提げたバックの中を見せた。其処には麻酔銃に使っているショットガンに使える散弾と思えるパッケージがギッシリ詰められていた。「散弾ですか。」「いや、スラグ弾だ。射撃の時は肩の関節が抜けないように力を込める様にして気をつけろ。」と監督が言うと再び金属的な声が響いた『武器が必要ですか。背後の壁にある武器庫を開けますので中の物をご自由にお使いください。』と言うと背後の壁が左右に開いたかと思うと中から長さ2メートルほどの棍棒と思える金属棒が並んでいる棚が現われた。『この打撃兵器は、守護者の中枢に被害を与えて行動不能にするのに十分な破壊力を持っています。』と金属音声が続けて答えた。「飛び道具は無いのか。」監督が質問した。それに対して金属的な声が答えた。『飛び道具とは飛翔兵器のことでしょうか。飛翔兵器を目標に命中させるには相手の未来位置を瞬時に計算して射出方向を修正して発射しなければならないため命中させるには相手を一時的にでも静止状態にしなければならず生身の人が扱うには難しいためこの搭載艇の白兵戦用の武器には含まれておりません。』「肉弾戦が古代の戦闘ルールか。」と監督が言った。「全員弾丸を人箱ずつ持って行け。使い方は分かるな。」すると四人がそろって返事をした。「了解!行くぞ!」各自は監督から弾丸を受け取ると各自の腰のバックに押し込んで扉に開いたリフトに飛び乗った。最後に監督が、壁に開いた武器庫の棚から棍棒を一本取り出して一回振り回してから肩に担いで最後にリフトに飛び乗って背後に叫んだ。「又戻ってくる。」すると金属的な声答えながらリフトの扉が閉まっていった。『またのお越しをお待ちいたしております。権限1の操作員。』

彼らに迫りくる恐怖の正体とは

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