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青の世界の冒険者 ~八人目の勇者~  作者: つばめ男爵
1章 新米冒険者ケージ編
66/244

そこの王女に事情を聞いて

 薄い霧の中、恵二たちに近づいて来たのは騎乗した3人組の男達であった。冒険者の二人組から話を聞くのに夢中で接近に気付けなかったのだ。


「やべ、フレイア直ぐに隠れろ!」


「は、はい」


 つい王女を呼び捨てにしてしまった恵二だが、元々敬語も使ってなかったし今更いいかと気にするのを止め、恵二たちの目の前に現れた3人の男達に目を光らせた。


「おお、やはりフレイア王女ではないですか!」


「探しましたぞ!いや、よくぞご無事で」


 隠れるのが遅かったようで、馬に乗ってやって来た3人組に姿を見られてしまったようだ。先程の二人組は外国人だったようで気が付かなかったが、面倒な事にこの3人組は王女の顔を知っていたようだ。


「・・・貴方たちはどなたですか?」


 隠れる事を諦めたフレイアは3人にそう問いただした。


「これは失礼致しました。私達は冒険者、Bランクパーティー<霧の光明>です」


 男の1人がそう告げると3人は懐からランク証であるプレートを出して見せた。それは恵二のプレートとは違い、緑を基調としたランク証であった。


(以前サミに見せて貰った物と同じだ。間違いない、本物だ)


 どうやら今度は3人組の冒険者、しかもBランクのパーティーが現れたようだ。しかし、先程男達が放った言葉が気になった恵二は口を挟んだ。


「・・・それで、あんた達Bランクの冒険者さん達がどうして王女様を探していたんだ?」


「ん?お前は何者だ?」


 突然尋ねてきた少年に訝しげな視線を送った剣を帯刀した冒険者の男は、逆に恵二へ質問を返した。


「俺はフレイア様の御者係りだ。そっちは侍女。王女様はお忍びで行動していらっしゃる。それを何故冒険者であるあんた達が知っていた上に探しているんだ?」


「へ?侍女っすか?」


 いきなり指を向けられ侍女呼ばわりされたリアは、機転の利かない声を上げてしまった後、慌ててフォローをした。


「そうっす。私、王女様の侍女っすよ。貴方達は王女様に何の用っすか?」


 リアの大根芝居に不審に思った男達は、あえてそれには突っ込まず話を続けた。


「・・・王女様をお連れするよう依頼を受けた。それ以上は言えない」


「ちょっと待ってくれ。それだけで一国の王女様を“はい、そうですか”って渡せる訳ないだろう?」


 しかも現在首都ではクーデターが起こっているという。そんな状況でこの冒険者の話を鵜呑みにする訳にはいかなかったのだ。すると3人組の内、槍を持った男が声を荒げた。


「おい、小僧。調子に乗るなよ?俺達は<霧の光明>だぞ?その俺達が依頼を受けて正式に王女様をお連れすると言うのだ。まさか疑ってるんじゃないだろうな?」


「なんだ、その理屈は?あんた達のパーティーなんか知らねえよ」


「てめえ・・・!どうやら痛い目に会いたいようだなっ!」


「お、お止めなさい!私の部下に手を出そうというのですか、貴方達は!」


 恵二と槍持ちの男が剣呑な雰囲気になったところフレイアはすかさず止めに入った。Cランクの少年ではBランクパーティー相手に不利だと思ったのだろうか。王女はそう抗議をすると、槍の男は舌打ちをし身を引っ込め代わりに今度は腰に短剣を所持した男が弁明をした。


「申し訳ありません王女様。しかし、我らも依頼を受けた以上簡単には引き下がれないのです。依頼者(クライアント)には王女様を丁重にお連れしろと厳命されております。共にいる方もご一緒にと仰っておられましたので、どうぞご安心下さい」


「・・・その依頼者とはどなたですか?王女である私にも言えないのですか?」


 フレイアの疑惑は全く晴れる様子が無く、このままでは連れて行くのは至難だと判断した<霧の光明>の冒険者達は溜息をついた後にこう述べた。


「仕方ありません。本来依頼者(クライアント)の名を明かすのは冒険者失格なのですが、状況が状況ですしね・・・。依頼されたのはレアオールのギルド長からです」


『ギルド長!?』


 3人の声が重なった。恵二はセレネトのギルド長マドーから手紙を預かっていた事を思い出し声を上げ、フレイアは意外な人物の名前が出てきた事に驚きの声を上げた。リアが声を上げたのはよく分からなかったが、冒険者達は3人それぞれの反応に満足したのか話を続けた。


「ご納得頂けましたか?では、護衛を致しますのでご一緒に来て頂けますね?」


(いや、全然納得できないんですけど!)


 冒険者達はギルド長の名を出した事で王女達は大人しく付いてくる者だとばかり考えていた。しかし、恵二達はさっき二人組の冒険者達から話を聞いてしまったのだ。


 “この件に冒険者は一切介入するな”


 確かにそう聞いたのだ。そしてそれを通達したのもギルド長だという。これでは矛盾をしている。3人の不信感は更に高まった。


 熟考した後、王女はこう決断をした。


「・・・あなた達に付いていくわけにはいきません」


「──な!」

「俺達が信用ならないと?」

「ギルド長の依頼ですよ!?」


 断られるとは思わなかったのか冒険者達はそれぞれ食って掛かった。それらの言葉をフレイアは一蹴した。


「くどいです!用も伝えずただ付いてこいなど言われても行く訳には参りません。私に用があるのでしたらギルド長を直接連れてきなさい!私達はキャリッジマークに向かうと、そう伝えなさい!」


 フレイアは声を張り上げると、御者を演じている恵二にウインクをして馬車を動かすよう指示を出した。


「了解です、王女様」


 3人は馬車に乗り込むと、方向を180度変えて来た道を戻っていった。呆気にとられた3人組の冒険者達を置き去りにして。




「おい、どうする?あいつら行っちまうぜ?」


「誰だよ、王女はチョロイから楽勝だなんて言った奴は!?」


<霧の光明>の冒険者達は上司から依頼を受けフレイア王女を探しだし城まで連れていくという依頼を受けていた。クーデターが起こってから王女はまだ町に戻っていないという情報を得ていた冒険者達は、何も事情を知らない王女を先に見つけさえすれば楽勝だろうとたかをくくっていた。


 確かに平時の王女ならば、世間知らずの優しいお姫様といイメージ通りにのこのこ付いていったであろうが、冒険者達の誤算は王女は既に将軍の謀反を知っていたのだ。


「どうする?もたもたしてっと、先を越されちまう!」


「この依頼をこなせば無条件でランクアップ。こんなおいしい依頼、逃す手はないぜ?」


「うーむ」


 パーティーメンバーの意見にリーダーである剣を帯刀した冒険者は判断を迫られる。この依頼は何もこのパーティーだけにでなく、他の冒険者にも持ちかけられている依頼だ。厳選されたレアオールの他の冒険者達もみんな血眼になって王女を探している事だろう。


 その依頼内容はこうであった。


 “外で野盗に襲われた可能性のある王女を無事城に連れ戻す事。なおこの依頼は秘密裏に行う事。もし王女の同伴者が居た場合には一緒に連れてくるか、邪魔をするならば密やかに処分する事”


 この依頼を成功すれば、その冒険者はランクが1つ上がるだけでなく報酬も貰える約束となっている。この依頼は<霧の光明>のように、欲に目が眩みそうな者達にのみ職員から直接話を持ちかけられていた。


 故に、その欲に目が眩んだ一人である冒険者の判断は分かりきっていた事であった。


「・・・やるぞ。多少強引でも城に連れてきさえすれば問題ないと聞いている。見たところ護衛はいない上に今はガキと女のみだ。後を追うぞ!」


『おう!』




 一方恵二達は馬車をUターンさせた後、再びキャリッジマークを目指していた。急げばなんとか日が暮れるギリギリには到着できそうであった。


「しっかし、いきなり侍女だとか言われて驚いたっす」


「申し訳ありません。変に勘ぐられても面倒ですし話を合わせました」


「気にしてないっすよ。それにしても良い啖呵の切りっぷりだったと思うっす」


 リアがそう誉めると先程の場面を思い出したのか、フレイアは顔を少し赤らめながら口を開いた。


「しかし、先程の方達はどういうつもりだったのでしょう。てっきり私を殺しに来たのだとばかり思っておりました」


「・・・俺もそう思ってたんだけど、本当に連れてこいって言われただけのようだな。殺す気なら女子供しかいない今がチャンスだと行動を起こす筈だからな」


「そんな事より、早くどこでもいいので食べ物のある所に行くっす。お腹が空き過ぎて私が死にそうっす」


『・・・・・・』


 リアの戯れ言を恵二は受け流しながら手綱を操り、フレイアも無言で冷たい眼差しを彼女に向けた。するとフレイアはその視界の先に何かを見つけた。


「・・・ケージさん。後ろから何者かが来ます」


「何?」


 馬車の速度に迫る者とは一体何なのか、少し考えた恵二はそれが何者なのかすぐに思い至った。


「あの<霧のなんちゃら>って冒険者達か!?」


「ええ、どうやらそのようです」


 霧で視界が悪く影しか見えなかったそれは恵二たちの馬車に段々と近づいてくると、馬に乗った3人組の姿がハッキリと見えた。


「ケージさん、お気を付け下さい!冒険者が一人詠唱を始めています!」


「―――なんだって!?」


 慌てて魔力探索(マジックサーチ)で後方を探ると、確かに一人魔術を放とうとしている者がいた。


「――っくそ!」


 急いで手綱を操り馬車の位置を横へずらそうとするも、馬はそうすぐには動いてくれない。その内にどうやら詠唱は完了したようだ。


「―――炎槍(フレイムランス)!」


 恵二の強化された耳にも微かに聞こえた男の魔術は、火属性の中級魔術<炎槍(フレイムランス)>であった。それは元からそこを狙うつもりだったのか馬車の車両の車輪部分に炸裂した。


「―――きゃあああああっ!」


「まずい、頭を守って屈んでいろ!!」


 馬を急に動かした上に、片側の後方車輪を破壊された馬車は大きく左へ傾きかけた。なんとか体勢を戻そうと恵二は手綱を握るが不幸は更に重なる。


「――っ!!避けろーー!!」


 霧で視界が悪い中、さらに馬車のバランスが崩れかけながらも走行している丁度その前に突然二人の人影が見えた。思わず恵二は大声で叫び手綱を更に引っ張り躱そうとしたが、それが仇となり車両は完全に左側へ横転し始めた。


「まずい!」


 咄嗟に恵二は自身のスキル<超強化(ハイブースト)>をフルパワーで使用すると、ゆっくりと馬車が横転していく最中、後の車両に潜り込むとぐったりしているリアと身を屈めて縮こまっているフレイアを抱きかかえ、すぐに馬車から飛び降りた。


 ―――そこで一旦強化を解除する。


「おわ、何だ!?」

「危ねえっ!」


 恵二の声に気が付き轢かれそうになった男二人は、素早く横へと飛びのき難を逃れた。操縦者のいなくなった二頭の馬はそのまま直進し、牽引していた車両は完全に横転し大破した。


「あれ?私何時の間に・・・。一体何が?」


「・・・うう」


 恵二に抱えられる形で車両からいつの間にか飛び降りていたフレイアは、全く状況が分からず呆けるも、少年に抱きかかえられている事実に気が付くと顔を真っ赤にし慌てて離れる。一方リアは目を回しているのかさっきから元気が無い。


「誰か食べ物を・・・」


 どうやら問題なかったようだ。


「おいおい!これは一体どういうこった!?」


 恵二たちの姿を見つけると、危うく馬車に轢かれるところであった髭面の冒険者は少年を問い詰めた。


「それはあいつらに言ってくれ!俺達の馬車にいきなり魔術を放ってきたんだ!」


「何だと!?」


 恵二が指した方角から馬に乗った3人の冒険者がやって来た。それは先程の3人組の冒険者で間違いなかった。その冒険者達の姿を確認すると、真っ先にフレイアは抗議をした。


「これは一体どういうつもりです!?私達に危害を加えるつもりですか?」


「いえいえ、とんでもございません。ただ足を止めようと車輪を狙っただけですよ王女様」


『――っな!?』


 何人かの声が重なる。足を止める為だけに魔術を放ったという呆れた言い訳と彼女が王女であると知った驚きの声だ。


 馬から降りると3人組の冒険者は更に話を続けた。


「王女様、俺達とご同行願うぜ?他の者達も全員だ。これはギルド長の勅命だ。抵抗するなら王女様以外斬り捨ててもいいと許可されている」


「なんですって!?」

「・・・どういう事だ?」

「おいおい、一体何の話をしてやがる!」


 3人組の横暴な発言に場は混迷を極めていた。王女をなんとか連れて帰りたい3人組の冒険者。それを拒否する恵二と王女達。それに巻き込まれた二人組の事情を知らない冒険者。


(やれやれ、面倒な状況になってきたな・・・。強化のスキルもまだある程度使えるし、ここは問答無用で実力行使にでるか?)


 そう考えた恵二は前に歩き始め3人組の冒険者達に近づくと声を掛けた。


「なあ、あんたらに提案があるんだが・・・」


「お、なんだ?大人しく投降するなら命は助けてやるぜ?」


「おい、坊主。一体どういう状況だ、これ?彼女が王女様ってのはマジなのか?」


「ケージさん、こうなったら私は大人しく彼らに付いていきます。貴方達を巻き込んでまで私は―――」


『――全員黙ってろ!!』


 突如少年は大きな声を上げて、さっきまで騒いでいた者達は皆口を閉ざした。恵二はいい加減今の混沌とした状況に辟易していた。その苛立ちをぶつけるかのように大声を出した恵二は、3人組の方を見るとこう提案した。


「俺と勝負しろ。勝ったらなんでも言う事聞いてやる。お前達が負けたら洗いざらい吐いて貰うぞ?どうだ、簡単だろ?」


 恵二がそう告げると、少年の大声で口を閉ざしていた3人組の冒険者達は声を上げて一斉に笑い出した。


「おいおい、マジかよ!坊主が決闘?あははははッ!」

「ぎゃはははっ!10年はえぇよ小僧!」

「いいぜ!そんな提案ならいくらでも受けてやるよ!うははははッ!」


 ある程度予想していたとはいえこうも馬鹿笑いされると恵二もイライラが更に溜まってきたのか、不機嫌さを隠そうともしない表情を浮かべた。


「け、ケージさん。いいんですか?そんなお約束してしまって・・・」


 話していた途中に少年から大声で“黙ってろ”と怒鳴られたフレイアは、目に若干の涙を溜めながら恐る恐るそう口にした。それを見た恵二はちょっと気の毒な事をしたかなとも思ったが、いい加減王女に振り回されるのも面倒になってきていたので少し冷たくあしらった。


「大丈夫、少なくともこの場は俺に任せて大人しくしとけ」


「・・・はい」


 ちょっと前の少年ならば王女にこんな言葉遣いしなかった恵二だが、今はとにかく腹の虫が収まらなかった。


(あいつら、しつけーんだよ!フレイアは行かないって言ってるだろ!それを追いかけてきた挙句いきなり魔術をぶっ放すか?普通!!折角貰った馬車を駄目にしやがって・・・!)


 心の中で3人組を罵倒し続けた恵二の元に二人組の冒険者がやって来た。彼らも流石に黙って事の成り行きを見送る訳にはいかなかったのだろうが、今回は気の毒にタイミングが悪かった。


「おい、坊主。これは一体―――」

「―――そこの王女に事情を聞いて」


「え?」


 髭面の冒険者の言葉を遮って面倒事をフレイアに押し付けた恵二は、再び3人組の方へと向かった。うしろで王女様がしょぼくれているようだが、それは見なかった事にした。


「よし、準備はいいか?ルールはどうする?対戦相手も坊主が好きに決めていいぜ?」


 相手は完全に恵二を舐めきっているのか、一人で戦う気でいた。それを面倒だと思った恵二はこう告げた。


「ルールは俺とあんた達3人。1対3での武器有り魔術有りとなんでも有りのバトル。勝敗は参ったって言うか死ぬか気絶するかだ。OK?」


「・・・は?」


 恵二の提案に男達は疑問の声を上げる。それを面倒くさそうな表情で見た恵二は再度説明を始めた。


「はぁ。ルールは俺とあんた達3人。1対3で―――」


 理解できなかったのか、と嫌味を込めた溜息をつき恵二は再び同じ内容を口にしようとしたが、3人組の一人、槍を持った冒険者が突っかかってきた。


「ふざけるな!てめえ相手なんざ俺一人で十分だ!舐めやがって!ぶっ殺してやる!」


「・・・じゃあ、始めるぞ!」


 恵二はそう告げると、全身を<超強化(ハイブースト)>で強化し槍の冒険者に迫ると、目にも止まらぬ速さで拳をその土手っ腹にめり込ませた。


「―――ぐ!」


 恵二の腹パンを貰った男は短い呻き声を上げると、何をされたか分からないまま気を失った。


『・・・は?』


 それを見ていた者達は口を大きく開けて、必死に状況を理解しようとした結果暫く呆けてしまった。残り二人の冒険者もそれは例外では無く、固まっていたところに恵二は非情にも声を掛けた。


「次は二人同時に行くぞ?・・・じゃあ始め!」


 そう声を掛けた瞬間、またしても少年は冒険者達の目の前から姿を消した。それは超高速で二人の冒険者に迫った恵二の姿が早すぎて、周囲の人間からは姿が消えたかのように錯覚しているだけであった。


「ぐふっ!」

「ぎゃ!」


 二人の悲鳴が聞こえ視線を向けると、そこには3人の冒険者が横たわっていて、ただ一人少年だけが突っ立っていた。

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