上には上がいる
コーディーと勝負の約束をした後、恵二の元にエアリムがやって来た。彼女も弁当持参だったので一緒にお昼を食べようと誘いに来たのだ。
二人とも〈若葉の宿〉の女亭主にして料理長のベレッタから合格祈願の手作り弁当を貰っていたのだ。最近すっかり食事の面では彼女のお世話になりっぱなしなこともあり、ベレッタは二人の好物をしっかりと把握していた。今日は恵二やエアリムが大好きなおかずばかりと大奮発であった。
教室でそのまま食べるのも躊躇われた為、二人で学校の中庭までやって来ていた。そこで恵二はテストの出来や、さっきの勝負事の話をエアリムに聞かせた。
「ええ!?そんな約束をしちゃったんですか!?」
「……うん」
エアリムの呆れた口調に、恵二はバツが悪そうに頷いた。最初は“何でそんなことに”といった思いの彼女だったが、次第に笑みが溢れ出してきた。そんな彼女の様子にどうしたのかと恵二は尋ねると、こんな答えが返ってきた。
「いえ、ケージ君も男の子なんだなあと思いまして。なんだかそれが可笑しくて」
益々訳が分からず首を捻る恵二。
エアリムから見た三辻恵二という人物は、大人顔負けの魔術を操り、魔物にも臆することなく立ち向かう立派な冒険者といったイメージだ。
だが実際には普通の子供っぽいところもあるのだとエアリムは知った。自分より年下の男の子がこれまで一生懸命背伸びしていたのでは、なんて想像をしだしたら何だか可笑しくなってしまったのだ。
「まあ、とりあえずお互い筆記は問題無さそうだし、後は実技と面接だけだな」
エアリムも筆記の方は問題なかったらしい。そもそも彼女は恵二の勉強の先生でもある。歴史や魔法史を勉強する際には、恵二は彼女に大変お世話になったのだ。そんな彼女が筆記テストで遅れを取る訳がなかった。
「ですね。実技もなかなかハードルが高いと聞いています。頑張りましょう、ケージ君!」
「ああ、あんな奴には負けたくない!」
そう気を吐くと恵二は弁当の残りに手をつけた。
「全員集まったな?では、これから実技試験を行う!」
大声で実技試験の開始を告げたのは、先ほど恵二とコーディーの諍いを止めた白髪の白髭男であった。かなり高齢だと思われるが声は大きく姿勢も真っ直ぐだ。元気なご老体であった。
1-D教室で筆記試験を行った恵二たちは、同じ面子のまま学校の校庭に集まっていた。周りを見ると、他の教室のメンバーらしき者たちもそれぞれの指定された場所で一塊に集まっている。
エイルーン魔術学校の校庭はとても広い。室内練習場や魔術演習場といった、ばかでかい室内施設もある程だ。学校の敷地の殆どがそういった実践向けの施設だそうだ。
「諸君が始めに行うのは魔力測定だ!その後、指定魔術と得意魔術の実演、そして最後に制御試験となる!」
(いきなり魔力測定かぁ。少し自信無いなぁ……)
恵二の魔術の技術は一級品であった。特に制御技術はずば抜けており、エアリムも教えを請うくらいだ。だが、魔力量だけは不安があったのだ。今でこそ訓練を重ねてなんとか魔力量が増えてきたが、自信があるとはとても言えない量であった。
恵二が暗い顔をしていると、いつの間にか隣に立っていたヒスタリカが話しかけてきた。
「心配ないですわ。魔力の多寡はあくまで参考程度。いかに魔術を上手く扱うかが審査のポイントとなるようですわよ」
「まぁ、そうなんだろうけどね……」
彼女はそう励ましてくれるが、少なくとも魔力量が審査の参考になる事実は変わらない。
「どうやら平民は魔力量に自信がないと見える。所詮、生まれ持った才能の差はどうあっても覆せない。恥を掻く前に辞退した方が身の為だぞ?」
さらに恵二の近くには、勝負事を持ちかけたコーディーも立っており、先程のヒスタリカとの会話を盗み聞きしていたようだ。これ幸いにと恵二を馬鹿にする発言をする。
「コーディーさん!その言い方はあんまりですよ!」
「彼の為に言ってあげているのです。ここで躓いているようでは、例えまぐれで合格しようと、この先辛いだけだとね」
暴言を嗜めるヒスタリカと、それを取って付けたような言い訳でかわすコーディー。だが、恵二の耳には二人の言葉が全く入っていなかった。先程から恵二はある物が気になって仕方がなかったのだ。
(あれは……何をやっているんだ?)
白髪の試験官が受験番号を読み上げると、呼ばれた受験生は順番に水晶玉へ魔力を放出し光を生み出す。どうやらその輝きの強さによって魔力量を計測しているようだ。
「お前の魔力量は……182か。───よし次、102番!」
「おっと、そろそろ私の番か。それではヒスタリカ嬢、失礼します」
先程から黙り混んでいた恵二を自信がなく言葉も出ないのだとコーディーは勝手に勘違いし、嫌みったらしい笑みを浮かべると試験官の元へ向かった。
その憎らしい笑みすら今の恵二の目には映らない。恵二の中にはある二つの疑問が生じて、それどころではなかったのだ。その一つがあの水晶玉だ。
(あれ、<色世分け>の水晶玉じゃないのか?)
受験生が次々と魔力を籠めるその水晶玉は、以前恵二が何度か利用した、異世界人を色で見分けるマジックアイテムと酷似していた。その隣には、輝きの強さを計測していると思われるマジックアイテムも置かれている。
魔力を帯びた水晶玉が白い輝きを放ち、その光を横のマジックアイテムが計測するといった形のようだ。試験官はその計測アイテムを覗き込んだ。
「ふむ、434か。なかなかの数値だな。───次、103番!」
「はい!」
自信満々に声を上げたのはコーディーであった。勝負相手の数値は当然気になるが、それ以上にあの水晶玉についての懸念が頭から離れない。
その時であった。他の試験官の元、魔力計測を行っている集団から大きなどよめきが聞こえた。
「───おお!」
「おい!紫色に輝いているぞ!?」
「もしかしてあいつ、紫の異人か!?」
同じ校庭の敷地内の別の場所で計測している受験生たちが大騒ぎしていた。どうやら恵二の予想は正しかったらしく、あれは〈色世分け〉で使われる水晶玉のようだ。まさか魔力量も測れるとは思いもよらなかった。そこに更にタイミングよく異世界人が現れるのも完全に予想外であった。
(やっぱりそうだったか……!それにしても、紫の異人かぁ。気になるなぁ……)
なんとかその姿を一目見ようと身体を動かすも、人垣が邪魔でとても見えない。
すると、今度はこちらの受験生たちからも歓声が上がった。
「すげえ光ってる!」
「あいつ、確かハイランド家の次男じゃなかったか?」
「一体数値は幾つなんだ?」
どうやらコーディーの魔力測定で大騒ぎしていたようだ。確かにその水晶玉から放たれている輝きは、他の者と比べると明らかに強い。
だが、恵二は周りの称賛に首を捻った。
(そんなに凄い魔力量か?)
数値の基準はいまいち分からないが、受験生たちが先程から水晶玉に込めている魔力量は、お世辞にも多いとは言えなかった。
「ほお、918か。その若さでその魔力量とはやるではないか」
老年の試験官もコーディーを褒め称えた。すっかり気をよくしたコーディーは恵二にどうだと言わんばかりに視線を送ってくる。
それに恵二は不快を示すどころか、益々分からなくなっていた。
(うーん、あの量なら俺の方があるんじゃないのか?)
今まで周りの者と比べると、魔力量が少なく若干コンプレックス気味であった恵二は肩透かしを食らった。だが、それは恵二が比較する相手を間違えていただけの話であった。
今まで一緒に戦ってきた魔術師はどれもこれも腕の良い者ばかりだ。歳の近いサミやエアリムは天才とも呼べる才能の持ち主で、勇者仲間たちに関しては言うも及ばずであった。
かつて師であったハーデアルトは恵二に言った。一般の魔術師並みだ、と。だが一般の魔術師というのは、魔術師ギルドに所属する者や、冒険者の魔術師のことを指す。
それは、これから魔術を習おうとする受験生や生徒たちよりも下であろうか。答えは否、一般の魔術師レベルと評された恵二は、勇者としては落第でも、受験生レベルからすれば十分合格点なのである。
恵二がそんな考え事をしていた時、受験生たちから更に大きな歓声が上がった。
「───1605!また、とんでもないのが現れたな……」
試験官にそう評されたのは先程まで隣にいた筈のヒスタリカであった。彼女の魔力量は明らかに恵二より多く、輝きもコーディーと比べると、これ以上ないのではという強さを放っていた。
「見たか?あれが選ばれた血筋という奴だ」
そして恵二の隣には、先程測定を終えたコーディーがいつの間にか戻っていた。
「悔しいが、今の私では彼女の足元にも及ばぬ。この学校の卒業生である魔術師の平均値は凡そ1000だそうだ。彼女は既にそれを越えている」
そう彼女を讃えたコーディーの目はどこか寂しそうな印象を受けた。
「次、112番!さっさと来んか!」
「あ、やべっ!はい、今行きます!」
うっかりしていた。111番である彼女の次は自分であった。恵二は慌てて試験官の元へと走っていく。その後ろでコーディーがまた嫌みなことを呟いていたが、今は本当にそれどころではない。
(このままだと、俺が異世界人だって事ばれるよなぁ……)
それが問題であった。対処する方法はある。だが、どうしようか躊躇った。
「どうした?早く魔力を水晶に充てんか」
「えーと、今やりますからお待ちくださいねー」
妙な口調で返事をする。恵二は今、魔力の性質を変えるのに大忙しであった。それは以前にサミの故郷である町セレネトでの検問の際、異世界人だとばれないように使った技術であった。だが纏っている魔力の質を変えるという技術は、いくら魔術制御が得意な恵二であっても至難の技であった。
(よし、出来た!だが……)
魔力の性質をこの世界の住人たちと同じような波長に偽装する。その代償として放出できる魔力量が減ってしまったのだ。
「ほお、780か。お前もなかなか優秀だな」
「……どうもです」
誉められはしたが余り嬉しくはなかった。これでコーディーとの勝負は負けてしまった。スキルを使えばいくらでも魔力量を一時的に増やせるが、ズルをする気はない。元々この試験はスキルを使わず受ける気でいたからだ。
(まあこの後の試験で取り返せるだろう。上出来だ)
他の受験生はよくても500を越えるかといったところだ。平均は確実に越えただろう。気がかりなのは、まずは先勝したコーディーがどんな嫌みを言ってくるかであったが、少年はこちらを一瞥するだけで黙ったままだ。どうやら思った以上に恵二の数値が高かったらしく面白くないらしい。
(勝った方が不満とは我が儘な奴だ)
ため息混じりに心のなかでそう呟くと、いつの間にか近くにヒスタリカがやって来ていた。
「やりますわね。流石実技が得意だと言うだけありますわね」
「君こそ凄いんだな。俺の倍近くあるよ」
本来ならもう少し数値が高かった筈だが、それでも尚彼女の魔力量は恵二より多いであろう。
そんな会話をしていた時であった。他の場所で計測していた受験生たちから盛大な歓声が上がった。それも2ヶ所同時だ。
「すっげえ!数値5000越えかよ!?」
「あり得ねえ。水晶が割れた!計測不能だってよ!?」
どうやら化け物が二人現れたようだ。片方は数値がヒスタリカの3倍以上を叩き出して、もう片方は水晶が耐えきれず割れてしまったようだ。人垣が出来ていて二人ともどういった人物か伺うことが出来ない。
「……上には上がいるものですわね」
「……そうだね」
分かっていた筈だが、恵二は改めてそう思い知らされた。
「よし、次は魔術の実演試験を始める」
魔術の実演とは、実際に魔術を扱って、どれ程完成度が高いかを査定する試験だ。
「先ずはこちらが指定する魔術を順番に行ってもらう。内容は事前に告知したものだが、一つだけ伏せている魔術にも挑戦してもらう!」
試験官の説明に驚きを見せる者もいたが、殆どの者はそれを予め分かっていた。どうやらそのサプライズは毎年恒例らしく、恵二もその情報は事前に入手していた。
(ま、あくまでもうひとつ追加であるってだけで、どの魔術かは分からないんだけどね)
その他の指定魔術は練習済みで余裕であった。どれも初級の簡単なもので難しいものは何一つない。このテストの意味はあくまで魔術をきちんと扱えるかにある。魔力量は査定対象外だそうだ。
だが、ここで思わぬ爆弾が投下された。
「今回追加する指定の魔術は、火属性の上級魔術〈火鳥の吐息〉だ!」
「は?フレイム……なんだ?」
「聞いたことないぞ?」
「いやいやいや、上級魔術なんて無理ですよ!」
受験生たちは慌て出す。ただでさえ難易度の高い上級魔術の上、聞いたこともない魔術であった。
(フレイムブレス?聞いたことない……)
恵二もその魔術の名は心当たりがなかった。横を見るとヒスタリカやコーディーも知らないようだ。二人とも首を捻っている。
「お前たちが知らないのも無理はない。何せ秘匿されている魔術だからな。一度手本を見せよう」
そう告げた白髪の試験官は長い詠唱を唱え始めた。その詠唱を一字一句聞き逃すまいと受験生たちは一生懸命に耳を立てる。そんな中、恵二だけは耳ではなく目と感覚を研ぎ澄ませていた。
(んー、なんかごちゃっとした魔術だなぁ。効率悪そうに見えるけど……)
だが、得意な火の魔術だったのは幸いであった。恵二はその魔術をじっくりと観察する。
詠唱を終えると受験生たちの前に1匹の火の鳥が出現した。精霊魔術ではなく試験官が炎の魔術で作り上げた火の鳥だ。その火の鳥は近くの地面に狙いを定めると口から火を吐いた。高熱の息吹きで地面を焦がしていく。
「どうだ?これが<火鳥の吐息>だ」
受験生は余りの難易度に頭を抱えた。聞いたこともない魔術を一度見ただけでやって見せろと言うのだ。しかもあの火の鳥はかなり複雑な魔術であった。何せ生み出した火の鳥から更に火を吐かせて攻撃するのだ。
威力は低そうだがお陰で魔力量は余り必要ではないようだ。だが、火で攻撃するのなら直接自分の手から放てばいい。恵二が効率悪いと感じたのはその点だ。
「さあ、それではそろそろ始めようか」
試験官が順番に受験生を呼び出す。受験生は初級の指定魔術を順にこなし、次の<火鳥の吐息>で躓く。大半の受験生は出来ないと申告し、最後の得意魔術の披露へと移る。
何人かの受験生は必死に覚えた詠唱を辿々しく唱え、火の鳥を出そうとするも、鳥の形にすらならない。その様子を白髪の試験官スタインは嘆きながら見ていた。
(全く……、どいつも猿真似の詠唱で独創性に欠ける。創造力が足らん!)
先程の魔術は秘匿された上級魔術だと言ったが、実はあれは嘘であった。この火の鳥の魔術はスタインが編み出したオリジナルの魔術である。受験生が誰一人知らないのは当然であった。
受験生の大半が気がついているようだが、この魔術は難易度の割に効果が薄く、見かけ倒しの魔術であった。それを試験で使った意図は、未知の魔術に挑もうとする受験生の創造性を試す為だ。だが、今のところスタインのお眼鏡にかなう受験生は現れなかった。
コーディーの番となったが、やはり初めて見る魔術は難しかったのか、何の形にもなっていない炎が現れただけだ。早々に諦めて得意魔術を披露する。
ヒスタリカもかなり苦戦していたが、コーディーよりかは鳥っぽい形まで近づける。だが、そこ止まりだ。吐息を吐かせるなどとても無理な様子だ。
(この子も駄目か。まぁここまでやれただけ相当だろう)
いくらなんでも一目見た魔術を再現するなど無理なことはスタインにも分かりきっていた。ただ、それでもどうにかしてやろうという工夫が見たかったのだ。炎が苦手なら雷でも水でもいい。鳥が駄目なら蛇でもよかった。挑もうとする姿勢を見たかった。早々に諦めた者や挑戦すらしない者は論外であった。
「次、112番!」
「はい」
呼ばれて来たのは、先程かなりの魔力量を保持していた少年だ。この歳であれだけ魔力があれば将来有望であろう。だが、どんなに素質があっても宝の持ち腐れでは意味がない。このテストはそれを見極める為のものでもある。
すると少年は辿々しく詠唱を始める。こいつもただの真似事で終わらせる気かとスタインは失望をする。しかも詠唱はろくに覚えていないようで、全くの出鱈目だ。他の受験生からも思わず失笑が飛び交う。
だが、それが過ちであったことにスタインや受験生もこの後すぐに思い知らされた。なんと少年が生み出した炎は綺麗に形が整えられていくと、一匹の火の鳥へと姿を変えた。
「な!?」
「嘘だろ……?」
しかもそれだけでは終わらなかった。火の鳥は口を大きく開けると、そこから炎を吐きだした。炎の吐息を出し続けている火の鳥が徐々に小さくなっていく。そこは先程スタインが見せた魔術とは違う点だが、吐息の威力は増しているように見える。その証拠に炎を当てられている大地が先程より大きく抉り溶けている。
火の鳥は高威力の吐息を出し終えるとともに姿を消した。その光景を見ていた試験官や受験者たちは皆言葉を失っていた。
「今のでどうですか?」
それを特に自慢するでもなく少年は試験官に結果を尋ねた。
「―――あ、ああ。問題ない……。ご―――よく、出来ていた……」
思わず合格だと言いそうになった言葉をスタインは飲み込む。試験はこれだけではない。この実演テストだけで合格判定を出す訳にはいかなかった。だが、もしスタインにその権限があれば、目の前の少年を一発合格させていたであろう。
(―――し、信じられん!一度見ただけの魔術を再現させるどころか、より高度なものに昇華させてみせるとは……!)
なんというセンスの持ち主なのだろうとスタインは身震いをした。
「凄いですわ!貴方、あの魔術を知っていたのですわね?」
「―――くっ!私も知ってさえいれば、貴様なんかに後れを取るものか……!」
ヒスタリカやコーディーは、恵二が<火鳥の吐息>を知っていたのだと勘違いをした。だが、それはありえないのだ。何故ならあの魔術はスタインのオリジナル魔術、他の人間が知っている訳がないのだ。そして更にあの少年は、吐息の威力を自らのアレンジで上げていた。火の鳥の維持に回している魔力を吐息に当てたのだ。その為一回きりの技となるが、確かにあの形ならそこまでコスパも悪くない魔術となる。
(受験番号112、ケージ・ミツジか……。凄い逸材が入って来たぞ!)
スタインは今年度も楽しくなりそうだと、この先の教員生活を想像して心を踊らされるのであった。
水晶玉での魔力量測定ですが、書いていてこれ完全に「スカ○ター」だよね、と思っちゃいました。数値化は矛盾が生まれそうなので今後は控えるかもです。




