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秘密主義者たち  作者: ちゃんD
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秘密の始まり(1)

自分は趣味で小説を書いているので、誤字や文の構成、表現などぐちゃぐちゃかもしれませんが、楽しんでいただけたらなによりです。不定期に更新しますのでご了承ください。

人というのは、みじかな人にも言えない秘密があり、それを知られると、人によってはとても嫌かもしれないし、たいした秘密じゃないかもしれないからなんとも思わないかもしれない。

つまり、何が言いたいかというと…

秘密というのは人それぞれだということだ。

しかし、なぜこんなどーでもいいこと考えていたのかというと…

彼女の秘密を知り、俺のとても恥ずかしい秘密がばれたからである。


◆◆◆


刻はさかのぼって秘密がばれる日の朝。

チュンチュンと、スズメの鳴き声が聞こえ、

朝を実感し、1日の始まりも実感する。


俺、小坂鷹虎は、高校1年生15歳、年齢イコール恋人いない歴の特段何もない高校生だ。

「トラ兄ぃ〜、朝ごはんできたよ〜」

タイミング良く、朝ごはんが出来たらしく、2階の自室から急いで降りて、顔を洗いダイニングへ行くと、パンと目玉焼きという、なんとも普通な朝食があった。

「トラ兄ぃ〜、タイミング良いねぇ〜」

「さすがだろ」

俺の事をトラ兄と呼ぶのは、妹の美久で、

今年中3の受験生である。

背は高く、175センチの俺よりは少し低く、足がスラッとしていて、どことは言わないが、出るとこも出ている。

顔も細く、目の下にホクロがあって、なかなか可愛い。俺は、妹に色々良い遺伝子が逃げてるのではないかと考えてる。

そんなこと考えていると、

「トラ兄ぃ〜、早く食べないと学校遅れちゃうよ?」

「ああ、ごめんごめん考え事してた」

「私の事が可愛いとか?」

「否定はしないけど、違うよ」

「そーですか。まあいいや、はやくたべよ」

「ういーす」

などと、兄妹的な?会話をして、朝食を食べ終え歯磨きしていると、扉が開く音がしたので、美久は学校に行ったらしい。

「もうそろそろ時間か…」

と、独り言を呟き、制服を着て家に鍵をして出発した。


両親は、父は朝早くから仕事場に行き、夜遅く帰ってくる。母も同じで、朝はいない。

なので朝は、美久に色々とやってもらう。

美久はなんでもできる自慢の妹である。

「美久には大変な思いをさせてるな〜」

と、また独り言を呟き、自転車で学校へ向かっていると、

「トラ〜、おはよ!」

「ういーす、光宗みつむねか」

「俺で悪かったな!」

「いやいやお前で悪いとは9割しか思ってねぇーよ」

「そこは、1割にしてくれない?」

と、俺のボケにもいいツッコミで返してくれるのは、光宗真斗だ。俺が中学の時からの親友だ。

高校も同じで、家も近いので、こーして、一緒に学校に行くのである。こいつは、俺と同じくらいの背で、顔もはイケメンで、

今のようにとても話しやすく、モテる。羨ましい。


そんな感じで会話をしてると、学校に着き、

光宗と俺のクラスである1ー1のクラスに行くと。いつも通りの光景があった。光宗は

自分の席に座り、読書を始めた。

光宗は、本が好きで良く本を読んでる。

これは俺しか多分知らないが、光宗はアニメ好きで、学校では読んでないが、よくラノベを読んでいる。俺もアニメが好きで一緒にアニメを見て語ることがある。

そんなイケメンな光宗君は、そーゆーとこでもモテる。羨ましい。

で、俺は1番後ろの窓側の席に着くと、耳にイヤホンをつけ、音楽を聴きながら寝てた。

この行為は、もう習慣になっていて、HRが始まるまで寝ていた。


先生が来てHRが何もなく終わると、

何事もなく、授業を終え、何事もなく帰りのHRを迎える…はずだった。

帰りのHRが始まる前、隣の席の相葉灯華が声をかけて来た。

「鷹虎君、放課後空いてる?」

俺は、心臓が跳ね上がった。

なんで?なに?まだ入学してから一ヶ月ですけど?名前で呼びますか普通。誘ってるんですか?チャンス到来ですか?

などと、俺は高速で思考回路がショートしかけた。


相葉灯華は、妹の美久に似ていて、顔の作りが若干違うのと、美久は髪がショートに対して、相葉の方は、ロングだった。

そのため、お姉さんキャラって感じがすごかった。男子からはやはりモテる。

そんな、モテモテのお姉さんキャラの相葉さんから

話しかけられたので、とても動揺した。

「あ、ああ。空いてるよ」

若干声が裏返った。

「じゃー、掃除終わったら、隣の空き教室に来て」

「いいけど、鍵がかかってるんじゃ?」

「あー、それなら私が開けるから心配しないで」

「わ、わかった」

どーして開けれるのかは聞かなかった。

そして、掃除が終わり、隣の空き教室の前で待っていると

「じゃ、入るわよ」

「お、おう」

正直言って、告白されるのではないか、と

思っている。こんなの誰だって期待するやんけ。

空き教室の中に入ると、なぜかドアの鍵を閉めた。

「な、なんで鍵閉めたの?」

恐る恐る聞くと

「なんとなく」

なんとなくあしらわれてしまった。

「で、どーしたのこんなとこに呼んで」

「あなたに伝えたいことがあるの」

「…」

「実は、入学してからずっと……

あなたの手と耳が好きでした!」

「…は?」

途中まで、俺は覚悟決めてたよ!これは告白だって。で?何、俺のことではなく、

俺の耳と手が好きと。

嬉しいのかな、いや、嬉しいけど、期待して損だよ!

「俺の手と耳が好き?」

「そう、あなたの手と耳が好き」

「は、はぁ…」

「というわけで、舐めていい?いや、ていうかもう抑えられない。ハァハァ…」

なんか、荒い息遣い聞こえてきて、身の危険を感じた。

「いや、舐めるってうわっ!」

すると、急に相葉に押し倒された。


長い文章ですが最後まで見てくれたら嬉しいです。

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