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穏やかな彼  作者: ジャンガリアンハムスターは世界最強種
4/12

結婚を前提にしたお付き合いが始まりました

しまった!怒らせてしまった!!

違うの!!!

「身体の浮気ok」なんて、言うんじゃなかった!

あまりに…あまりなので、思考が上手く行かない。


「お互い、他に言いたいことは後で詰めるとして・・・。いつにしましょうか?」

「えっ!?」

「身内で挨拶を交わしたら、先に籍を入れましょう。」



籍を1年後、式はそれより1~2年先ってところかな。

初対面から4ヵ月目だから、まあ、妥当なところだと思う。



「はい!

 どうか、不束者ですが宜しくお願いします。」




*************************************





結局、私たちは4カ月後の4月に籍を入れることにした。

4月に私の誕生日があるからだ。式は暫く先になるのが確実で、「そんなに待っていられない」と言われ4月に決定。夏に出会ってから、まだ数カ月のスピード婚だ。

式は、私の家はいつでも都合がつくが、藤原さんはそうじゃない。うちのホテルあげてのお祭りになる勢いである。

ご両親にご挨拶にいったり、本当に忙しくも、毎日楽しく過ごしていた。


あまりの電光石火の早技ぶりに、私の両親から「子供ができたのかっっ!!??」と驚かれるかと思っていたが、そんなことは全くなかった。

そういえば、以前『食べ歩き会』が早めに終わり、私を実家に送ってくれた時両親と会ったことがあった。




「藤原 武人と申します。貴美子さんとは会社の同僚でして、今後ともよろしくお願い致します。」


私は、家に男の友達を連れてきたことなぞ無かったんで、同じ空間にいるというだけで恥ずかしくて、何気ない口調で続けた。


「藤原さんは、事業推進課の課長補佐をしている人なんだよ。

 今日は、宇都宮までギョーザを食べにいったの。おみやげも買ってきたからね」


仕事がバリバリできる人なんだよ!美味しいものが大好きな私の友達なんだよ!と社会的地位且つ性格的健康性を私なりにアピールしてみる。


「まあ、わざわざ。貴美子の母です。」

「貴美子の父です。」


両親は、藤原さんの美男子っぷりに驚いているようだった。

後でどれだけ冷やかされるかと思っていたが、母は「いい男じゃない」と一言だったし、父は何も言わなかった。



今思うと、奥手の私が、友達と言えど男の人を連れてきたので気付いたんだろうな。



お付き合いが始まっても、藤原さんは、私に過度な接触をすることも無く、親切だった。

順番を守ってくれ、私のおこちゃまデートを嫌な顔せずに付き合ってくれていることが、とても嬉しかった。

本当に大切してくれているのが分かって、嬉しくって、幸せを噛みしめていた。

ドライブを楽しんだり、映画を観に行ったり、ご飯を一緒に食べたり。

恋人になった今は、私から手をつなぐ位のスキンシップは出来るようになった。





出会いは、7月後半~8月頭

プロポーズが12月頭(現在地)

籍は4月にいれる予定

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