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御徒町樹里の西遊記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
虎だ、お前は虎になるのだ
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第九十九話 虎大王、樹里を誘拐する編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 樹里達の前に虎大王と言う妖怪が現れました。


「このスケベ! さっきの風、あんたでしょ!」


 亜梨沙と蘭が虎大王に言います。


「知らんな」


「何ですって!?」


 蘭が竜巻攻撃をします。


「ムン!」


 しかし虎大王は気合でそれを消しました。


「おらあ!」


 亜梨沙渾身のフライングボディアタックも、


「フン!」


という鼻息で吹き飛ばされてしまいます。


「亜梨沙!」


 蘭が亜梨沙を助けに行こうとすると、


「はあ!」


 虎大王が口から灼熱の炎を吹き出し、蘭を燃やします。


「あつつ!」


 蘭がのた打ち回ります。


「蘭さん!」


 馨が樹里を降ろし、龍に変化して炎を水で消します。


「よくも蘭さんを!」


 馨が大王に向かいますが、


「オン!」


 大王の闘気で馨は吹き飛ばされました。


「ぐえ!」


 しかも馨は亜梨沙の上に落ち、更にそのまま飛ばされてリックも巻き添えです。


「来い!」


 大王は悠々と樹里を捕まえると飛び去りました。

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