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第九十六話 更に真相編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 樹里達は村の裏の顔を知る事となりました。


 村長は項垂れて話し始めます。


「娘が川で溺れて死にました。そばで見ていた子供達は助けようともせずに逃げたんです」


 左京は樹里を見ます。樹里は黙ったままです。


「私は娘の復讐のためにその子供達を殺しました。そして大きな穴を掘って埋め、兎のせいにしました」


「それで村の連中を騙して兎狩りをさせたのか?」


 左京は呆れています。


「子供を埋めた上に兎の死体を捨てて隠すつもりでした。でもお坊様には見えたのですね」


「はい。子供達の泣き叫ぶ声も聞こえました」


 亜梨沙と蘭が震えます。


「貴方は仏門に入り生涯をかけて供養しなさい」


「はい」


 村長は泣き崩れました。


 樹里は子供達と兎達のために読経しました。


 村人達も真相を知り皆が村を出てしまいました。




 樹里達が村の外れまで来るとあの兎がいます。


 兎はペコリと頭を下げ、草むらに消えました。

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