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第八百九十八話 樹里、冥府をゆく編
御徒町樹里は西を目指していましたが、第六天魔王を追って第六天に来ました。
樹里は真っ暗な場所を歩いています。
「樹里」
そこに親友の渚が現れました。
「渚さん、お久しぶりです」
樹里は冥府なのに笑顔全開です。
「貴女はまだこちらに来てはいけないわ」
渚がまともバージョンです。
「そうなんですか」
それでも樹里は笑顔全開です。
「貴女は世界を救う方です」
そこに烏鶏国の元国王が現れました。
「どちら様ですか?」
樹里が尋ねました。元国王は項垂れました。
「貴女は生きなければならないのです」
そこへ更に姑獲鳥だった女性が現れました。
「山田さん、お久しぶりです」
「誰が貧乳だ!」
女性は切れました。
「樹里、戻って。貴女を皆が待っているから」
渚がニコッとして言います。
「そうなんですか」
樹里が笑顔全開になった時、田路治路が現れました。
「では極点を目指しましょう」
「そのタロジロじゃねえ!」
田路治路は切れました。