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第八百九十七話 田路治路の奇跡編
御徒町樹里は西を目指していましたが、第六天魔王を追って第六天に来ました。
樹里が魔王によって殺められてしまいました。
大型きんと雲は深い悲しみに包まれています。
孫左京は涙を流しながら自在天に挑みます。
「兄貴」
九霊元聖も左京にかける言葉がありません。
露津狗も只戦っています。
「おらあ!」
自在天は、左京の如意棒で殴られるたびに弱って行きました。
「やはり効いているのか?」
露津狗が呟きました。
「最後の手段だ」
影が薄くて忘れ去られていた河東真君が言いました。
「田路治路の力を樹里に試してみる」
太上老君が頷き、
「そうじゃな。南極で生き抜いた生命力は使えるかも知れぬ」
「そのタロジロじゃねえよ!」
河東真君は切れました。
人気番組に乗っかって話を盛り上げようとする作者です。
「何でもいいから早くして!」
璃里が怒鳴ったので一同が驚きました。
「田路治路、行け」
河東真君が言うと、田路治路はスウッと樹里の身体に溶け込みました。